ライオンキングのキャラクター「ティモン」で一躍有名になった動物、「ミーアキャット」。
すっくと立ちあがった姿を見ると、なんだか愛くるしいですよね。
そんなミーアキャットですが、ペットとして飼育することができるということをご存知ですか。
確かに野性味が強く、ペットとしての歴史が浅いミーアキャットですが、どのような特徴があるのか、詳しく知っている人は結構少ないはず。
そこで今回はミーアキャットの特徴や性格、値段や寿命、飼育方法などあらゆる事をご紹介していこうと思います。
目次
ミーアキャットってどんな動物?
「キャット」という名前が付いているので、猫の仲間では?と思う人もいるかと思いますが、実は猫の仲間ではなくて、マングースの仲間に分類されている動物なのです。
ミーアキャットは「meerkat」と表記され、これはオランダ語でサルを意味すると言われています。
最初にミーアキャットを見た人が、サルに見間違えた、ということらしいですが、どうなのでしょうか。
体長は20㎝~30㎝ほどで、体重は1㎏程度です。
見た目はなんとなく夜行性に見えなくもないですが、昼行性の生き物です。
生息地はアフリカやインドネシアなどの暑い地域に生息しており、寒さが苦手です。
しかし暑さにめっぽう強いというわけでもなく、暑さをしのぐために地中に穴を掘って暮らしています。
社会性を持ち、複数の家族が集まって群れを形成、家族で子育てをする習性があります。
頭も良く、子供の狩りの教育も家族で教え込みますが、教え方がなんとも賢く、段階を追って教え込みます。
ミーアキャットはサソリなどの危険な生き物も獲物として捕食します。
その際に、サソリの毒針を取り除いてから子供に狩りの練習をさせる、など知能の高さを思わせますね。
ミーアキャットの寿命
ミーアキャットの寿命は一般的な犬や猫と大差なく、およそ10年~15年くらいと見てよいでしょう。
もちろん寿命に関しては、食生活やストレスなど様々な要因に左右されますので、あくまでも目安にしてくださいね。
ミーアキャットの入手方法や値段は?
ミーアキャットは、ペットとしてはまだまだ歴史が浅く、それほど多く流通もしていないのが現状です。
ですので、そこらへんのペットショップで入手できるのかと言われれば、難しいと言わざるを得ないでしょう。
ですが、取り扱っているショップもありますので、根気よく探せば見つける事は可能です。
ミーアキャットを取り扱っているショップを一部ご紹介します。
ぜひチェックしてみて下さいね。
意外と販売されているものですね。
気になる値段はというと、結構値段に開きがあるようですが、おおよそ30万円~50万円くらいが相場でしょうか。
結構高額になっていますが、ペットとしては珍しい生き物ですし、流通量も多くない現状を考えると仕方ないのかもしれません。
ミーアキャットは懐く?
ミーアキャットは飼育ができるとはいえ、まだまだ野性味を強く残した生き物です。
犬や猫と同じように容易く懐くようになる、というわけにはいかないでしょう。
しかし、しっかりと信頼関係を気付くことができれば、飼い主にベタ馴れになることもあるようです。
馴らすにはかなりの時間と労力を要しますので、根気よく餌やりやスキンシップで馴らしていく必要があります。
ミーアキャットは寂しがり
上述の通り、ミーアキャットは社会生活を営む動物ですので、一頭だけではストレスになってしまう事もあるようです。
飼育する場合には、こうした寂しさからくるストレスを和らげるために、複数飼育をする人もいるようですが、ミーアキャットの複数飼育は難易度が高く、難しいですね。
ミーアキャットの食べ物
ミーアキャットは雑食性のため、何でもよく食べます。
昆虫から野菜まで幅広く食べますので、リンゴ、バナナ、サツマイモなど与えると良いでしょう。
キャットフードやドッグフード、モンキーフードなども代用品として与えることができますよ。
飼育温度に注意
もともと暑い地域に生息しているので、寒さに弱いです。
日本の夏には適応できますが、冬の寒さには適応できませんので、常に25℃~28℃程度の温度に調節してあげる必要があります。
飼育の場合はエアコンつけっぱなしが良いですが、電気代などのコストが掛かってしまうのは仕方ありませんね。
飼育スペース、ケージは?
良く動き回りますので、広い飼育スペースが必要になります。
ケージもフェレット用の広々としたケージを使用しましょう。
砂浴び
ミーアキャットは砂浴びをする習性があります。
ミーアキャットにとっての砂浴びは、私たちにとってのお風呂のようなもので、体についたゴミなどを洗い流すためだと言われています。
飼育ケージにミーアキャットが入れるくらいの大きさがある砂場を入れてあげると喜びますよ。
砂はチンチラ用の砂を代用すると良いですね。
まとめ
ミーアキャットは生態の値段も高額ながら、飼育するためのランニングコストも相当掛かると思っておいた方が良いでしょう。
餌代、エアコン代でも月に数万円は掛かると思っておきましょう。
また、穴掘りをする習性がありますので、家の床を傷つけられる恐れもありますので、飼育する際には注意したいところですね。