あなたはクリオネという生き物をご存知ですか?

クリオネはとてもかわいらしい姿をしている生き物なのですが、捕食をするシーンがすごく恐ろしい姿に変わるという事でも知られています。

そこで今回はそんなクリオネに焦点を当て、クリオネがどんな生き物なのかをご紹介しつつ、捕食シーンがどんな風なのかも併せてお届けしようと思います。

クリオネはペットとしても飼育することができます。クリオネを飼育する方法や飼育のポイントについては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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クリオネってどんな生き物?

近年ではクリオネはすっかり有名になってきましたが、いったいどんな特徴をもっている生き物なのでしょうか。

クリオネは「流氷の天使」、「氷の妖精」などとも呼ばれていて、まさに天使や妖精のような神秘的な見た目が特徴的ですね。

体長は1㎝~3㎝ほどの小さい体で、左右にある羽のように見える翼足を羽ばたかせるように動かして泳ぎます。

貝殻を持たない種類の貝ですので、襲われるとひとたまりもありませんね。ですので体は半透明になっており、天敵から見つかりにくいような体になっているのです。

ちなみにアラスカにいるクリオネは大きく、7㎝~10㎝もあるようです。

 

クリオネの名前の由来

クリオネの学名は「クリオネ・リマキナ」と言います。

実はこの意味は「ナメクジのような海の女神」というとんでもない意味だったのです。

クリオネって幅広く見ればナメクジの仲間なのだそうです。

とはいえ、実際にはクリオネは巻貝の仲間になります。

生まれたころはしっかり殻をもっているのですが、成長するにしたがって殻を捨て、貝だけになります。

このことから、日本では「ハダカカメガイ(=裸亀貝)」と呼ばれているのです。

 

クリオネの生息地

クリオネの生息地はというと、北極や南極周辺の寒流域に広く分布しています。比較的寒い海に棲息しているようで、日本では北海道のオホーツク海沿岸の海岸などでも一年中見ることができます。

 

クリオネの繁殖

クリオネは雌雄同体の生き物です。しかし繁殖はしっかり2匹のクリオネが出会って行います。

2匹のクリオネが出会うとお腹をくっつけて、一方がオスに、もう一方がメスになり、交尾を行う事が出来るのです。

メスになった方の体の中に卵を作るわけですね。

 

クリオネの産卵

交尾後わずか数時間で、メスになった方のクリオネがゼリー状の卵の塊を放出します。

むちゃくちゃ速いですね。一度に放出される卵の数はおよそ100~1000個と言われていて、わずか3~4日程度で孵化します。

孵化したクリオネの幼生はプランクトンなどを食べて成長し、およそ一年で大人になります。寿命は2~3年くらいと言われていますが、実際のところまだよく分かっていない部分でもあるのです。

 

クリオネの食事

クリオネは一生のうちで、一度しか餌を食べないなどと言われていることがあります。

本当なのでしょうか?実はクリオネは一年くらいは絶食していても平気な体をしており、実際に捕食をする機会もそう多くはないようです。

クリオネはそのかわいらしい姿とは裏腹に肉食性の生き物で、主に餌として食べるのはミジンウキマイマイと呼ばれる巻貝の一種で、基本的にこのミジンウキマイマイしか食べないとも言われています。

飼育環境下では他の餌も食べるとも噂されていますが、詳しい事は一切不明でミジンウキマイマイのみ食べるというのが現在の有力情報になっています。

しかし一年中絶食しているわけではなく、実は海水中のプランクトンを摂取しながら生き延びているというのが正しい見解です。

あからさまに餌を捕食するのはミジンウキマイマイのみ、というわけですね。

飼育下におけるクリオネにミジンウキマイマイを与えるのは非常に困難で、ミジンウキマイマイ自体入手することが実質不可能なのです。

なので飼育下におけるクリオネは常に飢餓状態にあると言っていいでしょう。ちょっと可哀そうですね。

 

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クリオネの捕食シーンがすごい!?

普段の見た目は天使や妖精のようなかわいらしい姿のクリオネですが、ミジンウキマイマイを捕食する時に限って恐ろしい悪魔のような姿に変貌するという事が話題になっています。

クリオネが捕食する際には、「バッカルコーン」と呼ばれる6本の触手を出して、ミジンウキマイマイを捕まえます。

そしてバッカルコーンでミジンウキマイマイをらしっかり固定し、養分をゆっくりと吸収します。

このバッカルコーンを出している時のクリオネの姿がとても怖く、まるでエイリアンや悪魔のようだとも囁かれているのです。

 

クリオネの捕食シーン

 

 

まとめ

クリオネは寒い地域の海に生息する貝殻を持たない巻貝に一種で、日本で見られるクリオネは「ハダカカメガイ」と呼ばれています。

日本では北海道のオホーツク海沿岸の海岸を探せば一年中見ることができる、それほど珍しくもない生き物なのです。

クリオネは見た目とは裏腹に肉食性という特徴があります。食べるのはミジンウキマイマイと呼ばれる巻貝で、バッカルコーンと呼ばれる6本の触手を出して獲物を捕食します。

クリオネが捕食をするシーンはとても貴重で、クリオネ自身それほど餌を食べる機会が多くありません。

半年~1年に一回くらい餌を食べられれば良い方だとされ、餌が食べられない時でも約一年間は絶食状態でも耐えられる体を持っています。

しかし何も手べていないわけではなく、海水中のプランクトンを摂取して生き延びているようなのです。

クリオネは徐々に生態が明らかになってきてはいますが、まだまだ謎を多く残した生き物でもあります。

クリオネは飼育可能ではありますが、餌を与えるのも困難で飼育下では一年くらいしか生きられません。

しかし今後さらに詳しいことが分かれば、もっと長くクリオネを飼育することができる日が来るもかもしれませんね。

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