クラゲ

クラゲって不思議な生き物ですよね。私自身も、クラゲっていろんな形をしているし、そもそもクラゲって動物なのか?という疑問を持ったものでした。

そんな不思議なクラゲですが、どんな生き物なのでししょうか。動物なら心臓とかもあるのでしょうか。

今回は不思議な生物クラゲについてご紹介していきます。

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クラゲの種類はどれくらい?

クラゲの種類はどれくらいいるのでしょうか。世界にはおよそ3000種のクラゲが生息しています。日本国内では250種ほどのクラゲが生息しているのが確認されています。

クラゲの種類に関しては以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
クラゲの種類はどれくらい?危険な種類や大量発生の原因も?

クラゲの分類

クラゲは大きく分けて以下の2種類に分類されます。

・刺胞動物(しほうどうぶつ)
・有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)

刺胞動物とは人を刺したりする、あの刺胞とよばれるものを持っている動物群を言います。触ると刺されると言われている危険なクラゲはすべて刺胞動物に分類されているクラゲなんですよ。ちなみにイソギンチャクやサンゴもこうした刺胞動物の仲間になります。

なぜクラゲが刺胞を持つようになったのかというと、遊泳力も持たず、大した自己防衛もできない体だからと言われています。刺激を受けると刺胞が発射され、相手を攻撃できる仕組みになっています。たとえクラゲの触手だけの状態になっていても、触ったり刺激を与えると刺胞が発射されますので危険です。

一方、有櫛動物とはクシクラゲ類とも呼ばれており、刺胞を持たないという特徴があります。

淡水クラゲもいる

クラゲは海にいるという認識が強いですが、淡水に生息しているクラゲもいるんですよ。マミズクラゲなどがそれに当たりますね。このマミズクラゲ、神出鬼没のクラゲとしてちょっと知名度が高いクラゲでもあります。

突然何もない場所に大量に湧いて発生する事もあれば、翌年にはパッタリと姿を消してしまう変なクラゲなんですよ。たびたびニュースになっていたりもします。

顔も心臓も脳もない!?

クラゲは体の90%以上が水分で構成されています。そして顔や心臓、脳までが無いのです。

クラゲに脳は無いのですが、ちゃんとした神経は持っていて、体に張り巡らされています。目という目はないですが、ちゃんと光を感じ取ることができる眼点はあるんですよ。

クラゲの泳ぎ方には意味がある

クラゲに血液はなく、血管もありません。でも体液はちゃんとあるので、血管のように体中を循環させています。では何を使って体液を循環させているのかというと、「泳ぎ方」に秘密があります。

クラゲは泳ぐときにフワフワと体を動かして泳いでいるのを見かけます。あの独特なクラゲの動きは体液を体中に循環させるという働きがあるんです。

クラゲの分類はプランクトン!?

プランクトンと聞くと何を想像しますか?水の中にいるような小さな微生物などを想像する、という人も多いことかと思います。

分類すると、実はクラゲもこうしたプランクトンの一種なんですよ。フワフワと水中を漂うような泳ぎ方しかできず、遊泳力はほとんど持っていません。どこに行くのかは水の流れに任せるまま、ということなんです。プランクトンも遊泳力はほとんどなく、こういった点を見ると、まさにプランクトンですよね。

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クラゲの形態は2つある

クラゲは成長段階によって全く姿形が異なります。クラゲには2つの形態があります。

一つはイソギンチャクと同じように岩などにくっついている状態のクラゲです。この頃のクラゲはクラゲと呼ばずに、ポリプと呼ばれています。もう一つは私たちがよく見る、水中を漂うクラゲですね。

ポリプ状態にあるクラゲは分裂をし、クローンを作るようにして増えていきます。でも繁殖はちゃんとオスメスが揃って有性生殖を行います。

クラゲの繁殖

ポリプ状態のクラゲはいくつかの段階を経て、岩から離れてクラゲの状態になります。この頃にはちゃんと雌雄の判別もできて、有性生殖を行うことができるのです。

クラゲの寿命

クラゲの寿命はどれくらいかご存知でしょうか。見るからに短そうだと思いませんか。だてプランクトンの一種ですからね。で、そおの寿命なんですが、およそ1年~2年くらいなんです。

これが長いか短いかというと、まぁどっちにも取れるような気もしますよね。(笑)

ちなみに小さなクラゲでも大きなクラゲでも、寿命は1年~2年です。最大級のクラゲでも寿命は1年のものがいますから、大きいから長生きするというわけでもないようですね。

クラゲはおいしいの?

野生動物たちも結構クラゲを食べています。ウミガメ、マンボウ、ペンギンなどクラゲを積極的に食べる動物たちがいるんですよ。

クラゲは飼育できる?

クラゲは水槽を用意することで飼育する事もできます。初心者におすすめなのは「ミズクラゲ」です。実は女性の間にもクラゲは結構人気がありまして、「カブトクラゲ」「タコクラゲ」「アカクラゲ」といった種類のクラゲは特に人気が高いです。

ライトアップするとインテリアとしてもすごく見映えがしますし、ハマってしまうのも分かる気がします。

クラゲ自体の生体価格は数百円くらいで購入する事ができます。高い種類のものでも3,000円あれば購入できる価格帯です。ミズクラゲであれば海で獲ってくる事も可能ですよね。

ただし、クラゲを飼育するためにはクラゲ専用の飼育水槽を用意しなければいけません。実はこの飼育環境を用意する方がコストが掛かったりします

クラゲの飼育専用に一通りの必要機材が揃ったセットを購入すると軽く数万円を越えてきます。冷却器やヒーターなども別途必要ですし、安易にクラゲを飼育するというのはおすすめできないですね。

クラゲ飼育水槽などで調べてみると結構出てくる水槽は、実は本物そっくりに作られた人工クラゲでして、本物の生きているクラゲではない事が多いです。

インテリアとしてなら、フェイククラゲでもOKな気もしますが、やっぱり本物のクラゲを飼育してみたくなりますよね。

クラゲの種類に関しては以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
クラゲって飼育できる?簡単でおススメな飼育方法とは!?