トンキニーズと呼ばれている猫がいるのをご存知ですか?

あまり聞いたことがない、という方もきっと多い事かと思います。

近年では実に多種多様な猫種が人間の手いによって次々と誕生しています。

トンキニーズも人間が猫同士の交配によって作り出した新たな猫種なのです。

今回はそんなトンキニーズはいったいどんな猫なのか、その特徴や性格について詳しく調べてまとめてみました。

スポンサードリンク

トンキニーズの起源

 

トンキニーズが誕生した起源については諸説あります。

最も確かな情報によると、1950年代にカナダでシャム猫とバーミーズという猫種を掛け合わせることによって誕生した、と言われています。

ちなみにシャム猫もバーミーズもタイが原産の人気の猫種です。

シャム猫に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

 

 

トンキニーズという名前の由来に関してですが、これは「South Pacific」というミュージカルに登場すると呼ばれている鳥の名前「Tonkanese(トンカニーズ)」に由来します。

しかしそれを知らない人々が、原産国であるインドシナ半島のトンキン地方が由来であると勘違いをし、その地方の名前と関連付けて「トンキニーズ」と呼ばれるようになった、ということです。

調べてみると、本当にいろいろな名前の由来があるものなのですね。

 

トンキニーズの体の大きさは?

猫にしたら小柄な方であると言われています。

体重はオスで3.5㎏~6㎏、メスで3㎏~4㎏くらいが平均的です。

 

トンキニーズの寿命は?

平均寿命は15年~18年くらいだと言われています。

一般的な猫の寿命は15年くらいと言われていますので、平均的かやや長いくらいでしょう。

しかし寿命はあくまでも目安にすぎません。

ちなみに長く生きたトンキニーズはなんと24歳まで生きた仔もいるとの事。

圧巻ですよね。飼育環境や食べている餌によっても大きく左右されますので、より良い環境で長く飼ってあげたいですね。

 

トンキニーズの特徴、シャム猫との違いは?

最大の特徴は、顔の真ん中にシャム猫のようなポイントカラーを持っていることです。

その外見からシャム猫と間違われる事も多々あるのだとか。

しかしシャム猫との違いはしっかりとありますので、特徴を覚えておけば見分ける事ができますよ。

トンキニーズの特徴は体全体が丸みを帯びています。

耳や顔、手足それぞれが全体的に丸く、やわらかいイメージです。

それに比べてシャム猫はシャープな体型が特徴的ですね。

目はアーモンド形でシャープ、鼻や耳はトンキニーズのよりはるかに尖っています。

スポンサードリンク

またシャム猫の目の色はサファイアブルーですが、トンキニーズの目の色はブルー、アクア、グリーンの3種類があり、きれいな色をしているのが特徴的です。

またトンキニーズの毛色も多種多様です。

シャンパン、プラチナ、ナチュラル、ブルーの4種類があります。

シャンパンはゴールドがかった毛色で最もシャム猫によく似ているかと思います。

プラチナは全身シルバーがかってきれいな毛色です。

ナチュラルは茶褐色の毛色で一般的な猫によく見られる色です。

ブルーは実際にはグレーがかった光沢が特徴的です。

産まれてすぐのトンキニーズは白色をしていますが、成長するにしたがってトンキニーズの特徴的な色やポイントが出てくるのです。

 

トンキニーズの性格は?

シャム猫に似てとても活発な性格をしています。

とても好奇心旺盛ですので、あちこちイタズラをすることもあるでしょう。

飼い主に対しても良く懐き、社交性も高い猫だと言われています。

飼い主と遊ぶことも大好きですので、初めて猫を飼うという方にも非常に飼いやすい猫種なのではないでしょうか。

 

またバーミーズの性格にも似ていて、環境の変化に強く、どんな環境にもすぐさま順応することができるといわれています。

引っ越しなどで環境が変わっても比較的早く新しい新居に慣れますのでストレスも受けにくいでしょう。

また寂しがり屋でもあるので、あまりに長い間構わない時間が続くと、構って欲しさからイタズラをしたりします。

時々定期的に遊んであげる事が望ましいですね。

またシャム猫とは違い、多頭飼いをしていても他の動物や猫とも仲良くやっていける柔軟な性格でもあります。

多頭飼いをしたいという方でも安心して飼う事ができるでしょう。

 

トンキニーズまとめ!シャム猫とバーミーズの良いとこ取り!

ではトンキニーズについてまとめてみましょう。

トンキニーズはシャム猫とバーミーズを交配させて誕生した新しい猫種です。

そのため、シャム猫特有の細くスラっとしたしなやかな体型を持っていながらも、バーミーズによく似た筋肉質のがっしりとした、運動に向いている体つきをしています。

外見上はとてもバランスが良い体をしている猫ということになりますね。

 

また性格上もシャム猫のような人懐っこさと、バーミーズのような環境変化に対する順応性の高さも兼ね備えています。

一般的にわがままな性格だと言われているシャム猫では到底おススメできない他のペットとの多頭飼いも、トンキニーズであれば十分に可能になります。

まさにシャム猫とバーミーズの良いとこ取りをしたような奇跡の猫種トンキニーズ。これから猫を飼ってみようかな、という方にはぜひおススメしたい猫種ですね。