ウミウシという動物をご存知でしょうか。

海の牛?

なんて想像してしまう人もいるんでしょうか。

ウミウシは世界中でたくさん生息しており、意外とどこででも見かけることができる動物です。

そんなウミウシですが、いったいどんな生態をもった生き物なのでしょうか。

また、ペットとして飼育することはできるのでしょうか。

今回はウミウシについて詳しく調べてまとめてみました。

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ウミウシってどんな生き物?

ウミウシは漢字で表記すると、「海牛」と表記されます。

そのまんまですよね(笑)

しかしこの「海牛」という漢字ですが、一般的にはウミウシとは呼ばずに、「カイギュウ」と読まれることが多いのです。

そしてその意味は、「マナティ」や「ジュゴン」といった動物の事を指す言葉なのです。

もちろんウミウシはそのような動物とは全く関係がありませんよ。

 

ウミウシという名前の由来は、数多くいるウミウシの中には、牛のような2本のツノのような突起があるという事から名付けられたということです。

ウミウシは平べったい体をしている、いわば「軟体動物」なのですが、何の仲間なのかが気になりませんか?

実はウミウシは「巻貝」の仲間に分類されているのです。

巻貝と言っても、貝の象徴でもある「貝殻」がありません。

分類のうえでは、後鰓類(こうさいるい)という仲間に分類されていて、後鰓類とは貝殻が縮小し、退化して無くなってしまった生き物の総称を指します。

 

同じ貝殻が退化した貝の仲間で有名なものには、「クリオネ(ハダカカメガイ)」やナメクジなどが存在しています。

しかしこれらが全く近しい仲間である、とは生物学の上では言えないという事です。

なお、クリオネやナメクジに関しては以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

ウミウシの種類はどれくらいいる?

ウミウシの特徴として、種類がすごくたくさん存在しているということです。

なんと世界中には3000種類のウミウシが生息しており、日本近海だけでも500種類のウミウシを見ることができるのだそうですよ。

それだけの種類がいるだけあって、ウミウシの容姿も実に多種多様です。

単調な色のものもいれば、派手な色合いのものもいます。

また大きさも様々で、小さいものではわずか数ミリしかありませんが、大きなものでは30㎝近くの大きさに達するものまでいるのです。

 

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ウミウシには毒がある?

ウミウシには毒があるのでしょうか。

答えは「毒をもっている種類のものもいる」ということです。

一般的によく言われている事は、「色が派手で奇麗なウミウシほど毒がある」ということですね。

カエルなどもそうであるように、すべてがそうであるとは限らないのですが、保護色というものがあり、派手な色によって敵を威嚇するという役割があるのだとか。

 

 

餌は?

ウミウシはどんなものを食べているのでしょうか。

ウミウシはその数が多い事もあり、肉食性であったり草食性であったり、その食性に関しても様々です。

多くは「海綿(カイメン)」を食べることが多いようですが、海綿にもたくさんの種類があり、ウミウシの種類によっても餌にしている海綿の種類が異なるのだとか。

また他のウミウシを捕食している種類もいますし、いそぎんやコケムシ、藻類などを食べている種類もいたりで実に様々なのです。

 

 

ウミウシの変わった特徴

ウミウシには面白い特徴があります。

それは食べたものによって、その成分を体に取り入れることができる、という事です。

つまり、毒性のある海綿を食べるウミウシであれば、その海綿を食べ続けていると、その海綿が持つ毒を体に取り込んで、自分の毒として使用することができるということですね。

他にも、藻類を食べることによって体に葉緑体を取り込み、自分の体内でなんと光合成をまでできてしまうようになるのです。

光合成を行う事によって、たとえ餌を食べることができなくても、自分の体内でエネルギーを作ることが出来るので、生きながらえることができる、というわけですね。

 

 

ウミウシは食べる事ができる!?

ウミウシは一応食べることもできるようです。

実は、昭和天皇も研究のためにウミウシを食べたことがあるそうです。

その時の感想としては、「コリコリしていて噛み切れない」、「味はしない」などあまり美味しいとは言えないようですね。

まぁ、あれを食べたいかと言われると食べたいとは言えないですよねぇ・・(笑)

 

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ウミウシは飼育できる?

ウミウシは飼育することはできるのでしょうか。

ウミウシ自体は浅瀬を探せば普通に見つかりますので、採集することは可能です。

また飼育することと可能です、

色が奇麗なウミウシをアクアリウムとして水槽で飼うと、インテリアとしてもとても映えて美しいですよ。

ただし、ウミウシの飼育は簡単ではないです。

難しいのはズバリ餌ですね。

先述の通り、ウミウシの餌は海綿であったり、藻類であったり様々ですし、その餌をその都度定期的に入手しなくてはいけません。

しかもペットショップなどで取り扱っている事もほとんど無いので、入手することが難しいです。

餌の問題さえなんとかなれば、問題なく飼育することはできるでしょう。

また、ウミウシは海の生き物ですので、海水が必要になります。

海水を用意する必要がありますが、難しい場合は人工海水を用意しましょう。

人工海水であれば「人工海水の素」等が販売されていますので、そちらを利用すると簡単に入手可能です。

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また、レイアウトや隠れ家になるように「ライブロック」や石などを一緒に入れてあげると良いでしょう。

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水槽の大きさは小さめでも問題ありませんが、成長すると30㎝にもなるウミウシもいますので、60㎝水槽があると余裕があるでしょう。

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飼育適温

ウミウシの飼育適正水温は、およそ25℃~28℃くらいとされています。

冬場にはヒーターで保温する必要がありますね。

また30℃以上の高温にも耐えらえないので、夏には水温を下げる工夫が必要になります。

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ウミウシの繁殖方法

ウミウシにはオスとメスの区別がありません。

雌雄同体というやつですね。

ですが、単独で繁殖するというわけではない、というところがポイントです。

同じ種類のウミウシを2匹一緒にしておくと、繁殖することができるのです。

給餌できており、飼育さえちゃんとできていれば簡単に繁殖させることができるみたいですよ。

 

 

まとめ

ウミウシは軟体動物の、貝殻が退化した「巻貝」の仲間です。

種類は3000種類も存在し、色や大きさもバリエーション豊かです。

中には毒があるものもいますので、扱う際には注意しましょう。

飼育することも可能で、水槽と海水を用意すると飼育できます。

ただし餌の敷居が高く、多くのウミウシが海綿を食べていますが、それでも給餌が容易であるとは言えません。

どちらかというと、上級者向けの生き物だと言えるでしょう。

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