チンチラはペットとして近年とても人気が高まってきている動物です。小動物ではありますが、犬や猫とは違った良さがあるのもチンチラの特徴の一つですね。
チンチラは人間にとてもなつく動物なので、飼い主ともコミュニケーションが取れるとても賢い動物でもあるのが人気の理由です。
そんなチンチラですが、なつくためにはそれなりの接し方や飼い方をしっかりと学ばなければいけません。
チンチラがなつくにはそれなりのコツが必要だということですね。そこで今回はチンチラがなつくための接し方のコツについて色々と調べてまとめてみました。
なお、チンチラの飼い方については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
若い個体ほどなつく
チンチラに限ったことではありませんが、大抵の動物は小さい頃から飼育してるとよりなつくようになります。
刷り込みというものでしょうか。チンチラの場合ですと、およそ生後6か月までの若い個体であれば、特になつくようになりやすいと言われています。
決して大人のチンチラや、生後6か月以上たったチンチラがなつかないというわけではありません。
人に対して恐れがなく、馴れている個体がなつく
当たり前のことですが、人間に対して既に馴れている個体であれば、なつくようになるのも早い傾向にあります。
ペットショップで頻繁に店員さんに構ってもらっていた仔であれば、すでに人間馴れしている可能性が高く、飼ってから比較的早くなつくようになりやすいです。
ペットショップでチンチラを選ぶ場合は、これまでどのように接してきたのかや、人間に対してどれくらい馴れているのかといったポイントを確認しておくと、よりなつく可能性が高い個体を選ぶことができます。
チンチラが人馴れしているか確認する方法
人馴れしている個体であれば、肩に乗ったり手に乗ったりという事に抵抗が少ないため、すぐにスキンシップができます。
こういう個体は今後さらになつくようになるのは間違いないですね。
また人間のあとをついてくる個体は既にとてもなついているという判断をして良いかと思います。
また食事をねだる時にはまるで犬のように「お手をする」という話もありますが、本当なのでしょうか。
子供のチンチラをなつくように訓練する方法
なつくチンチラに育てるためには、チンチラがまだ幼いころからなつくように訓練するように育てると、とても効果的です。具体的な方法をご紹介します。
一匹を可愛がって育てる
チンチラをたくさん多頭飼いするのは、なつくようになりにくくておススメできません。
できるだけ飼い主との一対一の触れ合いの機会を設けるため、チンチラは一匹で単独飼育するのが望ましいです。
チンチラのペースで触れ合う
チンチラは犬とは違って、触られることや抱っこされることがあまり好きではないです。
しかしとても好奇心旺盛な性格をしていますので、飼い主に対しても興味を持って徐々に寄ってくるようになります。
触れ合う際には無理やり触ったりせず、チンチラのほうから寄ってくるのを待って触れ合うようにすることが大切です。
またチンチラの方から積極的に寄ってくるようになるためには、チンチラが「ここは安全な場所だ」と思って落ち着けるような環境を用意してあげることが先決になります。
まずは落ち着ける飼育環境という土台をしっかりと作り、スキンシップをとっていきましょう。
おやつで釣る
どんな動物に対しても有効な手段ですが、おやつはとても効果的です。
チンチラの一番の大好物を用意し、直接手からおやつをあげて、飼い主にさらに馴れてもらいます。
これを繰り返すうちに、徐々になつくようになっていきますよ。しかしあまり与えすぎないように注意してください。肥満の原因になります。
大人のチンチラがなつくようになるには?
子供のチンチラと基本的には同じ方法でなつくようになります。
しかしもともと好奇心旺盛でもありますが、警戒心も強い動物ですので、まずは飼い主に対しての警戒心を解いてあげる努力が必要です。
子供のチンチラよりも多少時間がかかるかもしれませんが、気長に頑張りましょう。
警戒心を解くにはまず、環境に慣れてもらうことが先決です。しばらくは構わずにそっとしておき、環境に慣れてきたら徐々に飼い主にも馴れてもらう訓練に入っていきます。
警戒心を解く一番の方法は、「飼い主=良いもの」というイメージをチンチラに植え付けることです。
つまり、飼い主がいるとこんなに良いことがある、ということを覚えさせるわけですね。具体的には、やはりおやつを与える事ですね。名前を呼びながら与えると、今後名前を呼ぶと寄ってくるくらいなつくようにもなります。
また大人の個体になれば、すでに性格が決まってきていることが多いです。チンチラがなつくかどうかは、実は個体差による性格の違いに最も左右されます
。触られることに対してそれほど抵抗がない個体もいれば、触られることが大嫌いな個体もいます。それがはっきりしてくる時期が大人になってから、ということですね。
ですのでチンチラとの接し方は、その個体に合わせてあげることが大切になります。
決して無理に触らず、チンチラが嫌がるようであれば、心を許してくれるまでゆっくりと接するようにしましょう。
無理に触ったり、嫌がるのに撫でたりすると、飼い主に対して嫌な印象だけが残ってしまい、なつくようにはなりません。
むしろ警戒心が強くなり、悪いと噛み癖までついてしまいます。ですのでここは気長に我慢して、焦らずに長い目で接するのがポイントです。
およその目安ではありますが、チンチラを抱っこできるようになるには、チンチラがおやつをねだって寄ってくるようになったら、というのが一つの目安になるかと思います。
参考にしてみてください。
まとめ
チンチラは警戒心が強い動物ではありますが、好奇心旺盛で人にもよくなつく可能性を十分に持っている動物です。
間違った接し方をしない限りは、飼い主に十分になついてくれますから、焦らず気長になれてもらうことがポイントです。
当然子供のうちから飼育するとなつくようになりやすいです。特に生後6か月未満の子供のチンチラであれば、一層なつきやすいですので目安にしてみてください。
大人のチンチラでもなつかせることは十分に可能ですので、接する際のポイントやコツをしっかりと抑え、チンチラが自然にんつくようにもっていきましょう。