カナヘビと言う生き物をご存知でしょうか。
「ヘビ」という名が付いていることからヘビの一種なのでは、と思った人もいるのでは?
カナヘビはトカゲの一種で、日本にも普通に生息していますので、あらゆるところで見かけることがあります。
そんなカナヘビですが、飼育するにはどうすればいいのでしょうか。
また、餌は何を食べさせれば良いのでしょうか。
今回はカナヘビの飼育方法について、詳しく調べてまとめてみました。
目次
カナヘビとトカゲって違うの?
カナヘビとトカゲって何が違うのでしょうか。
実際によく似ている2種ですが、ちゃんと違いはあるのです。
カナヘビとトカゲの違いについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
カナヘビの入手方法
カナヘビはあらゆるところで見かけることができ、簡単に捕獲することができるのですが、それでも見つけれれないという場合もあることでしょう。
カナヘビは一応ペットショップでも販売されているようですので、購入することも可能です。
ただし、取り扱っているショップも限られているようで、どのショップでも販売されているかと言えば、そうではありません。
販売されているカナヘビの値段は安く、1,000円程度で購入する事ができますよ。
ただし、ネット通販などでは購入する事ができません。
一度店頭で直接説明を聞くか、対面販売でないと爬虫類を購入できませんのでご注意を。
カナヘビの飼育ケージ
カナヘビを飼育するには、とにもかくにもケージがないとどうにもなりませんよね。
カナヘビを飼育するには、水槽や爬虫類用のケージが飼いやすくておススメです。
カナヘビは10㎝くらいの高さであればジャンプして簡単に脱走してしまう事もありますので、水槽で飼う場合にはしっかりしたフタを用意しておきましょう。
爬虫類ケージはさまざまな工夫が施されており、よりスタイリッシュに飼育することができます。
おススメはグラステラリウムというケージやケースバイケースというケージですね。
水のみ場
意外な事かもしれませんが、カナヘビはたくさん水を飲みます。
カナヘビの水分補給についての情報はさまざまで、霧吹きをしておくだけで水分補給ができると言われています。
また直接カナヘビに霧吹きをすることで、顔についた水滴を飲むこともあるようですね。
しかしやはり水飲み場はあった方が良いです。
浅い容器であれば、どのようなものでもOKですが、レプティボウルという商品がおススメです。
後述する餌となるコオロギにも水分補給が必要であり、これがあるとコオロギも溺れたりせずに、問題なく水を飲むことができます。
餌は何を与えれば良い?
カナヘビは肉食ですので、食べる餌も生きた昆虫になります。
代表的なものはハエやクモ、イモムシ、コオロギなどですね。
飼育下でももちろんこうした生き餌が必要になるわけですが、最も簡単に入手できる餌は「コオロギ」や「ミルワーム」です。
また与えやすさや管理のしやすさからも、爬虫類飼育においては人気があります。
ペットショップでも普通に販売されていますので、積極的に利用しましょう。
うまくコオロギを食べられない事もあるようですので、そういう場合にはコオロギの後足をあらかじめ取っておくと食べやすくなると言われています。
また餌を与える頻度は、幼体のカナヘビの場合は毎日与えるようにし、大人のカナヘビであれば、2、3日に一回程度の給餌でOKです。
カルシウムパウダーを与える
普通にカナヘビを飼育していると、カルシウム不足になってしまうことも多いです。
そういう時のために、カルシウムパウダーというものが販売されていますので利用したいところです。
与え方は簡単です。
カルシウムパウダーを餌となるコオロギにまぶしてから与えるだけでOKです。
カルシウム不足になると、クル病という病気にかかりやすくなるため、注意したいですね。
シェルター(隠れ家)を用意する
カナヘビの飼育には隠れ家となるシェルターが必要になります。
シェルターは市販されている爬虫類用のシェルターがとても便利ですので、ぜひ導入しておきましょう。
日光浴をさせる
カナヘビだけに限ったことではありませんが、トカゲのような爬虫類は日光浴をしてから活動する習性があります。
カナヘビも昼行性の爬虫類で昼間に活動しますから、日光浴が大好きですので、一日に一回は積極的に日光浴をさせてあげたいところです。
日光浴は週に2、3回でOKです。
日の当たるところにケージを置いておくだけで良いのですが、あまりに長すぎる日光浴は熱射病になったりしますので注意が必要です。
カナヘビは気持ちよさそうに日光浴をしますが、一時間くらいすればシェルターに戻ってしまいます。
これはもう日光浴は必要ないという事ですので、ケージを元の場所に戻しましょう。
また外で日光浴させてあげる事が難しい、という場合には日光浴専用のライトをケージに設置してあげる事で対応可能です。
ただし、やはり実際に日光浴させてあげる方が、カナヘビにとっては良い方法でしょう。
日光浴ライトも市販のものが色々と販売されていますので、気に入ったものを導入しましょう。
保温をする
カナヘビの飼育適正温度は、およそ25℃前後です。
これくらいの温度帯に常に保温しておくと年中快適に飼育することができます。
野生のカナヘビは冬には冬眠をする習性がありますので、そのままでは冬眠してしまう可能性が高くなります。
冬眠は命がけの行為ですので、むやみに冬眠させない方が良いでしょう。
冬の寒くなる間の飼育には必ず保温が必要になりますので、ペットヒーターや保温球などで保温してあげて下さい。
色んなタイプのヒーターが販売されていますが、爬虫類用のヒーターであれば基本的に何でもOKです。
扱いやすいのは保温球ですが、球切れなどに注意が必要です。
暖突というパネルタイプのヒーターであれば、パワーも問題なく、球切れも心配ありませんのでおススメです。
暖突を導入する場合には、温度制御のためにサーモスタットを一緒に併用してください。
まとめ
いかがでしょうか。
カナヘビは意外に簡単に飼育することができますが、それなりにしっかりとした設備を用意するのには少々費用が掛かってしまうかも知れませんね。
もちろんプラケースなどを使ってお手軽に飼育することもできますから、小学生などの子どもたちでも比較的簡単に飼育できますよ。