メダカも縄張りを持つってご存知ですか。
可愛らしいメダカも時には激しく縄張り争いをし、ケンカをする事がよくあります。
しかも意外と激しいケンカをするんです。
今回はそんなメダカの縄張り争いからくるケンカを防ぐ方法、対策方法をご紹介していきたいと思います。
目次
メダカはケンカする
メダカは結構凶暴な一面を持っている魚なんです。
とはいっても、基本的にはとても穏やかな性格をしていますので安心してください。
しかし稀に激しくケンカをする事があるんです。
これはオスメス関係なく起こるもので、メダカにはしっかりとした縄張り意識があるからなんです。
もちろんこの縄張り意識もオスメス関係なしに持っているものです。
特に縄張り意識が強い個体になれば、激しく他のメダカを攻撃するようになる事もあります。
でもまた仲良く泳ぐようになるのもメダカの不思議なところなんですよね。
メダカがケンカをしてた時の対処方法
メダカを隔離する
メダカは大抵、どちらかがどちらか一方を追い回してつついたりします。
こういった場合、喧嘩っ早いメダカを隔離するのが良いです。
ちなみに、いじめられているメダカを別の水槽に移すのも有効です。
場合によって使い分けると良いでしょう。
メダカを入れすぎない
メダカを一つの容器や水槽にたくさん入れている場合に、起こり得ます。
過密飼育よりも広い水槽で数匹程度で飼育すれば、縄張り争いもそれだけ起こりにくくなります。
ただし、それだけスペース的には厳しくなりますので、たくさん飼育している場合はお勧めできないかもしれません。
狭い容器で飼育する
あまり個人的にはおススメできない方法ですが、縄張り意識をなくす方法としては結構有効です。
スペースが狭くて飼育するには厳しい環境ですが。メダカにとっては縄張りどころではありませんので、縄張り意識からのケンカはなくなります。
過密飼育が意外と効果的
何十匹ものメダカを過密気味に飼育すると、こちらもやはり縄張り意識の概念が無くなってしまいます。
過密飼育自体はあまりよくありませんが、ある程度の頭数であれば問題ない事も多いです。
飼育スペースの問題からも大量のメダカの飼育管理にはお勧めの方法かも知れませんね。
隠れ家や水草を入れる
メダカがお互いに見えなくなるように水草をたくさん入れて、間接的に隔離できるように水槽内に工夫をすることでケンカや縄張り争いを少なくすることが出来ます。
おススメの水草はたくさん群生しやすく、成長が早い水草が良いように思います。
具体的にはアナカリスなどがメダカの飼育にもピッタリですし、水質浄化能力も高いと評判ですのでおススメですよ。
稚魚も共食いをする
メダカのケンカとは少し違うかもしれませんが、稚魚も共食いをするという問題が発生します。
特に稚魚には成長速度が異なる特徴があり、放っておくと大きくなる稚魚と、いつまでたっても小さいままの稚魚がいる事に気づきます。
そのままにしておけば、大きい稚魚が小さい稚魚を食べてしまうようになりますし、小さい稚魚が餌を食べられずに餓死してしまう危険があります。
これを防ぐには、稚魚の大きさに合わせて別の飼育容器に隔離すると効果的です。
なお、メダカの稚魚の育て方に関しては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
メダカの縄張り争いのケンカは普通に起こります。
対策としては以下の通りです。
- 広いスペースで少数を飼育する
- 過密気味に飼育する
- 喧嘩っ早いメダカを隔離する
- 水草や隠れられる場所をたくさん作る
水槽で飼育する場合は、やはり水草をたくさん植えて間接的に隔離できる環境を自然に水槽内に用意してあげる事だと思います。
基本的にやさしい性格の魚ですので、ケンカをする事はあまりないかもしれません。
しかし、もしケンカをしていて問題だと感じたら隔離や飼育頭数の調整をしてみると解決できると思いますよ。