シマリスとハムスター、どちらも近年ではペットとしても人気の高い小動物です。
犬や猫もいいけれど、小動物を飼いたい!という人も結構多いはず。
そんな人たちにおススメな小動物としても、これらはおススメです。
では、実際にシマリスとハムスターを飼う場合に、飼育方法にどのような違いがあるのでしょうか。
今回はシマリスとハムスターの飼育方法の違いや注意点の違いについても、詳しくご紹介していこうと思います。
寿命の違い
まずはどれくらい生きるのか、という事ですね。
シマリスの寿命は自然界での寿命は5年程度、飼育下での寿命は5年~10年くらいと言われています。
一方ハムスターの寿命は2年~3年くらいとシマリスに比べると短い寿命です。
値段の違い
シマリスの値段は、9,000円~12,000円程度である事が多いです。
ハムスターは種類にもよりますが、500円~3,000円くらいで購入できますので江、シマリスよりは遥かにお手頃価格だと言えるでしょう。
昼行性と夜行性
昼行性とは、日中活動して夜に就寝する生活をする習性を言います。
夜行性とは、日中は休んでいて、夕方から深夜明け方にかけて活動をする習性を言います。
シマリスは昼行性であるのに対して、ハムスターは夜行性です。
シマリスは早朝から活動を開始し、夕方には眠りにつきますが、ハムスターは夜が更けてから翌朝まで活動をすることが多いです。
日中に家にいない事が多い人の場合、活動しているシマリスをあまり見ることができないということになりますね。
またハムスターは小さいですが、回し車を回したり結構活発な動きをします。
夜にうるさい場合も考えられますので、この点は注意しましょう。
繁殖シーズン
シマリスは一年に一度、春に繁殖シーズンを迎えます。
また一度の出産で、5匹~6匹程度の仔リスが産まれます。
ハムスターは年中繁殖することが可能で、繁殖力が強く、オスとメスを一緒にしておくと簡単に繁殖してしまいますので注意が必要になります。
一度に産まれるハムスターは3匹~6匹くらいとシマリスとあまり変わらない印象です。
繁殖の容易さでは、確実にハムスターの方が簡単です。
飼育環境
ハムスターの飼育環境は、水槽など床面積が広いものが望ましいです。
出来れば幅60センチ、最低でも45センチくらいのケースがあった方が良いです。
シマリスの飼育環境は、床面積よりも高さがあるケージが望ましいです。
高さは100センチくらいあれば良いですが、市販のケージでもそれくらいの高さがあるケージは少ないです。
自作するという手もありますが、なかなか手間がかかります。
餌
餌はほぼ同じようなものを食べますので、大差ないと考えても良いです。
ただ、飼育下における餌はシマリス、ハムスターそれぞれの専用の餌が販売されています。
それを与えると良いので、給餌の難しさに違いはありません。
またシマリスの餌に関しては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
懐くかどうか
シマリスもハムスターも、犬や猫のように懐くのかと言われれば、そのような事はありません。
ただ、手に乗ってじゃれるくらいにはなります。
とはいっても、シマリスはペットとしてはまだ歴史が浅く、野性味を強く残した生き物です。
懐くかと言われれば、難しいかもしれません。
懐く個体もいるけれど、全く懐かないものもいるので飼ってみなければわかりません。
また、ハムスターも同じく懐くかどうかはその個体によって異なりますが、一般的なハムスターで有名なジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターは、餌をやったりしているうちに十分懐いてくれるようになるでしょう。
またハムスターの種類によっても異なります。
中でもロボロフスキーハムスターは、その小ささと見た目の可愛らしさから人気が高いです。
しかし、懐きにくいことでも有名で、どちらかというと観賞用と言えるかもしれませんね。
懐いてくれるのを期待するのであれば、ロボロフスキーハムスターは避ける方が良さそうですね。
トイレのしつけは可能?
シマリスの場合、トイレのしつけは「不可能」です。
シマリスはあるきまった場所をトイレに決めて、そこで用を足します。
しかしどこをトイレにするのかは、飼い主の意図するところと異なる事も多いものです。
ハムスターの場合は、種類でトイレを覚えるかの違いがあります。
ゴールデンハムスターは簡単にトイレを覚えてくれます。
しかしジャンガリアンハムスターなど小型のハムスターは、シマリス同様トイレにする場所がどこになるのかは分からないですね。
まとめ
シマリスは昼行性ですが、ハムスターは夜行性。
懐きやすさに関しては、シマリスはその個体によって懐くかどうかは異なります。
ハムスターの場合は、その種類によって懐きやすさが異なる傾向にあります。
トイレのしつけに関しては、シマリスは不可能ですが、ハムスターは種類によっては可能でしょう。
また生体の購入費用に関してはシマリスの方が高いと言えますね。
飼育環境に関しては、シマリスは高さのあるケージが必要。
ハムスターは床面積が広いケージが必要になります。
どちらが飼いやすいのかは、飼う人次第だと思いますので、飼いやすいと思う方を選んで飼育すると良いでしょう。
ちなみに、シマリスとモモンガの違いについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。