文鳥と言えば、小鳥の飼育でも最も有名な種類の鳥で、小鳥飼育の入門種としても初心者におススメな鳥ですよね。
種類もいくつか存在し、きれいな色が特徴で、水浴び好きの清潔感がある鳥としても有名です。
今回はそんな文鳥の飼い方や、誰もが憧れる、手乗り文鳥にする方法なども合わせてご紹介していきたいと思います。
目次
文鳥ってどんな鳥?
文鳥の特徴や性格、寿命などに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
文鳥の飼育に必要なもの
文鳥を飼うために必要になるものをリストアップして、順番にご紹介していきます。
ケージ
小鳥飼育用のケージは色々なタイプのものがたくさん販売されていますので、気に入ったものを選んで使用することができます。
たくさんありますので、正直迷う所ではありますが、大きさだけはしっかり考えて選びたいところです。
大きさでおススメなものは、縦横高さがそれぞれ40㎝は最低現確保したいところですね。
ちなみに文鳥は一羽につき、一個のケージが必要になります。
文鳥を複数匹ペアで飼う事ができないわけではありませんが、オスメスの決められたペアでないといけないという特徴がありますので、基本的には一羽ずつの飼育だと思っておきましょう。
ケージの設置場所に関しても注意が必要になります。
直射日光が当たらないような場所で、風通しが良い場所がベストです。
また騒がしい場所などはあまり良くありませんので、できるだけ静かな場所で飼育することが望ましいです。
ストーブやエアコンなどを使用している場合は、それらの近くにケージを置かない事も重要なポイントです。
温度調節が上手くできずに体調を崩してしまう可能性が高まってしまいますので注意しましょう。
エサ入れ
エサ入れに関しては、ケージに最初から付属していることがほとんどです。
それをそのまま使用して問題ないでしょう。
水入れに関しても、最初から付属しているものを使用するとよいでしょう。
水浴び容器
文鳥はきれい好きな鳥で、水浴びをすることできれいな羽毛を維持しています。
水浴び場の設置は文鳥には必要不可欠になりますので、必ず設置しましょう。
水浴び場に関しては市販の便利なものが販売されていますので、それを使用すると良いでしょう。
ちなみにケージの中に設置するタイプのものと、ケージの外に引っかけて設置するタイプのものがあります。
それぞれメリット、デメリットがあります。
ケージの中に設置するタイプのものは、ケージの中が水浸しになってしまう可能性が高くなりますが、洗いやすくてメンテナンスもしやすいのがおススメポイントです。
外に取り付けるタイプのものは、ケージの中は水浸しにならないメリットがありますが、警戒心からなかなか使用してくれない場合も結構あるようですね。
また掃除などのメンテナンス面でも、やや手間が掛かってしまうのがネックのようです。
私個人の意見としては、ケージ内が水浸しにならない外付けタイプのものが良いように思いますので、ぜひ参考にしてください。
とまり木
文鳥は木に止まって休むので、とまり木は必要になります。
いろんなタイプのものが販売されていますが、取り付けやすさなどを考慮して選ぶと良いでしょう。
T字型のものや、ケージの端から端まで渡して取り付けるタイプのものまで様々です。
餌
文鳥の餌は基本的には市販の人工飼料を与えることになります。
最近ではそんな小鳥用フードの中でも、文鳥用に配合された文鳥専用フードも登場しています。
大変便利ですので、ぜひ利用したいところですね。
餌はそれだけではやや物足りないですので、葉物の野菜も毎日少量与えると良いでしょう。
おススメは小松菜、豆苗、ブロッコリースプラウトなどのものが栄養価が高くおススメです。
温度管理に注意する
文鳥はもともとはインドネシアに生息している小鳥ですので、暑さには比較的強いですが、寒さには弱いという特徴があります。
冬場にはペットヒーターで保温してあげる必要があります。
飼育適正温度は25℃前後ですので、ある程度この温度帯をキープできるように飼育環境を整えてあげましょう。
ストレスに注意
文鳥に限ったことではありませんが、小鳥は犬や猫との相性は悪いです。
他にペットがいる場合には同じ環境での飼育はおススメできません。
またタバコの臭いや香水の香りに関しても、文鳥にとっては良いものではないようですので考慮してあげましょう。
適度なコミュニケーションが大切
文鳥は適度に人間とコミュニケーションをとることで人にも馴れ、飼い主に信頼を置くようになるので、適度なコミュニケーションは欠かせません。
ケージに入れっぱなしで放置していると、まったく懐かずにお世話がしにくいままになってしまう可能性があります。
せっかく文鳥を飼育するのであれば、手乗り文鳥にできるように適度なコミュニケーションを取るようにしましょう。
手乗り文鳥にする方法
文鳥はパートナーと認めた相手を信頼し、寄り添うようにな習性があります。
たとえオスとメスでも、パートナーとして認識していない相手とは共存できません。
飼い主も文鳥にパートナーとして認識されるようになるのがポイントなのです。
産まれて間もない雛の頃から飼育しいると懐きやすくなるのはどのペットでも同じです。
雛の頃は飼い主は親そのものなのですが、生後一か月も経つと親からパートナーという認識に変わってくるのです。
毎日コミュニケーションを取り、信頼されるようになると手にも乗ってくれるようになります。
つまり、手乗り文鳥はしつけによって手に乗るのではなく、自然に手乗り文鳥になるというわけですね。
多頭飼いの場合は手乗りになりにくい?
先述の通り、文鳥はパートナーを選んで仲良くできる小鳥です。
一羽で飼育している場合は飼い主がパートナーになりやすいのですが、他の文鳥が一緒にいると、そちらをパートナーに認識してしまい、なかなか飼い主に懐いてくれないという話もあるのです。
決して多頭飼いの文鳥は手乗りにならないわけではありませんが、完全に手乗りにしたいのであれば一羽を可愛がって飼育してあげるという事も手乗り文鳥を育てる秘訣になるようですね。
まとめ
文鳥は小鳥の飼育入門種として有名な鳥ですので、飼育しやすい特徴があります。
基本的にケージ飼いになりますので、ある程度の大きさのエージは必要になります。
止まり木と水浴び容器は必要になりますので、必ず用意してあげましょう。
手乗り文鳥にするためには、一羽を可愛がって適度にコミュニケーションを取ることで、パートナーとして認識されやすくなり、結果手乗りになるのです。
多頭飼いも不可能ではありませんが、手乗りにしたいのであれば一羽を飼育することをおススメします。
懐くととてもかわいい文鳥。
小鳥を飼育してみたい人には、ぜひおススメしたい鳥ですね。