キンカジューという動物がいるのをご存知ですか。
近年では珍しい動物をペットとして飼育する人も増えてきました。
テレビでも時折紹介される機会も増えてきつつある、キンカジュー。
今回はそんなミステリアスな珍獣キンカジューについて、その特徴や性格、値段などについて詳しく調べてまとめてみました。
目次
キンカジューってどんな動物?
キンカジューは見た目はサルのような姿をしているのが特徴的です。
しかし実際にはネコ目アライグマ科に分類される動物なのです。
サルではなく、広い視野で見れば猫の仲間に分類される動物になります。
生息地は南米の熱帯雨林で、主に樹上生活をしています。
夜行性ですので、昼の間は樹上で休みます。
キンカジューは雑食性の動物ではありますが、どちらかと言えば草食性の強い動物のようです。
餌は果物や花の蜜、ハチミツなどを食べる他、昆虫や小鳥なども好んで食べる習性があります。
アライグマ科の動物ですが、手はまるで人間のような形状をしていて、なんと指には指紋さえもあるというから驚きです。
相当変わった特徴を持っている動物であることは間違いないようですね。
また、パリス・ヒルトンが飼っていたペットという事でも一躍有名になった事がありますね。
キンカジューの大きさ
体長はおよそ40㎝~70㎝くらい、尻尾の長さは40㎝~50㎝くらいあります。
体重は1.5㎏~4.5㎏くらいだと言われています。
キンカジューの寿命
キンカジューの寿命はおよそ20年くらいとかなり長生きなようです。
しかし飼育下になるとさらに長い期間生きる事ができると言われていて、なんと最長で40年生きた個体がいると言われています。
こうなると約半生を一緒に過ごすことになりますよね。
飼うとしても、かなりの覚悟が必要になることでしょう。
キンカジューの値段や販売店
キンカジューはおよそ20万円~40万円くらいの間で販売されているようですね。
値段はそこまで高騰している動物であるとは言いませんが、何しろまだまだ情報量も少なく、ペットとしての歴史も浅い動物です。
よって流通量はかなり少ないですので、そう簡単にペットショップで見かける事もないかと思われます。
入手する場合はキンカジューも取り扱っているエキゾチックアニマル専門店などを探して購入するしかないようですね。
キンカジューを取り扱っている販売店の一部をご紹介します。
ただし常に取り扱っているというわけではなさそうですので、気になった方は一度ショップに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
キンカジューの性格は?
キンカジューは家畜化された動物でもなければ、ペット用に改良されてきた動物でもありません。
野生を強く残してる動物ですので、警戒心も強く、すべての個体が人に馴れて懐くようになるという保証はないのです。
しつけもできないわけではないようですが、かなり苦労することは間違いなさそうですね。
しかし好奇心旺盛な動物ですから、何に対しても興味を持ってくれることでしょう。
飼い主にも徐々に興味を示してくれるようになり、愛情持って接していれば手から餌を取って食べてくれるようにもなるでしょう。
キンカジューの飼い方
キンカジューは飼育することもできます。
飼育する場合に用意するものや、注意点などをご紹介します。
キンカジューのケージ
飼うには飼育スペースとなるケージが必要になります。
ケージは猫用に販売されている、高さがしっかりとある大き目のケージを用意してあげましょう。
キンカジューは樹上で生活していますので、高さがないとストレスになります。
登り木も入れてあげるとなお良いですね。
樹上での生活を再現するという意味でも、ハンモックなどを設置してあげると良いかもしれませんね。
餌
餌は果物をメインに、時々コオロギやミルワームなどの昆虫を与えると良いです。
果物は一種類だけではなく、できるだけいろいろなものをバランスよく与えると栄養の偏りがなくおススメです。
季節の旬の果物を多く与え、バナナ、リンゴ、アボカド、マンゴーなどバリエーションを持たせてあげましょう。
ハチミツも大好物ですので時々与えると良いですが、虫歯になりやすいという情報もありますので与えすぎには注意したいところですね。
温度管理
キンカジューは熱帯雨林に生息する動物です。
日本の冬の寒さにはめっぽう弱いと思っておきましょう。
対策方法はペットヒーターで保温してあげる必要があります。
飼育適正温度は27℃~30℃くらいの温度帯ですので、寒くなり過ぎないように温度管理はしっかりと行いましょう。
まとめ
キンカジューはペットとしての歴史はまだまだ浅く、情報量も少ない動物です。
希少価値も高いですので、簡単に入手することはできないかもしれませんね。
しかし扱っているショップもありますので、ネットショップなどで見つけたら一度問い合わせてみると良いでしょう。
飼育するには大き目の高さがあるケージが必要になります。
餌は果物をメインに、昆虫やハチミツなどを織り交ぜながらバランスよく与えるのがポイントです。
珍しい特徴を持つキンカジュー。
珍獣好きの人んら一度飼育してみたくなるかもしれないペットですね。
写真ですが、キンカジューではなくキツネザルの仲間かと思われます。
ご指摘ありがとうございます。