犬は昔は外で飼育されていることがほとんどでした。
しかし現在では90%もの犬が室内で飼育されているといった状況です。
つまり、トイレを覚えさせることは犬を飼う上では必須となっているんです。
しかしトイレトレーニングを頑張っているけど、なかなか上手くできない・・
こんな悩みを抱えている方も多いはず。
犬のトイレトレーニングは結構難しいんですよね。
そこで今回は犬のトイレトレーニングを成功させる秘訣、そして失敗してしまう理由も併せてご紹介していきます。
この記事を読めば、犬のトイレトレーニングのコツがつかめること間違いなしですよ。
目次
いつか覚えるでしょ!はNG
よくある間違いの一つに、「いつか勝手に覚えるんでしょ」という思い込みがあります。
しかしこれは完全に間違いで、そのまま放っておいても犬がトイレの場所を覚えることはありません。
これには理由があり、そもそも犬はトイレをトイレだと思っていないということがあります。
トイレシーツで遊んでボロボロにしてしまうということがありますが、これはまさしくトイレシーツをおもちゃと思っているということですね。
でも、初めからトイレを覚えている仔犬もいますよね、という声もあるのも事実です。
これにもちゃんと理由があり、実は初めからトイレを覚えている仔犬はいません。
最初からトイレを覚えてくれている犬は、ペットショップの店員さんやブリーダーさんが教えてくれていたからなんです。
犬は自分から自然にトイレを覚えることはありません。誰かが教えなければ覚えないんです。
初めからトイレを覚えているという場合は、相当ラッキーだと思った方が良いでしょう。
犬はトイレを勝手に覚えません。教えなければいつまでたっても覚えないです。
仔犬のトイレトレーニングはいつから始めるのが良い?
トイレトレーニングは仔犬をお迎えしたその日から、すぐにでも始めるべきです。
よくお迎えした時はストレスになるから、期間を設けて・・と言われますが、これは間違いです。
期間を設けると、その間にどこで排泄してもOKだと思い込んでしまうリスクがあります。
そこから今後のトイレトレーニングをより困難にしてしまう要因になりますので、できればすぐにトイレトレーニングを開始しましょう。
どれぐらいでトイレを覚えるのか
トイレトレーニング完了までどれくらいかかるかは、その犬や方法、環境によっても大きく異なります。
一般的に一ヶ月で習得を目安にすると良いと言われていますが、早い犬だとわずか一週間で習得できる場合もあるようです。
上手に教えて、素早く習得しておきたいところです。
とはいえ、それでもなかなか覚えてくれないと言った場合もあるようです。
そんな時は、ドッグトレーナーなどに相談してみるのも良いでしょう。
犬は清潔できれい好き
犬は清潔なきれい好きな動物なんです。
ですので自分の体と生活環境をきれいに保とうとする習性があります。
この習性が原因となってトイレトレーニングを失敗してしまう事もあります。
ではどういったことが失敗してします原因となるのでしょうか。
犬がトイレを覚えにくい原因と理由とは?
犬がトイレを覚えにくくさせる要因はいくつかありますが、概ね以下の4つです。
- 普段いる場所とトイレの場所が近い
- 他のペットの臭いがあると、影響されやすい
- 粗相したらまた同じ場所で粗相
- 落ち着ける場所がない
きれい好きなので、トイレの場所と普段の生活スペースの距離が近いとトイレで排泄しようとしない傾向があり、トイレトレーニング失敗しやすいです。
また他に既にペットがいる場合、その臭いに影響されて失敗することも多いようです。
そしてこれが一番注意すべきことですが、一度粗相するとまたその場所で粗相してしまい、それが習慣化してしまうことで失敗してしまうというものです。
また排泄中は無防備になるので、落ち着ける場所を探してそこをトイレにしようとします。
飼育環境にそもそも落ち着ける場所がないと、失敗しやすいのも当然ですね。
トイレトレーニングの手順
トイレトレーニングの手順やポイントは以下の通りです。
トイレトレーニングの手順チェックポイント
- トイレのタイミングを知る
- トイレに誘導
- 上手くできたら必ず褒め、できればおやつもあげる
- 排泄しなかったら一度やめる
- またトイレに行きたがるような素振りをしたらもう一度トイレに誘導し、様子見
トイレに行きたがるタイミングを知ることはとても重要です。
タイミングは排泄をする時間や、食事の時間との関連性など様々な視点から調べ、メモします。
参考までに、寝起き、食後、散歩や遊んでいる時に排泄したがる犬が多いです。
また、トイレに行きたがっている仕草としては、
「地面の臭いをかぐ」「その場でクルクル回ってソワソワしている」などの特徴がありますので、よく観察してみましょう。
トイレは一回で終わらない場合があるので注意したいところです。
特に仔犬は排泄回数が多く、30分から1時間おきにトイレに行きたがる場合もあります。
さらに仔犬は自分からトイレに行かないので、トイレに誘導してあげることを繰り返してトイレに行くことを覚えさせることが大切です。
早ければ一週間で習得できることもありますが、一ヶ月くらいのスパンで気長に頑張ってみましょう。
トイレトレーニングを失敗する原因と理由とは?
