ハリネズミ

ハリネズミをペットとして飼っている方が増えていますね。

たびたびテレビなどのメディアでも取り上げられ、ハリネズミ人気はとどまるところを知りません。

ネット上でも可愛いハリネズミの動画やブログが増え、見ているうちにハリネズミを飼ってみたくなったという方もいるかと思います。

今回はそんなハリネズミの繁殖について、また繁殖した際のハリネズミの赤ちゃんの育て方や注意点などを調べてまとめてみました。

ハリネズミの飼い方や値段などの情報は別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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ハリネズミの繁殖は難しい!?

ハリネズミはペットショップで普通に販売されていますが、その多くが最も飼育しやすく、人馴れしやすいヤング個体である場合がほとんどです。

すでにある程度育っていますので、体も丈夫で簡単に飼育することができるサイズで販売されているわけですね。

普通であれば、ハリネズミの赤ちゃんを育てる状況に出くわすことはそうない事かと思います。

しかしショップではなくブリーダーから赤ちゃんを購入したり、飼っていたハリネズミが自家繁殖してしまった!といった場合には赤ちゃんを飼育する必要が出てきます。

この場合ハリネズミの繁殖の詳細や注意点、また赤ちゃんの育て方を知っておかないと、後で後悔したりとんでもないことにもなり兼ねません。

なぜならハリネズミの繁殖は他の小動物とは違い、かなり難しいと言われているからです。

後で最悪の事態を招かないためにも、しっかりハリネズミの繁殖に関して情報を得た上で赤ちゃんを飼育するようにしましょう。

 

ハリネズミの繁殖の時期

ハリネズミは年中繁殖可能なのですが、出産後の赤ちゃんは寒さが苦手です。

温度管理の比較的しやすくなる春から夏にかけてが繁殖しやすい時期と言えるかと思います。

 

ハリネズミは多産!

ハリネズミは多産な生き物でもあります。通常3~4匹の赤ちゃんを産むと言われていますが、過去に11匹産まれたという話があります。

まずそれだけの赤ちゃんを受け入れるだけの準備があるかどうかをもう一度よく考えてみましょう。

ハリネズミは基本的に単独行動をする生き物ですので、一匹に対して一つの飼育環境が必要になります。

赤ちゃんが誕生した後のこともしっかりと考え、計画的に繁殖させることが望ましいと言えます。

 

ハリネズミの母親の育児放棄

ハリネズミの繁殖が難しいと言われている最大の理由は、母親の育児放棄にあると言えます。

せっかく赤ちゃんを産んでも、飼育環境が育児に向かないと判断した場合、赤ちゃんを食べてしまうという事例が多数あります。

ハリネズミは母親が育児放棄をしてしまった場合、特に初乳を受けられなかった赤ちゃんは生き残れる可能性は限りなくゼロに近いと言います。

育児放棄されてしまった赤ちゃんを人工保育で育てる方法もありますが、2時間おきの授乳が必要という難しい条件をクリアしなければならず、たとえ命が助かっても丈夫に育つことは少なく短命になってしまうとも言われているのです。

ハリネズミの繁殖を成功させるためには、まずは母親の育児放棄を防ぐ対策が最も重要になるのです。

 

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出産後のハリネズミはとてもデリケート

出産した母親ハリネズミは私たちが思っている以上にとてもデリケートです。

出産後の母親に刺激を与えることは厳禁なのです。特に出産後の2~3週間は母親の気が立っていて難しい期間とされているようです。

ですので、この期間は大きな音やにおいなどにもすごく敏感になっています。

写真を撮ったり、巣箱を覗き込んだりといった行動は母親に刺激を与えてしまいますので控えておきましょう。

出産後1か月くらいはケージの掃除もやめておくのが無難です。

当然糞尿もしますし、ケージ内も汚れてきます。数週間も放置すれば臭いも気になってきて、たまらずに掃除をしてしまう人がいます。しかしここは1か月間は掃除を我慢して赤ちゃんの発育を見守りましょう。

 

出産後のハリネズミの餌

出産、育児中のハリネズミはとても体力を使っていますので、たくさんの栄養を必要としています。

いつもよりたくさんの餌を与えてあげる必要があります。餌は高タンパクなものがベストです。水も新鮮なものをたくさん与えましょう。

動物性タンパクやカルシウムが不足すると、母親は十分な母乳を作ることが出来ずに、赤ちゃんを食べてしまうこともあります。

 

ハリネズミの赤ちゃんが巣箱から出てしまった場合の対処法

誤って赤ちゃんが巣箱から出てしまった!ということもあると思います。

この時に注意しないといけないことは、素手で赤ちゃんに触ったりしないことです。

素手で触って巣箱に戻すと、人間のにおいが付いてしまい、育児放棄してしまう事もあるからです。

この場合はプラスチックや木製のスプーンなどで素早く巣箱に戻してあげましょう。

この時冷たい金属製のスプーンは使わない方が賢明です。温度が低い金属製のものは、赤ちゃんの体温を下げてしまう危険性があり、赤ちゃんのコンディションが悪くなってしまいます。

