コザクラインコはペットにできる小鳥の中でも、セキセイインコと同じく人気が高い種類のインコです。
別名「ラブバード」と呼ばれているくらい、愛情表現が強いのが特徴のインコでもありますね。
今回はそんなコザクラインコの飼育方法について、注意点や餌、また水浴びなどについても詳しく紹介して行こうと思います。
目次
コザクラインコとは?
コザクラインコの特徴や性格に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
コザクラインコの飼育に必要なものは?
コザクラインコを飼育するにあたって必要なものをご紹介します。
ケージ(鳥かご)
必ず必要になりますので用意してください。
大きさはある程度自由に動けるくらいの広さがあれば十分ですが、コザクラインコはどちらかというと大き目なサイズの中型インコだと言えます。
あまりに小型のケージだと狭く感じてしまうかもしれませんので、少し大き目なくらいのケージの方が余裕があって良いでしょう。
止まり木
コザクラインコが休むのも止まり木になりますので、必ず入れてあげてください。
コザクラインコはやや大きい足を持っていますので、やや太めの止まり木が望ましいでしょう。
いろんなタイプの止まり木があって面白いです。
レイアウトを考えるのも、インコ飼育の上では最大の楽しみですから、色々考えてレイアウトしたいところです。
餌
一般的な小鳥用フードを与えておけば問題ありません。
中型インコ用の餌なども用意されていますので、そちらを利用するのも良いですね。
ヒーター
コザクラインコはもともとアフリカ原産のインコですので、寒さにはめっぽう弱い特徴を持っています。
日本の冬の寒さには耐えられませんので、寒くなる時期にはヒーターで温めてあげる必要があります。
ヒーターは色んなタイプのものがありますが、飼育している環境に合わせて最もぴったり合うものを選びましょう。
おススメの鳥用ヒーターの一例をご紹介します。
このうちアサヒのペットヒーターは保温電球の球切れの心配がありますが、予備の保温球を持っておくと安心ですね。
またケージ全体を覆って保温する場合、温まり過ぎるのを防ぐために「サーモスタット」を併用すれば自動的に温度管理できますのでおススメです。
アサヒ電子サーモスタット/ペットヒーター 保温 暖房 温度調節 冬 秋 寒さ対策 小動物 ハムスター リス モモンガ デグー チンチラ 小鳥 セキセイ ボタン 文鳥 旭光 |
水浴び
コザクラインコは水浴びをすることが好きなインコです。
水浴びは体温調節の役割や、人間でいるところのお風呂のような役割を担っています。
水浴び用の便利なグッズも販売されていますので、できれば設置してあげたいところです。
水浴びグッズには二つのタイプがあります。
一つは外付けタイプのもの、もう一つはケージ内に設置するタイプのものです。
両者ともメリットデメリットがありますので、それぞれご紹介します。
外付けタイプのもの
ケージの外に取り付けますので、ケージ内が水浸しになりにくいというメリットがありますが、メンテナンスがやや面倒だという声もあるのが特徴的です。
たまにインコが警戒して使ってくれない場合もあると言いますが、ほとんどのインコはちゃんと使ってくれるようですね。
ケージ内設置タイプ
ケージの中に設置しますので、ケージの中が水浸しになりやすいのですが、お手入れやメンテナンスが楽なのが特徴的です。
この辺りは完全に好みの分かれるところですので、気に入った方を使用しましょう。
コザクラインコは多頭飼いできる?
コザクラインコはセキセイインコなどと同じように多頭飼いももちろん可能です。
ただし、飼い主にベッタリなくらいに慣らしたい、というのであれば話が違ってきます。
コザクラインコはラブバードとも言われていて、パートナーに選んだ相手に対してかなり強烈な愛情表現を行うことでも知られているのです。
そのパートナーは飼い主でもあり、他のコザクラインコでもあり得るのです。
もし飼い主がパートナーとして認識されると、ベタ慣れ状態のコザクラインコになります。
しかし多頭飼いをしていてコザクラインコ同士でパートナーとして認識し合うと、飼い主には完全に興味を示さなくなってしまい、悲しい事になってしまう例も少なくありません。
むしろ敵として攻撃されたり威嚇されたいといったことも起こってくるのです。
ちなみにオスメスのペアのみというわけではなく、オス同士やメス同士でもコザクラインコは仲良くなります。
オス同士だから、メス同士だから安心というわけではありませんので注意が必要です。
以上の事からスキンシップを取りたいであったり、ベタ慣れ状態にしたいのであれば、一羽のコザクラインコを愛情をもって飼う事をおススメします。
コザクラインコはうるさい?
コザクラインコの鳴き声はうるさいという声を良く耳にします。
実際にコザクラインコは飼い主を呼ぶ際の「呼び鳴き」などはとてもうるさい部類に入ると思います。
思ったよりも甲高い大きな声で鳴きますので、マンションやアパートなどの近隣との距離がほとんどないような環境ではあまり向いていないインコであるとも言えます。
特に頻繁に鳴く個体の場合、防音室などを用意する方が良いという場合もありますので、コザクラインコを飼う場合にはこの点をしっかり考えて飼うようにしましょう。
他のペットがいる場合には要注意
コザクラインコは愛情表現が激しい性格ですので、飼い主にベッタリになった個体であればあるほど、嫉妬深くなるのも特徴的です。
他にペットがいる場合、そちらに構ってばかりいると、嫉妬心からそのペットを攻撃したり、イタズラをしたり、または噛み癖が悪くなったりと言った問題が起きやすいようです。
もともとコザクラインコは縄張り意識が強く、場合によっては攻撃性が強いインコとしても知られています。
嫉妬心から攻撃されないように注意することも大切ですね。
まとめ
コザクラインコは中型のインコですので、比較的大き目なケージがあると良いです。
寒さには弱いので、冬には鳥用のペットヒーターを使って保温してあげる必要があります。
また他のインコと比べるとやや懐きにくいインコとも言われていますが、一旦懐くとベタベタなくらいにまで飼い主に懐きます。
この場合、構ってあげる時間が取れないでいたり、他のペットに構っていたりすると嫉妬心から攻撃されたりという問題が出てきますので注意しましょう。
またコザクラインコの複数飼育は飼い主に懐かなかったり、敵として認識されてしまう原因になりますので、できれば避けた方が良いように思います。
鳴き声は比較的うるさいインコですので、近隣に迷惑がかからないような環境で飼育することをおススメします。
とてもきれいなコザクラインコ。
一度懐けば、飼い主にベッタリなくらい懐きますからインコが好きな人は一度は飼ってみたくなる鳥かもしれませんね。