イグアナ

あなたはイグアナをご存知ですか?まるで恐竜を彷彿とさせるような、カッコいいフォルムが魅力的だと言う人も多いです。

「イグアナ」という動物は良く聞くけれど、実際にどういう動物なのか、詳しくは知らないという人もきっと多いはず。

そこで今回はそんなイグアナについて、どういう動物なのか特徴を調べてまとめてみました。

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イグアナとはグリーンイグアナのこと

イグアナは一言でいうと、大型のトカゲです。

一般的に私たちが「イグアナ」と呼んでいるイグアナは、正式には「グリーンイグアナ」と呼ばれています。

ペットショップで見かけるイグアナも、グリーンイグアナですので、ここではグリーンイグアナについて記述していきます。

 

グリーンイグアナの特徴は?

グリーンイグアナはとても大きいということが特徴的です。

最大のもので全長は180㎝にもなると言いますから、いかに大きいかが見て取れるかと思います。

体重はなんと30㎏~40㎏にまで達します。

またグリーンイグアナは主に南米のコスタリカやコロンビア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、メキシコなどの広い地域に生息しています。

熱帯雨林に生息し、水辺を好むとされています。基本的には樹上で生活していますが、危険が迫ると水に飛び込んで泳いで逃げる事もできます。

意外にも泳ぎが得意なのですね。水辺を好むのはこうした理由があったのです。

グリーンイグアナが生息している現地では、なんと食用にされているところもあるそうですね。

イグアナって美味しいのでしょうか。大きくなったイグアナは見た目がちょっとグロテスクな部分があるので、正直言って食べたいとは思いませんけどね。

オスのイグアナは背中にクレストと呼ばれる、トゲトゲが発達し、とても迫力がある体つきになります。まるで怪獣みたいですよね。

このクレストがとても魅力的でイグアナを飼っている、という方もいるのだとか。

イグアナは大きなトカゲという印象を持ちますが、食性は意外にも植物食なのです。イメージとしては昆虫などを食べるような事を想像してしまいますが、見かけによらない事もあるものですね。

グリーンイグアナは多産な生き物でもあります。なんと卵を一回に20個~40個ほど産みます

これほど大きな爬虫類が一度にそれだけの卵を産むというのも、まず想像できないものがありますよね。

 

イグアナはなつく?

イグアナは時折、犬のように飼い主になつくと言われることがあります。

これはイグアナがとても頭が良いことに起因しています。名前を呼ぶと駆け寄ってくることもあると言いくらいです。

またイグアナにハーネスを付けて散歩に行く飼い主もいるとのことなので、イグアナがなつくというのは本当のようですね。

しかしこれは、しっかりと信頼関係を築けている場合に限るようです。

もともとイグアナは警戒心が強いところもあり、信頼関係をしっかり築けていないと、攻撃されてしまうこともあるようですね。

しかし総じてイグアナはとても利口で頭の良い、人になつく数少ない爬虫類であると言えるでしょう。

 

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グリーンイグアナの種類

グリーンイグアナにも色素が欠乏している、いわゆるアルビノと呼ばれる種類もいます。

その他にも、色合いが赤ベースになっているエリスリスティックスという種類のイグアナも大変人気があります。

しかしここまで色が違えば、もはやグリーンイグアナとは呼べない気もしますよね。

 

グリーンイグアナの寿命は?

寿命は平均して10年~15年くらいだと言われていますが、実際にの寿命はイグアナの食生活に大きく左右されるようです。

何を食べていたかによって寿命が大きく変わるのですね。

 

要注意外来生物としてのイグアナ

日本において、イグアナはこれまでにもペットとして多く流通している時期がありました。

そして昔はとても安価で安易な販売をされてきたという過去があります。非常に大きくなる動物ですし、飼うにしても大きく成長したイグアナを飼いきれなくなってしまう飼い主が後を絶たない状態になってしまったのです。

こうした飼いきれなくなったイグアナが野生に放たれ、もともとの生態系を狂わせるといった問題も懸念されています。

実際にすでに石垣島では野生化したイグアナが定着化しているのでは、と言われているようです。

こういった問題は、イグアナが幼体でまだ小さい時期に多く流通し、しかも幼体である時には特に安価で販売されていたというのが問題だったわけです。

まさかここまで大きくなるとは、思いもよらないと思った飼い主が多かったことでしょう。

しかし販売している販売店も、しっかりとした説明をすべきところをしなかった、という安易な販売スタイルも問題とされていますね。

しかしこういった過去の過ちから、現在ではグリーンイグアナの販売に際してしっかりとした事前の説明をしたうえで販売されているということです。

 

グリーンイグアナの値段は?

先述の通り、グリーンイグアナは比較的安価な値段で取引されています。

安いもので、およそ3,000円~5,000円で購入する事ができますが、高い珍しいイグアナになると数万円で取引されるものもいるようですね。

 

グリーンイグアナの性格は?

食性が植物食ということもあり、性格はいたって温厚でおとなしいです。

飼い主を見分けることができるほど頭が良いので、信頼関係が上手く築けると楽しいイグアナライフが堪能できるkもしれませんね。

しかしグリーンイグアナの特徴の一つとして、非常に鋭い爪と歯を持っているというものがあります。

また温厚ではありますが、少々警戒心が強いところもあるため、信頼関係が築ける前には飼い主であっても、尻尾でバシッと強打され攻撃されることもあります。

それに飼い主ではない人間に対してはさらに危険となる場合もあります。顎の力も強く、噛みつかれると鋭い歯と合わさって大けがをさせられる恐れもあります。

また発情期のオスは特に攻撃性が高まりますの、飼い主としても最初は特に常に気を張って接する方が望ましいと言えますね。

 

イグアナの飼育方法

イグアナの飼育方法に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

一般的にイグアナと呼んでいるものは、グリーンイグアナのことです。

このグリーンイグアナは幼体の頃はちっちゃくて可愛らしいのですが、大きくなって成体にまで成長すると全長180㎝にもなる、巨大な生き物です。

値段も安価な値段で販売されている事実もあり、安易な気持ちで購入してしまう人も多くいます。

そして飼いきれなくなって、手放してしまうという問題も抱えている生き物なのです。

また食性は植物食で大人しいと安心してはいけません。イグアナは鋭い爪と歯、また噛みつく顎の力が強い生き物です。

うっかり怒らせて噛まれると大けがをする恐れもありますから、常に細心の注意を払って接するべきだと言えます。