そのような赤ちゃんの育児をやめてしまう母親もいますので、細心の注意を払って接するようにしましょう。

 

離乳の時期

生後約1か月も経てば離乳期に入ります。

しかしまだ主食は母乳ですので、離乳食も少しずつ与えるように慣らしていきます。

フードはペットミルクでふやかして与え、野菜なども細かく刻んで与えると食べやすくて良いでしょう。

生後2か月にもなれば独り立ちできるようになります。

独り立ちできるとは言っても、まだまだ子供ですので温度変化にも敏感です。

今までは兄弟たちと体を寄せ合って温め合っていましたが、これからは一人になります。

急に体が冷えてしまって体調を崩してしまう恐れもありますので、温度管理には引き続き注意を払いましょう。

 

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ハリネズミを馴らすのにベストな期間

離乳~独り立ちまで育てられた子ハリネズミは、今が一番馴らすのにベストな時期だと言えます。

ハリネズミは聴覚、嗅覚ともにとても優れています。

この頃のハリネズミは色々な音やにおいに興味を示し、人にも興味を示す時期です。

この時に人を怖がらないようにしておくことで、とても馴れたハリネズミに育て上げることができます。

この時の注意点としては、急にスキンシップを取ろうとはせずに、ゆっくりと少しずつ手に乗せたり話しかけたりしながら、人間のにおい、声にも慣れてもらいます。

もし乱暴に扱ってしまった場合、人間を怖いものだと認識してしまい、今後馴らすのにかなりの時間が必要になってしまいます。

ある意味とても大事な時期ですので、慎重に接しましょう。

 

 

 

 

もしもハリネズミが育児放棄してしまったら

母親が育児放棄をしてしまわないように細心の注意を払っていても、育児放棄をしてしまった!という場合もあるかと思います。

しかし諦めないでください。この場合も人工保育で命が助かる可能性が十分ありますので、必要となる保育グッズを買い揃えて、人工保育を頑張ってみましょう。

 

ハリネズミの赤ちゃん保育で用意するべき飼育グッズ

 

ペットミルク

離乳前の赤ちゃんには必須ですので用意しましょう。ゴートミルク(ヤギの乳)が良いと言われています。

牛乳は下痢を引き起こしますので絶対に与えないように!

 

スポイトか注射器

ペットミルクを与える際に使用します。

 

フリース

赤ちゃんを温めるのに便利です。

 

ペットヒーター

出来ればサーモスタットと併用して、温度を一定に保てるようにした方が無難です。温度は32℃くらいが適温とされています。

 

保温しやすいケース

段ボール箱などでもOKです。赤ちゃんを入れられる、小ぶりなケースがあると良いです。冷えやすいガラスなどのケースはやめておきましょう。

 

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ハリネズミの赤ちゃんの育て方

授乳のタイミングと方法

まずは食事ですが、2時間おきにペットミルクを与えなければいけません

これがなかなかハードルが高く難しいと思います。

また既に初乳をもらえている赤ちゃんであれば人工保育しやすく、上手く育つ確率が高くなります。与え方は人肌程度に温めたミルクをスポイトや注射器授乳します。

この時、誤って気管に入らないようにハリネズミの頭を少し高くなるように、手のひらでそっとすくうように持って授乳すると良いでしょう。

 

排泄について

特に生まれた直後の赤ちゃんは自分で排泄できないと言われています。

股間を綿棒などでトントンと軽く叩いて排泄を促しましょう。

排泄は一時間に一回のペースが良いそうですが、授乳のタイミングでついでにトントンとつついてやると良いかと思います。

 

温度は高めに保つ

ハリネズミの赤ちゃんの飼育環境の温度は32℃あたりを保つようにしましょう。

赤ちゃんの体温はすぐに下がっていく傾向にありますから、常に高めの温度が必要です。

また高い飼育温度ですので脱水症状になる危険もあります。適度な湿度を保つ工夫が必要ですね。

赤ちゃんを飼育している部屋の湿度をあげておくなどの対策が良いかと思います。

 

2週間経てばひとまず安心

生後2週間まで育てる事ができればひとまず安心です。この段階まで育てば、何かしらの病気にでもならない限りは順調に育ってくれる可能性が高いです。

 

まとめ

いかがでしょうか。

こうしてみるとハリネズミの繁殖はかなりハードルが高く、難しいとされる理由がよく分かりますね。

繁殖の注意点は、なんといっても母親の育児放棄を阻止することですね。

一旦育児放棄されたハリネズミの赤ちゃんは人の手で育てることが難しいです。

失敗しないためには、母親の育児がとても大事になるわけですね。

ハリネズミの人工保育のポイントはたくさんあり難しいのですが、決して不可能であるというわけではありません。

飼い主の根気次第で、小さな命が助かる可能性があるのです。頑張って育てたハリネズミが無事に大きくなれ、その嬉しさはひとしおですよね。

もしもハリネズミが育児放棄されてしまった場合でも、諦めずに人工保育してみましょう。

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