スッポン

スッポン

スッポン鍋や健康サプリメントなどでも人気が高い「スッポン」。

コラーゲンが豊富で、健康維持のためにサプリなどを愛用している人も多いのではないでしょうか。

そんなスッポンですが、実はペットとしても人気があるのだそうです。

スッポンってペットにできるんですね。

今回はスッポンの飼育方法や餌、寿命などについて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

スポンサードリンク

 

スッポンとは?

スッポンはカメ目スッポン科キョクトウスッポン属に分類されている動物で、カメですが甲羅が柔らかいのが最大の特徴です。

英語ではSoft-shelled turtle(柔らかい甲羅のカメ)と表記されることからも、この特徴が分かりますね。

スッポンは世界中至る所で生息しており、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アメリカ合衆国、インドネシア、日本、パプアニューギニア、メキシコなど幅広く分布しています・

日本で見られるスッポンは「ニホンスッポン」であり、別名「キョクトウスッポン」や「シナスッポン」などとも呼ばれています。

スッポンの歴史は非常に古く、私たち人間との関わりも深い動物です。

なんと中国では3,000年や4,000年もの古くからスッポンが食材や漢方として用いられてきたと言われています。

あの楊貴妃もスッポン料理を食べていたそうですよ。

日本においても、弥生時代の遺跡からスッポンの骨が発見されています。

ただし、スッポンが食材にされ始めたのは江戸時代に入ってからと言われていますので、弥生時代に食用にされていたのかはよく分かっていません。

昔はスッポンは至る所で捕れたため、一般的な食材だったようですが、現在ではすっかり高級食材ですよね。

大きさは成長しても40㎝くらいであり、わりと小柄ですが、稀に60㎝に達する個体もいるようです。

 

寿命は?

カメですので、長寿です。

平均して30年くらいと言われていますが、中には100年もの間生きるものもいるのだとか。

ちなみに食用にされているスッポンは生後1年~3年以内の若いスッポンなのだそうです。

 

性格

スッポンはとても臆病者です。

よく耳にする話では、「スッポンは攻撃的で、すぐに噛みつき、一度噛みつくと放さない」とされていますが、基本的には臆病者なのです。

噛みつくのは間違いないのですが、自己防衛のために本能で噛みつくのです。

噛みつかれても心配いりません。

無理に引き離そうとすると反って力を入れて噛みつきます。

水に入れてあげると放してさっさと逃げて行ってしまいます。

 

スポンサードリンク

 

スッポンの飼育方法

スッポンの入手から飼育方法までご紹介していきます。

入手方法や値段

スッポンの成体は爬虫類専門店やネット通販などでも販売されていますので、比較的容易に入手することが可能です。

値段も1匹1,500円くらいから購入できますのでお手頃な価格ですね。

水槽

スッポンは成長すると30㎝くらいになりますので、大きめな水槽がおススメです。

できれば90㎝くらいある水槽の方が、後の事を考えると飼育しやすいでしょう。

水棲のカメの一種ですので、基本的に水の中で過ごします。

水を深めに入れておいてください。

水槽を詳しく見てみる【楽天】

底砂

水槽には底砂を10㎝くらいの深さで敷いておくと良いです。

スッポンは夜行性ですので、日中は砂に潜って隠れることが多いです。

臆病なスッポンには落ち着く場所になりますので、必ず用意しましょう。

また好きな時に上陸できるように一部が水面に出るように砂を盛っておくと良いです。

砂を盛る以外にも、浮島などを利用しても良いですね。

底砂を詳しく見てみる【楽天】

ヒーター

スッポンの飼育適温は25℃程度です。

温度が下がり過ぎると冬眠をしてしまいます。

冬眠は死亡のリスクが高く、飼育下においてはおススメできません。

冬眠を回避するためにヒーターは必ず入れておきましょう。

ヒーターは2種類あります。

一つは水中ヒーターで、もう一つは陸地を温め、日光浴ができるようにするバスキングライトです。

サーモスタット機能が付いているものは、自動的に温度制御してくれますのでおススメです。

水中ヒーターを詳しく見てみる【楽天】

バスキングライトを詳しく見てみる【楽天】

紫外線ライト

爬虫類の成長には紫外線が必要不可欠になります。

必ず設置してください。

紫外線ライトを詳しく見てみる【楽天】

カメ専用の配合飼料が販売されていますので、そちらを利用するのが良いです。

ただし、必ずしも食いつきが良いという事はありません。

食べてくれない場合もありますので、その場合は餌を変える必要があります。

スッポンは雑食性ですが、どちらかというと肉食寄りですので、餌には生き餌を用意します。

代表的なものに、ミミズやアカムシ、タニシ、ミルワーム、メダカ、ザリガニ、エビなどたくさんの餌があります。

特にタニシは好物のようですので、なかなか餌の食いつきが良くない場合はタニシを試してみて下さい。

餌付けはスッポンの飼育で一番難しいところdとも言われています。

一度餌付けば簡単に食べてくれますが、なかなか餌付かない場合もあるようです。

根気よく餌付けを行っていくほかありませんので、最初の餌付けは頑張りどころですね。

カメの餌を詳しく見てみる【楽天】

 

まとめ

スッポンの飼育は意外と簡単です。

ただし成長すると30㎝にはなりますので、大き目の水槽を用意するのは仕方ありません。

餌はカメ用の人工飼料で問題ないですが、食いつかない場合も多くありますので、様々な生き餌も用意しておきましょう。

排泄も水の中で行い、食べかすでも水は汚れてしまいます。

熱帯魚などよりも、水が汚れる早さはとてっも早いと言えますので、水替えは週に2回~3回は行う方が良いでしょう。

また適度な日光浴も必要になりますので、紫外線ライトやバスキングライトも用意しておくと、病気になりにくくておススメです。

カメはカメでもちょっと珍しいペットとしてのスッポン。

一度飼育してみたくなりませんか?