小さい体に、テディーベアのようなくるくるカールした毛、愛らしい瞳。
プードルは、現在日本で最も人気のある犬種です。
犬を飼うならプードルにしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?今回はそんなプードルの特徴について解説したいと思います。
目次
プードルはもともと大型犬!原産地はヨーロッパ
プードルは、ヨーロッパ出身の犬です。
詳しい原産地は不明な部分もありますが、ドイツからフランスに渡った犬が直接の祖先といわれており、フランスの国犬にもなっています。
プードルはもともと「スタンダードプードル」という、大型犬ほどの大きさの犬種で、泳ぎを得意とし、水鳥猟に使われていた、使役犬でした。
その後、品種改良によって小型化され、現在もっとも主流である、小型犬の「トイプードル」が生まれました。
プードルの種類
プードルは、大きさによって大きく三種類に分かれます。
一番大きいのが、先ほどもご紹介した「スタンダードプードル」で、体長45~60㎝、体重15~19kgほどの大きさです。
次に大きいのが、「ミニチュアプードル」で、体長28~35㎝、体重5~8kgほどです。
そして最も小さいのが、おなじみの「トイプードル」で、体長26~28㎝、体重3kg程度です。
一般的に、大型犬になるほど、寿命は短いといわれており、それはプードルにも当てはまります。
スタンダードプードルの平均寿命は、13歳程度で、トイプードルは、15歳程度です。
現在では、トイプードルの飼育頭数が一番多いですが、スタンダードプードルも一定数飼われています。
プードルといえば小型のトイプードルを想像しがちですが、実は、プードルにはさまざまな大きさがあるのです。
プードルはなぜ人気なのか?
日本で一番人気のあるプードル。
では、なぜプードルはこうも人気なのでしょうか?
それは、見た目の愛らしさだけではなく、さまざまな長所をもっているからです。
プードルはとても賢い!
まず、プードルはとても賢く、しつけやすいです。
その賢さは賢い犬種ランキングで、堂々の第2位にランクインするほどです。
この賢さから、水鳥猟で使役されていたころには、プードルは使役犬としてとても重宝されていたようです。
また、性格が明るく、飼い主にとてもなつきます。ちなみに、トイプードルは、毛色によって性格が違うといわれています。
プードルの毛色は、ブラックや、ブラウン、レッド、ホワイトなどをはじめとして、様々な色があります。
その中で、たとえば、最も人気のあるレッドは、陽気だけれど、協調性にかけるなどといわれたり、ブラックは、穏やかで落ち着きがあり、服従心が強いことから、よりしつけがしやすいといわれたりしています。
実際は、個体差もあるので、その子その子で性格は違いますが。
他にもさまざまな理由がある!
他にも、良い点として、プードルは、毛がほとんど抜けません。
そのため、家の中で飼っていても、抜け毛に悩まされる心配がありません。
また、毛はずっと伸び続けるため、様々なトリミングを楽しむことができます。
特に、自分の飼っているプードルを自由にトリミングし、自分だけのカットスタイルを楽しむ飼い主にとって、この特徴は重要でしょう。
さらに、プードルは、臭いが少なく、ほとんど気になりません。
プードルを手に入れる方法は?
そんなさまざまな長所をもつプードルの値段は、トイプードルで25万くらい、スタンダードプードルで35万くらいです。
トイプードルは、とても人気が高いので、さまざまな色のトイプードルが、ペットショップやブリーダーで購入可能です。
また、里親募集でも多くのトイプードルが出されています。
一方、スタンダードプードルは、ペットショップにおかれることは少ないのでブリーダーさんから購入すると良いです。
プードルを専門にしているブリーダーさんは多く、ネットで検索するとたくさんのブリーダーさんがヒットします。
しかし、実際に、プードルを購入するときは、実際にその子に会って、触らせてもらえるところで購入することをおすすめします。
中には、正しい飼育環境で飼育をしていなかったり、犬のもつ病気を隠して売ってしまったりするブリーダーさんもいますから。
まとめ
以上、プードルの特徴について解説しました。
プードルは、とても魅力的で人気のある犬種です。
その魅力は、つぶらな瞳と、くるくるカールしたテディーベアのような毛だけではなく、さまざまな長所をもっています。
プードルは、とてもしつけやすいですが、甘やかし過ぎると、わがままなプードルになってしまうので、うまく飴と鞭を使い分けてうまくしつけるようにしましょう。
そうすれば、最高のパートナーに育ってくれること、間違いなしです。