トイレトレーニングを失敗してしまう原因について解説します。トイレトレーニングを早く完了させるためにも、絶対注意しておきたいポイントとなります。
トイレトレーニングを失敗する原因
- 知らない間に粗相、臭いがついてしまう
- 怒ってしまう
- トイレと間違うものや環境が近くにある
- 褒め方が間違っている
飼い主の知らない間に別の場所をトイレにしてしまい、そこに臭いが付いてしまうことによって、そのまま習慣化してしまうと失敗します。こうならない為にはなるべく仔犬から目を離さず、常に観察することが重要です。
またトイレシーツとバスマットやカーペット、ラグマットの感触が似ていることがあり、犬が判別できずに失敗する例もあります。
褒め方でも、多くの人が撫でて褒めるのみという場合が多いです。でもこれはNGです。
実は仔犬は撫でられるのが苦手なんです。つまり意味が無いということになってしまいます。褒める際は声に出して褒めるようにしましょう。
褒める順番にも注意しましょう。排泄から時間が経ってから褒めても意味が無いです。
なので・・
排泄物を片付ける⇒褒める、おやつはNG。
褒める、おやつ⇒片付けるの方が遥かに効果的なんです。
トイレのしつけ定着化は時間がかかります。
覚えたと思って油断し、目を離した途端に粗相⇒失敗する、というパターンも多いものです。
最初が肝心なので、しっかり確実に教えていきましょう。
仔犬のトレーニングサークル
仔犬のトイレトレーニングがしやすく設計されたサークルが販売されています。
トイレスペースが3割、生活スペースが7割といった感じの設計でして、仔犬のトイレトレーニングに特化した造りになっています。
トイレと生活スペースが区切られているのでしつけしやすく、とても機能性の高いサークルだと思います。
仔犬のトイレトレーニングをされるのであれば。ぜひ導入してみて下さい。
トイレトレーニングの2か条
仔犬のトイレトレーニングの2か条は以下の通りです。
- 成功させる
- 失敗させない
実は本当にこれだけなんです。
失敗すれば、そこからさらに失敗を重ねてしまいます。
しかし、成功を重ねると、一気にトイレを覚えて失敗しなくなり、気付けばトイレのしつけは完了してしまうものなんです。
失敗しない為には、失敗しやすくなる要素を徹底的に取り除くことが効率的に最速でトイレトレーニングを進めるコツになります。
成犬のトイレトレーニングは可能?
成犬になってからのトイレトレーニングも可能です。トレーニング手順も仔犬のそれと全く同じでOKです。
ただし、トイレの回数が仔犬に比べて遥かに少なく、3時間から4時間に一回という少なさですので、教えるチャンスが少ないのが辛いところです。その分仔犬のトレーニングよりも時間がかかってしまう場合がありますので、気長に行いましょう。
まとめ
- 仔犬のトイレトレーニングはすぐにでも始めるべき
- トイレのタイミングを見極める
- 失敗させず、成功させるの2か条を意識
- 褒め方や褒める順番も実は重要
- トイレシーツと間違うようなものは排除
以上のポイントを抑えておけば、仔犬のトイレトレーニングをスムーズに短期間で完了できるのではないかと思います。
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