ミミズだって~ オケラだって~ アメンボだって~♪

という歌を聞いたことがありませんか?

そう!有名な「手のひらを太陽に」 の歌詞の一部ですよね。

その中に登場する「オケラ」って何なのか、ご存知でしょうか。

ミミズは知ってる、アメンボも知ってる・・

でもオケラって何なんだ!?

と思った人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな謎の生き物「おケラ」について、生態や特徴、飼い方なども併せて詳しくご紹介していこうと思います。

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オケラって何?

オケラとは昆虫の一種であり、分類はバッタ目・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科に分類され、またこのケラ科に属している昆虫の総称を「ケラ」と呼んでいます。

漢字では「螻蛄」と書き、オケラとはケラの俗称なのです。

めちゃくちゃ難しい漢字ですよね。

覚えたとしても、なかなか書けない・・

そんなタイプの漢字ですね。

また英語では「Mole cricket」と呼ばれており、「モグラ コオロギ」という意味の名前です。

その名の通り、モグラのように地中を掘り進む習性があるコオロギのような昆虫なのですが、ただ土を掘って潜ることができる虫と言うわけではないのが、ケラという昆虫の凄い所なんですね。

 

分布と生息地

ケラの仲間は世界各地にたくさんの種類が存在しており、オーストラリア大陸、アジアの地中海沿岸、北アメリカ、南アメリカに分布しています。

これら世界中のケラは大きく分けて3種類に分類できるようで、それぞれほとんど変わらない姿をしています。

日本国内でも北海道から沖縄まで、全国各地で普通に見ることができます。

 

寿命

昆虫にしては長生きで、幼虫で越冬し、成虫になった後からも2年~3年くらい生きることが出来ます。

ただし、自然界では天敵に狙われて食べられてしまったり、生息環境によっては死んでしまったりと寿命を全うできるものはそんなにいないようです。

天敵としてはフクロウやサギなどの鳥類、トカゲなどの爬虫類、カエルなどの両生類、フナなどの魚類、その他肉食の昆虫類などがいます。

潜って泳いでと生息範囲の広いケラですが、その分天敵の多さも良く目立つものですね。

 

発生時期

ケラを見ることが出来るのは主に4月~10月ですが、特に4月から梅雨空けまでと、9月~10月の期間がより多くケラが発生する時期になっています。

ケラを捕獲するのであれば、この時期を見計らって採集に出かけると簡単に見つけることができそうですね。

 

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虫けら?

「虫けら」という言葉がありますが、これは虫全般大して使う言葉であり、今回ご紹介しているケラとは一切無関係です。

また「トビゲラ」や「カワゲラ」等と言った名前が付いている昆虫も存在しますが、これらも今回のケラとは一切無関係ですよ。

 

鳥用の餌だった!?

江戸時代にはペットとして文鳥などの小鳥が飼育されていましたが、鳥の餌用にとケラを与えていたという記録があります。

そのため、江戸近郊の農村にはなんとケラの採集と納入が課せられていたらしいのです。

 

土に潜る

ケラの前脚は、まるでモグラの前脚ような発達した形をしており、土を掘って潜っていけるような形状をしています。

地中に巣を作る習性があり、アリの巣のようないくつかの部屋を持った、なかなか立派な家を作ります。

またトイレ専用の部屋を用意したりと、昆虫にしては結構きれい好きとも言えるような生活をしているようですね。

土に潜って生活していますので、柔らかい水分量の多い土壌を好んで生息しています。

例えば水を張った直後の水田などでしょうか。

田植えの前に土を掘り返すと、あちこちからケラが飛び出してきて、それを狙った鳥たちが集まってきていました。

他にも畑や草原など水分量が多い土壌のある場所なら、至るところで見ることができます。

 

泳ぎが得意

土に潜るだけでなく、泳ぎも得意なのがケラの大きな特徴です、

水田など、水を張った場所でもスイスイと水面を滑るように器用に泳ぐことができます。

しかもかなり速いスピードで泳ぐことができるのです。

 

空を飛べる

潜って泳いで・・

それだけでも凄いケラなのですが、なんと!

空を飛ぶことだってできるんです!

ケラにはちゃんと翅があって、空を飛んで移動することも可能な体を持っているのです。

ちなみに潜って泳いで空を飛べるような昆虫と言ったら、他に何がいますか?

・・いませんよね?

ケラは水陸空どこでも適応できる、かなり凄いスーパー昆虫だったのです!

 

ケラは鳴く

ケラは結構大きな鳴き声で鳴きます。

鳴き声は「ビーーーーーーー」という連続した鳴き声で、ケラを探す場合は結構頼りになるでしょう。

またオスとメスも両方鳴きますが、オスの方がより大きい音で鳴くらしいです。

 

 

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餌は?

雑食性で、草の根やミミズ、地中にいるセミの幼虫やイモムシなどの昆虫類などを食べて生活しています。

また土を掘り進みながらの生活ですので、結構エネルギーを消費しやすい生き物でもあります。

その分摂取しなければならない餌は多くなり、非常にたくさんの餌が必要となります。

食べられない期間があると簡単に死んでしまいますし、水分不足に陥っても、たったの一晩ですぐに死んでしまう事もあるというデリケートな昆虫でもあるのです。

 

ケラの飼育方法は?

ケラは潜ったり泳いだりと観察していて、結構楽しい昆虫でもあるのです。

飼育することもできますので、夏休みの自由研究などにもおススメです。

気になった人は是非チャレンジしてみて下さいね。

ケラの入手

採集することができますので、発生時期に探しに行くと捕まえられます。

ペットショップやオークションなどでも販売されていることがあるようですので、採集に行けない場合でも簡単に入手できそうですね。

値段は数百円くらいと手ごろな値段です。

飼育環境

大きめのプラケースなどに、柔らかい水分を多く含んだ土を用意します。

土は潜れるように10㎝以上は深く敷くようにしてあげて下さい。

泳げるように、水辺も一緒に用意できるとなお良いですね。

土の水分は常に保つ必要がありますので、乾燥しないように注意しましょう。

水苔などを一緒に入れておくと、保湿効果があっておススメですね。

隠れ家として、割れた植木鉢を逆さにしたようなシェルターもあると良いでしょう。

飛びますので、蓋もしっかりできるケースで飼育してください。

雑食性で何でも食べますので、昆虫ゼリーやミミズ、野菜の切れ端などを与えるだけでも飼育できます。

ぶっちゃけた話、昆虫ゼリーさえあれば、他の餌は一切与えなくても飼育できてしまいます。

単独飼育

ケラは単独飼育がおススメです。

複数匹入れると、簡単に共食いしてしまいますので、くれぐれも入れすぎには注意しましょう。

 

まとめ

ケラはコオロギに似た仲間で、土に潜って巣を作り、水の中も泳ぐことができ、空をも飛べる、スーパー昆虫なのです。

生息地の減少によって数を減らしている状況にありますが、田畑などで簡単に見つけることができます。

また飼育することもでき、面白い生態を観察できる昆虫でもありますので、夏休みの自由研究の課題用に飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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