カイツブリという鳥がいるのをご存知ですか?

水辺でよく見かける事がある鳥で、一見カモのようにも見えますが、全く違う種類の水鳥です。

見たことあるようなないような・・

そんな印象のカイツブリですが、いったいどのような生態や特徴をしている鳥なのでしょうか。

今回はそんなカイツブリに関して、いろいろと調べてまとめてみました。

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カイツブリの分類は?

生物学上の分類では、カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類されている鳥類の総称ですね。

カイツブリ目とう、大きな括りからもカイツブリになっているあたり、かなり独特な特徴をもった特殊な鳥、といえるのかもしれませんね。

 

カイツブリの種類は?

世界中には10種類(10亜種)ものカイツブリの仲間が生息しています。

そのうち日本国内で見ることが出来る種類のカイツブリは2種類です。

一つ目が亜種カイツブリ、もう一種類が亜種ダイトウカイツブリです。

 

カイツブリの分布と生息地?

世界中のかなり広い範囲に渡って分布、生息している鳥で、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア、日本、パプアニューギニア、フィリピン、マダガスカルなど広範囲に渡って分布しています。

日本でも北海道から九州まで至る所で普通に見ることができる鳥なのです。

基本的に渡り鳥ではなく、留鳥ですので大移動はしないのですが、稀に寒い地域のカイツブリに関しては南の暖かい地域に渡ることも知られています。

ですので北海道や本州の北部の方では冬には見られませんので、夏鳥になってしまいます。

生息地として好む場所は、湖や池、沼、湿原、川などですが、流れが緩やかな場所を好んで生息しています。

ちなみに、琵琶湖に生息しているカイツブリは滋賀県の県鳥に指定されており、日本国内でも特に有名なのだとか。

 

大きさ

全長は25cm~30cm、体重130g~230gほどであり、カモなんかに非常よく似ている姿をしているのが特徴的です。

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カイツブリという名の由来

カイツブリっていったいどんな意味で名付けられたのでしょうか。

諸説あるらしいのですが、奈良時代には「にほどり」や「みほとり」と呼ばれていました。

漢字で書くと「鳰」となるのですが、これは「水に入る鳥」を意味する和製漢字なのだそうです。

室町時代以降はカイツブリと呼ばれるようになったらしく、その由来の一例は、水を掻いて潜ると言う意味、そして潜る時の水音を表現したのが「ツブリ」という説があります。

他にもいろんな説がありますが、おおよそこの説が有力視されているようですね。

 

カイツブリの食性

主に動物食であり、貝類や甲殻類、魚や昆虫類を捕らえて食べています。

しかし稀に木の実なども食べるようですので、100%動物食であるとは言い切れないようです。

 

単独生活が基本

カイツブリは基本的に単独生活をしますが、冬になると数十羽が集まって群れを形成することもあります。

 

潜水が得意

カイツブリは泳ぐのがとても上手。

そして水に潜るのも大得意という水鳥中の水鳥という存在です。

足には船のスクリューのような働きを持つ水かきが付いていて、自由自在に泳ぎ回ることができます。

1回に約15秒くらい潜水することができ、およそ秒速2mで泳ぐことができるとされています。

ただし、その反面陸を歩くのと飛ぶのはとても苦手。

稀に陸を歩く姿を目撃されることもありますが、ヨタヨタ歩きで今にも倒れそうな歩き方だと言われています。

それもそのはず、後足はかなり後ろの方のバランスが悪い位置についており、泳ぐ事に特化した体のつくりになっているからです。

しかし潜水がいくら得意とはいえ、潜るのはわずか2m程度であり、あまり深く潜ることはないのです。

 

繁殖期

繁殖期にはつがいになりますが、一夫一妻なのも特徴的です。

また縄張り意識もとても強い鳥であり、他のカイツブリが縄張りに侵入してくると、水面を走って突進し、追い払います。

この時はメスも縄張り争いに参加し、一緒になって相手を追い払うのだとか。

産卵は日本では主に4月~7月の間に行われ、水中の水草の上などに巣作りをします。

巣材には水生植物の葉や茎などが使われ、直径50cmほどの巣を作ります。

一度に4~6個の卵を産み、オスとメスが協力して20日間卵を温め続けます。

ヒナは割と早い段階で一人で泳ぐようにもなりますが、親の背中の上にちょこんと乗って休むことも多く、その姿は特に可愛らしいものがあります。

また、巣立ちも早く、生後2ヶ月を経過すると親鳥はヒナを追い回して独立させます。

生後一年を経過すれば、パートナーを見つけてつがいになり、産卵するようになります。

 

人馴れしやすい?

都心部で見られるカイツブリは比較的人に馴れているという情報があり、観察もしやすいという評判です。

カイツブリの可愛らしい子育て風景をゆっくり観察するには良いかもしれませんね。

 

 

まとめ

カイツブリは比較的どこででも見られるポピュラーな水取りで。流れの緩やかな川や池、湖など淡水や海水を問わずあちこちで見ることができます。

潜水が得意な体をしていますので、泳ぐのは得意ですが、歩くのと飛ぶのはとても苦手という鳥らしからぬ特徴を持っています。

かわいい鳥ですが、縄張り意識はとても強く、相手を追い払う際には水面を走って突進して追い払います。

都心部でも比較的人馴れしたカイツブリを見ることができますので、気になった人は探して観察してみてはいかがでしょうか。

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