ネオンテトラ

ネオンテトラ

鮮やかな色が水槽の中できらりと光る熱帯魚。

ドラマのワンシーンやおしゃれな飲食店で見かけて、その優雅さに心を惹かれた方も多いのではないでしょうか。

今回は熱帯魚の中でも、鮮やかな赤と青のラインが特徴的なネオンテトラについてご紹介いたします。

 

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ネオンテトラとは?

カラシン目カラシン科の熱帯魚で、主にアマゾン川流域に分布しています。

ネオンテトラはテトラの中でも人気があり、グッピーに次いで名前が知られた熱帯魚です。

寿命は約2年と言われていますが、飼育環境や個体によっては前後します。

体長は約3cmで頭から尾にかけて一直線に入った青いラインと、その下に入ったお腹から尾にかけた短めの赤いラインが特徴です。

名前の通りネオンのようにキラリと輝く青いラインは発光しているわけではなく、特定の色を含んだ光の反射層があるためそう見えるのだそうです。

比較的低価格で販売されており、穏やかな性格で他の魚とも共存しやすいことから「熱帯魚飼育の入門種」とも言われています。

同じく飼育がしやすいグッピーと比べると繁殖が難しく、個人で飼育する際、オス・メスでで間引いたり水槽を分ける必要がありません。

 

ネオンテトラの仲間

熱帯魚の中でも知名度があるネオンテトラはカラシンに分類されます。

ネオンテトラについて学んだところで、次はネオンテトラの仲間カラシン(テトラ)を見ていきましょう。

 

カーディナルテトラ

ネオンテトラのような青と赤の鮮やかなラインが特徴のカーディナルテトラ。

ネオンテトラと似た見た目ですが、赤いラインが頭から尾まで入っており、ネオンテトラよりも一回り大きいため、ショップでの価格は基本的にネオンテトラより高めです。

 

ブラックネオンテトラ

ネオンテトラ

黒とプラチナのメタリックなラインが特徴のブラックネオンテトラ。

鮮やかなネオンテトラとは違い、落ち着いた紳士的な渋みがあります。

体長やエサ、飼育方法もネオンテトラとほぼ変わらないため、一緒に混泳させて対照的な見た目を楽しむのもおすすめです。

 

グローライトテトラ

半透明の体にオレンジ色のラインが一本、真っ直ぐに入ったグローライトテトラ。

良い環境で育てればこのラインは鮮やかに、悪い環境や体長が悪かったりすると色がくすんで見えます。

他のテトラと比べると食欲が旺盛なので、混泳させると他の魚にエサが行き渡らない場合もあるそうです。

 

ブルーテトラ

その名の通り青い体が特徴的なブルーテトラは、テトラの中でも特に美しいとも言われています。

上手に飼育すると、尾の付け根がほんのりとピンク色に染まり、人間でいうところのまぶたの部分が赤くなるそうです。

その姿は青一色の時よりも上品で気品があります。

 

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ブラックファントム

ブラックファントムは大きく長いヒレで泳ぐ姿が勇ましいテトラです。

メタリックな体とエラの近くにあるスポットと呼ばれる黒い模様が特徴的です。

近い種類でレッドファントムやイエローファントムという体の色がそれぞれ違う種類がいてとても人気の高い種類です。

 

ペンギンテトラ

白濁色の半透明な体に黒い筋が特徴のペンギンテトラ。

頭を上にして体を斜めにして泳ぐ姿可愛らしいテトラですが、比較的温厚な性格が多いテトラの中でも少々気性が荒い傾向にあるようです。

 

ロージーテトラ

ファントム系よりは短いものの長い背ビレとぽてっとした体が特徴のテトラです。

体はうすいピンク色をしていますが、個体によって色みや濃さが少しずつ違います。

色の個体差があるので飼育する上では面白みのある種類といっていいでしょう。

 

アルビノ種

種類によっては突然変異で生まれたアルビノが確認されています。

基本的に全体が白い体をしていますが、赤いラインが見えるアルビノテトラなど、元々の色素が少しだけ残っている種類もいるようです。

透明感のある白色の体を持つアルビノの泳ぐ姿はとてもきれいで神秘的です。

 

テトラのオスとメスの見分け方

ネオンテトラ

上から見るとオスはしゅっとしたスマートな体ですが、メスは少しふっくらとしている傾向にありますが、違いがほとんどないため、見分け方が難しい熱帯魚です。

体が成長しきっていない前の稚魚の段階では、オスとメスで差がほとんどないため見分けるのはさらに難しくなります。

 

初心者でも飼育できる?

ネオンテトラ

グッピーのように放っておいても繁殖する種類ではないので、自然に繁殖するサイクルを楽しみたい方には不向きです。

しかしオスとメスで間引く必要もなく一部のテトラを除けば比較的温厚な性格の種類が多いので、初心者にも飼育しやすい種類と言っていいでしょう。

種類豊富なテトラですが、水質や水温、エサなどは基本的に同じ環境で良いため、テトラの種類だけで混泳させる方も多いそうです。

また、群泳する習性があり、鮮やかなネオンテトラが群泳する姿は人気があります。

繁殖が難しい熱帯魚ですが、上級者になると交配させお気に入りの個体やレアな個体を誕生させる楽しみもあります。

 

まとめ

種類が多いネオンテトラはショップで見ているだけでも飽きない熱帯魚です。

熱帯魚の入門種とも言われることのあるネオンテトラ。

ぜひ飼育してみませんか。