タツノオトシゴ

タツノオトシゴってかわいくて、どこかカッコいいですよね。主に水族館などで見かけることがあるかと思います。そんなタツノオトシゴですが、しっかり飼育することができるんですよ。飼育することは可能なのですが、抑えておくべきポイントや注意点もたくさんあるのです。そこで今回はタツノオトシゴの飼育方法に焦点を当て、基本的な飼育方法から気を付けるべきポイントまでを調べてまとめてみました。

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養殖のタツノオトシゴと野生のタツノオトシゴ

タツノオトシゴをペットとして飼育する際に、まず注意するべきポイントがあります。それは「養殖されたタツノオトシゴと野生のタツノオトシゴでは飼いやすさが全然違う」という事です。

タツノオトシゴは案外簡単に見つけることができ、捕獲することもできますが、野生のタツノオトシゴはとても神経質なところがあります。捕まえて水槽に移すこと自体、タツノオトシゴにとってとてもストレスになってしまうと言われています。

ストレスを受けたタツノオトシゴは病気にかかりやすかったり、餌を食べなかったりと長生きすることができないなどの問題を抱えていることが少なくありません。できれば野生のタツノオトシゴを捕獲して飼育するのではなく、ペット用に養殖されたタツノオトシゴを購入して飼育する方法をおすすめします

 

タツノオトシゴを飼育する環境

海水か淡水か

タツノオトシゴは海水魚ですので、海水を用意しましょう。海の水をそのまま用意しても良いですし、ペットショップなので販売されている人工海水を使用しても構いません。一般的な海の海水濃度は3.2%くらいですので、これを目安にすると良いでしょう。なお海水中の塩分濃度は比重計というもので測定することができます。非常に重要になってくるアイテムになりますので、必ず用意するようにしましょう。ペットショップやホームセンターで販売されています。

水槽の大きさ

用意するべき水槽の大きさですが、最低でも30㎝ある水槽を用意しましょう。できれば60㎝くらいの水槽があれば伸び伸びと飼育できます。

タツノオトシゴの適正水温は?

タツノオトシゴの適正水温は、タツノオトシゴの種類によって若干の違いがあるようですね。ジャポニーズポニーと呼ばれる種類のものは20℃~30℃、タスマニアンポニーと呼ばれる種類にのものは15℃~24℃での飼育が適しているといった具合ですね。

あなたが飼育するタツノオトシゴがどの種類に属するのか、また飼育適正水温は何度なのかを調べて、種類に合わせて調整してあげると良いですね。しかし良くわからない・・といった場合もあることでしょう。そういった場合や種類の違うタツノオトシゴを一緒に飼育する場合などは、22℃~23℃に合わせておけば問題なく飼育できるかと思います。

ただ、一般的に水槽の温度管理は低温調整ほど難しいです。暖かくするのであればヒーターで解決できますが、温度を低く保つ為にはクーラーを使います。しかし水槽用のクーラーは大変高価で、水温を下げると言ってもごくわずかな効果しかないのが現状です。最も効果的なのは部屋ごとエアコンで温度コントロールする方法ですが、あまり実用的ではありません。高温度帯を適温とする種類のタツノオトシゴの方が飼育は楽かもしれませんね。

水流は強めでも大丈夫?

タツノオトシゴは強い水流には弱いです。泳ぐというよりは浮遊しているような状態ですので、流されてしまいます。水流は全くないくらいの環境の方が向いていると思います。

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他の魚と一緒に混泳できる?

タツノオトシゴはとっても温厚な性格をしています。ですので他の魚に攻撃をしたり、逆に攻撃されるといった心配は全くといって良いほどありませんので、混泳は可能だと考えます。しかしタツノオトシゴの口にすっぽり入ってしまうほどの小さい魚の場合は注意が必要です。もしかすると餌として認識されてしまい、タツノオトシゴに食べられてしまう恐れがありますので、あまりにも小さすぎる魚との混泳は避けた方が良いかもしれませんね。

また、タツノオトシゴはとても動きがのんびりしていて遅い生き物です。他の魚と比べるととても動きが遅いので、餌を与えても他の魚に先を越されてしまい、食べられないと言った問題も懸念されることがあります。こういった場合は少し多めに餌を与えることで、餌の残飯を食べることができますので、少し多めに餌を入れてあげましょう。

またイソギンチャクやサンゴとは一緒に入れない方が良いようです。その他にも比較的大きなエビやカニと一緒にするのも良くないです。これらと一緒にした場合、捕食されてしまうこともあるようです。

 

タツノオトシゴの餌は?

タツノオトシゴは生きている小さな小魚やエビを好んで捕食します。しかし飼育下においてはこういった生き餌を常に準備することは難しく、実用的ではありません。飼育下では、生きたアミエビやそれを冷凍した冷凍ホワイトシュリンプといった餌を食べさせると良いです。なお、野生のタツノオトシゴは冷凍のホワイトシュリンプなどの餌は食べてくれないという問題もあります。養殖されたペット用のタツノオトシゴであれば、こういった生き餌以外の餌でも食べてくれるように餌付けされているという点でも、養殖のタツノオトシゴを飼育する方が簡単な理由でもあるのです。

アミエビのメリットは何といっても生きた餌である点ですので、確かに食いつきは良いです。しかし生き餌ですのでストックしておくことが難しく、値段が結構高価です。冷凍餌で餌付けされている養殖個体であれば冷凍ホワイトシュリンプでも十分飼育可能ですので、こちらをおすすめします。

 

 

給餌の回数は?

タツノオトシゴの給餌は、一般的な魚の給餌とはちょっと異なります。タツノオトシゴは食べる早さがかなりゆっくりしている特徴があります。じわじわと食事をし、ちびちびと少量ずつ何回にも分けて食事をします。結構見ていてイライラするかもしれませんね。

目安は一日三回くらいの頻度で少しずつ与えると良いようです。しかし注意すべき点もあります。タツノオトシゴの給餌は必ず食べきれる量だけ餌を与えるようにしてください。食べる量が少ないので、食べ残す量もとても多くなりがちです。残った餌は水槽内で腐ったりして水を汚してしまいます。食事のたびに水替えが大変ですので、毎回食べ残しが残らないように与えるのがベストです。

タツノオトシゴのき給餌の一つの方法として、食事の時だけ別の容器にタツノオトシゴを移し、給餌が済めばまた水槽に戻す、という方法で飼育している人もいるようです。面倒かもしれませんが、時間に余裕がある人はこういった方法で給餌するのも良いかもしれませんね。

タツノオトシゴの繁殖

タツノオトシゴの繁殖は、ちょっと珍しいと言われています。繁殖や産卵については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

まとめ

タツノオトシゴは野生のものを飼育するよりも、ペット用にブリードされた養殖個体を購入して飼育する方が簡単です。水温は種類によって適正温度帯が異なりますが、22℃~23℃くらいに保っておけばどの種類のタツノオトシゴでも飼育できると考えて良いです。

餌はちょっとずつ数回にわけてちびちびと食べます。注意すべき点は食べ残しを出さない事です。食べ残した餌は水槽を汚して衛生的に良くありませんので、食べきれる量を見極めて少しずつ与えましょう。

餌は生き餌であるアミエビが最も食いつきも良いですが、高価であったりストックが難しいなど問題点も多いです。冷凍餌の冷凍ホワイトシュリンプであればストックもでき、養殖個体であれば問題なく食べてくれるのでおすすめです。

ポイントさえ抑えておけば簡単に飼育することができるタツノオトシゴ。お部屋の水槽インテリアにもとてもおすすめのペットですので、一度飼育してみてはいかがでしょうか。

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