フレミッシュジャイアントというウサギがいるのをご存知ですか。
一口にウサギといってもたくさんの種類がいるのですが、フレミッシュジャイアントはその中でも最大級の体の大きさを誇る巨大ウサギなのです。
今回はそんなフレミッシュジャイアントについて、その特徴や性格などを詳しく調べてまとめてみました。
目次
フレミッシュジャイアントの特徴
フレミッシュジャイアントとは「フランスの巨人」という意味で、なんといってもその体の大きさがインパクト絶大のウサギです。
普通ウサギといえば、軽~く抱っこできるくらいの大きさを思い浮かべる事でしょう。
しかしフレミッシュジャイアントはなんと1m近くにも成長し、その大きさはなんと10㎏にもなり、最大のものでは20㎏にも達する個体もいるのだとか。
単純に考えても一般的なウサギの5倍の大きさという事になりますよね。
ここまでくれば、もはや小動物ではなく、中型犬サイズといっても過言ではないのではないでしょうか。
どうしてこんなにも大きくなるのかと言えば、フレミッシュジャイアントはもともと、食用ウサギとして改良を重ねられてきたウサギなのです。
食べられる可食部分をできるだけ増やすために、大きくなるように品種改良が進められました。
いまやペットとしても飼う事ができるウサギですが、ルーツをたどれば全く違った目的から産出されていたのです。
フレミッシュジャイアントの寿命
巨大ウサギなだけあって、寿命はウサギにしては比較的長いようですね。
ウサギが10年生きようとすれば結構難しいのですが、フレミッシュジャイアントの場合は7年~8年くらいは平均して生きると言われています。
中には10年生きる個体も結構たくさんいるようですね。
もちろんストレスや食生活によって寿命は大きく変わってきますから、飼育する場合は餌やストレスになりにくい飼育環境で飼ってあげたいですね。
フレミッシュジャイアントの性格
ウサギ全般に言える事なのですが、フレミッシュジャイアントも一般的なウサギと同様に温厚なおとなしい性格をしているものが多いと言われています。
もちろん性格に関しては、その個体によってそれぞれ異なるという特徴がありますので、一概には言えないところがあります。
フレミッシュジャイアントが大人になるには、生後8か月くらいかかるとされていて、この頃までの子ウサギの性格はやんちゃな事が多いそうです。
大人になるにつれて性格も次第におとなしく、温厚になっていくものが多いと言われています。
こういった点はウサギも人間もあまり変わらないな、とも思いますよね。
そもそも10㎏を超える体でピョンピョン跳ね回られたら、部屋の中は大変なことになりますよね。
そのあたりは大人しい性格で嬉しいところだと思います。
フレミッシュジャイアントの飼育方法は?
世界最大のフレミッシュジャイアントを飼う場合はどうすれば良いのでしょうか。
さすがにミニウサギと同じ環境で飼育する、というわけにはいかずにそれだけ広い飼育スペースが必要になりますし、ケージも大きいものが必要でしょう。
ウサギの飼育に必須となるケージは、ウサギ用のものでは小さすぎて役にたちません。
ケージは犬用の大きなものを利用する方が望ましいと言えますね。
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犬用のケージやサークルは様々なサイズのものがありますので、気に入ったものを探してみましょう。
餌に関しても普通のウサギとは全く比べ物にならないくらいの量を食べます。
量が多いということだけで、食べる餌自体は一般的なウサギと同じです。
基本的にウサギ用のペレットや牧草を食べますので、ペットショップなどで売っているものを使用すれば問題ありません。
たまに果物や野菜なども与えると栄養バランスがよく、おススメです。
果物や野菜はリンゴやニンジンなどを与えておけば問題ありません。
餌代の目安ですが、一般的なサイズのウサギの餌代は月に2,000円くらいもあれば十分ですが、フレミッシュジャイアントの場合は5,000円以上掛かってくる事もあると思っておいた方が良いでしょう。
フレミッシュジャイアントの飼育上の注意点
ウサギには足の裏に肉球がなく、足にかかる負担は犬や猫に比べて大きくなってしまうという弱点があります。
小さいサイズのウサギならまだしも、大きなフレミッシュジャイアントの場合はこの足裏にかかる負担はそれだけ大きくなってしまいます。
その為にケガや病気になってしまうリスクも高いと言われています。
注意すべき点は床材にあります。
どれだけ柔らかい床材を使用するかによって、足裏への負担が大きく変わってきますので、床材はなるべく柔らかいものを使用するようにしましょう。
木製すのこなどは特にウサギの床材としてはおススメだと言われています。
まとめ
フレミッシュジャイアントは世界最大のウサギで、大きいものでは20㎏くらいの大きさになるものもいます。
食べる量や飼育スペースも、普通のウサギよりもずっと多く、広いスペースが必要になります。
餌代だけでも月に数千円くらいになってしまう事も覚悟しておきましょう。
ケージは犬用の大きなものが基本になりますので、数多くあるウサギ用飼育グッズは役に立たないと思っておくべきです。
また体が大きいので、ウサギ特有の足裏への負担がさらに大きく、ケガもしやすい特徴があります。
床材には特に気を配って、柔らかい木製のすのこなどを用意してあげましょう。
ウサギを飼っているというより、もはや犬を飼っているのかと錯覚してしまうくらいのフレミッシュジャイアント。
一度飼ったらやめられないとも言われています。
ウサギ好きなら一度飼育してみてはいかがでしょうか。
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