
デグーにはノーマルデグーとブルーデグーの2種類のデグーがいるのをご存知ですか?
デグーを飼いたい!と思ってペットショップに行ったときに、デグーをちょっと良く見てみてください。
デグーの色自体は地味なので、言われてみないと良く分からない、ということもあるかと思います。
そこで今回はデグーの中でも「ブルーデグー」と呼ばれる種類のデグーについて焦点を当て、一般的なデグーである「ノーマルデグー」との違いやブルーデグーの特徴について掘り下げてご紹介していこうかと思います。
目次
ブルーデグーの色は?
ブルーデグーと聞くと、青いデグー?と思ってしまいますよね。
実際にはブルーデグーは普通の一般的なデグーと比べると青っぽい色をしています。
青っぽいというよりは、灰色(グレーカラー)ですね。
普通のデグーはノーマルデグーやアグーチデグーとも呼ばれ、茶色っぽい色をしているのが特徴ですね。2種類のデグーを並べてみると、その違いは一目瞭然ですね。
灰色(グレー)色をしているブルーデグーですが、個体によっても色の違いがあるようです。
濃いグレー色のデグーもいれば薄いグレー色のデグーもいます。
また微妙な色の違いによってもブルーデグーの値段にも違いがあるようですね。
ちなみに、日本ではこの2種類のデグーしかいないと言われていますが、外国にはもっといろんな種類のカラーのデグーがブリードされているようですね。
ブルーデグーは突然変異種?
ブルーデグーの色がグレーなのは、ノーマルデグーの持ってる色の遺伝子が欠乏している突然変異種だからと言われています。
もしそうであるのなら、今後はもっと色の薄い白い色のデグーも出てくる可能性もあるということですね。
いずれは数多くいるブリーダーさんが新カラーのデグーを作出してくれるのでしょうか。
毛の柔らかさが違う?
これは人によって意見が異なることがあるようで、本当のところはどうだかわからないです。
しかしどうやらブルーデグーの方が、ノーマルデグーに比べると毛が柔らかいデグーが多いと言われています。
見た目もブルーデグーの毛並みの方が確かに柔らかそうですよね。
ブルーデグーの値段は?
ブルーデグーはノーマルデグーに比べると値段的にはやや高価であることが多いです。
ノーマルデグーは4000円~10000円くらいで販売されているのに対し、ブルーデグーは7000円~20000円と2倍近い値段設定になっているところがほとんどです。
さらに珍しくて人気がある色のブルーデグーになると、もっと値段が跳ね上がり、30000円を超える個体もいるようですね。
しかしひと昔前はとても高価だったブルーデグーですが、最近はブルーデグーの繁殖も増えてきていて価値も少しずつ下がって来ている傾向にあります。
ブリーダーたちがこぞってブルーデグーの作出をしてくれているため、これからも下がっていくと考えられます。
ブルーデグーの性格は?
ブルーデグーはペット用として改良されてきた、いわばペット用のデグーです。
それゆえノーマルデグーと比べると野生味が若干薄れ、性格が穏やかな個体が多いと言われています。
穏やかな性格ですので、飼いやすく馴れやすいと言えるのではないでしょうか。
色はきれいだし、性格が穏やかということで人気が出るのは頷けますよね。
ブルーデグーの問題点
ブルーデグーは人気があり、高価で取引されているので、これからもどんどんブリードされていくと思われます。
しかしそんなブルーデグーにも問題があるのです。
まずブルーデグーは遺伝子の突然変異種であると言われています。
遺伝子には優性遺伝と劣性遺伝があります。これはメンデルの法則と同じですね。
ブルーデグーを作り出すには、両親がブルーデグーの遺伝子を持ったデグー同士でなければいけません。
ブルーデグーの劣性遺伝子は、アグーチカラー(ノーマルカラー)のデグーにも備わっている可能性があります。
アグーチカラー遺伝子を持っている個体はアグーチカラーとして生まれてきますので、実際にブルー遺伝子を持っていてもアグーチの遺伝子が少しでもあればアグーチになってしまうという事です。
劣性遺伝子であるブルーカラーはアグーチには勝てないわけです。
ですので、色がブルーデグー同士の両親の子は100%ブルーデグーになります。
アグーチカラーのデグーとブルーデグーを交配させると、ほとんどアグーチデグーになります。
この組み合わせでブルーデグーが生まれてきた場合は、そのアグーチデグーの親がブルー遺伝子を持っている、という裏付けになるわけですね。
もともと血統の数が少ないブルーデグーですので、こうした遺伝の法則を繰り返してブリードされていくと、血が濃くなってしまう傾向になります。
つまり近親交配(インブリード交配)という事になります。こういった交配を繰り返すと、体が弱い個体が生まれてくることが多くなります。
これはもう仕方のない事ですね。
体がノーマルデグーと比べると弱い傾向にあるブルーデグーですので、病気にかかる可能性も高くなり。
回復力も弱いと言われていてノーマルデグーに比べて長生きできないとも言われていました。
しかしこの数年でこの概念も変わってきていると言われています。
ブルーデグーの血統も徐々に広がってきており、近親交配にもなりにくくなったというのが理由でしょうか。
こうしたことから、今後は健康で強い体を持ったブルーデグーも徐々に増えてくると考えられますね。
また同じようにノーマルデグーであっても、交配によっては体の弱い個体も生まれる可能性もあるという意見も多くなっているのです。
飼い方に違いはあるの?
ブルーデグーは、色の違いと体の弱さ以外には、基本的にノーマルデグーとの違いはありません。
デグーはデグーなわけですね。ですので、飼い方に違いはなく、一般的なデグーと同じような方法で飼育することができます。
ただ、血統によっては病弱である可能性が高いのは否めませんので、健康管理には十分注意してあげたいところですね。
デグーの飼い方
デグーの飼い方に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
デグーの飼い方まとめ!飼育方法やオススメのケージもチェック!
まとめ
ブルーデグーは毛の色がグレーのデグーの事で、劣性遺伝子を持ったデグーの事を指します。
違いは色の他には体が弱い個体が多いという意見が多いです。
これはブルー血統がそもそも少ないので、近親交配になっているからというのが理由でした。
しかし近年ではそんなブルー血統も増えてきて、ノーマルデグーと同じように強い健康なブルーデグーもいるとの意見も増えてきました。
ブルーデグーであってもデグーには変わりはありませんから、飼い方には基本的に違いはありません。
強いて言うなら病弱である可能性がありますので、体調管理には注意が必要ということでしょうか。
突然変異だとされるブルーデグーであれば、これからも様々な色のデグーがブリードされていくと考えられますね。
今後もデグーの血統に注目していきたいと思います。
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今朝はドクターの真似して抗生剤を飲ませたのですが、思い切り押さえたので、弱ってしまい反省。ペレットに染み込ませても食べません。
あんなに好きだったのに、ほとんど食べないのは胃腸など押さえたときにどうかしたのでしょうか.
もっと勉強して
2匹目をお迎えすべきでした。
このまま食べないかもしれないけど、もうどうにもならない気がしています。
とても残念です。