ラグドールと呼ばれている猫をご存知ですか。

なんだか気品を感じる響きの名前ですよね。

とても可愛らしい顔だちをしている、まるでぬいぐるみのような容姿も人気の理由の一つなんだとか。

今回はそんなラグドールの特徴や、性格などを詳しく調べてまとめてみました。

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ラグドールの起源は?

 

ラグドールはもともとペルシャとバーマンを掛け合わせて作出された、比較的新しいと言われている猫種です。

誕生したのは1960年代のアメリカ、カリフォルニア州になります。

そこに住む猫のブリーダーの「アン・ベイカー」という人が作ったのが始まりでした。

 

猫のブリードのフランチャイズ契約に

ラグドールを作り出したブリーダーのアン・ベイカーさんは、自身が作った組織に登録した人にのみ、ラグドールの名前を使わせるというシステムを採用しました。

つまり、フランチャイズ契約のようなものですね。

ラグドールは創始期にはビジネスにも利用されていた、という過去があるのです。

 

ラグドールの性格は?

そもそもラグドールとは、「ぬいぐるみ」という意味があります。

その名の通りラグドールの性格はとても温厚な性格をしていて、抱っこされるのが大好きという、猫らしからぬ一面を持ち合わせている猫種なのです。

抱っこすれば、まるでぬいぐるみのようにさらに身を寄せてくると言われていて、猫とたくさんスキンシップを取りたい!という飼い主にはとてもおススメな猫だと言えます。

また猫としては似つかわしくないのですが、狩猟本能というものがあまりないとも言われていて、爪を出して引っ掻くということをしない猫だともいわれています。

小さい子供がいる家庭でも安心して飼育できますし、新しい家で飼う場合でも、あちこち引っ掻き回されて傷だらけ・・という事は起こりにくいようですね。

 

おっとりした性格で注意が必要?

ラグドールはおっとりした性格をおしていますので、ペットとしてはととえも飼いやすい、おススメの猫種だと言えます。

しかしながら、おっとりしているが故に少々注意しなければならない事もあるようですね。

たとえば外で飼育する場合ですと、危険は数多く存在します。その最たるものが交通事故などですね。

おっとりしている=やや鈍いところがある、という認識を持つ必要があり、危険回避が難しい場合があるのです。

ラグドールを飼育する場合は、室内飼育をする方が危険が少なくて良いと言えるでしょう。

 

飼い主に従順でしつけもしやすい

飼い主に従順という猫には珍しい性格をしているのもラグドールの特徴です。

トイレなどのしつけも比較的簡単に覚えてくれますので、初めて飼う人にもしつけやすいでしょう。

また飼い主に従順ですので、自分の居場所というものもしっかりと記憶しています。

ですのでより一層帰巣本能が強いとも言えます。

この帰巣本能の強さは実はちょっと注意すべき事柄でもあるのです。

もし飼育している途中で里子に出さなければいけないという場合や、引っ越しをしなければいけなくなった、というような場合ですと、急な環境変化に対応しにくいというちょっと不安な一面も持ち合わせているのです。

帰巣本能が強いという事は、環境がガラリと変わると一般的な猫よりもさらにストレスになりやすい、と覚えておくべきかと思います。

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ほとんど鳴かない

鳴くこともあまりない猫だとも言われています。

鳴くとしても、何かを飼い主に訴えている時に鳴く程度ですので、無駄にニャーニャー鳴くという事はありません。

マンションやアパートなどの集合住宅などで飼育する場合でも比較的安心して飼う事が出来そうですね。

 

オスとメスの性格の違い

オスとメスで少しだけ性格に違いがあるようですね。オスの方が人懐っこく、活発だと言われていますね。

メスはやや神経質なところがあり、気に入らない事があると爪を立てたりといった気性が激しくなる事もあるようですね。

初めて猫を飼うのであれば、オスを飼う方が飼いやすいのかもしれませんね。

 

ラグドールの体の大きさ

ラグドールはどれくらい大きくなるのでしょうか。

体重を知べてみました。

オスメスでは体重に差があるようで、オスの方がメスよりも大きくなるようです。

オスでおよそ5㎏~7㎏、メスでは4㎏~6㎏くらいが平均体重でしょうか。

これを見る限りでは、一般的に見て少しばかり大きいと言えるかと思います。

またとても大きな個体ですと、10㎏を超える猫もいるとの事です。本当でしょうか。

 

ラグドールの特徴

世界一大きいメインクーンと並んで、がっしりとした筋肉質な体型をしているのも特徴的ですね。

成長する早さもゆっくりで、一般的な猫が大人になるのに1年かかるのに対し、ラグドールの場合は2年~3年は掛かるとされています。

またシルクのような手触りのフワフワした長くて柔らかい被毛も特徴の一つです。

長毛種の魅力といえばこのフワフワの被毛です。

大抵の場合、この長い被毛は抜け毛や毛玉になりやすかったりと処理が大変になります。

しかしラグドールの場合は密に生えているので、長毛でも毛玉になりにくいという特徴をもっています。

またパッと見の印象として、顔の形がどことなくタヌキに似ている・・と思うのは私だけでしょうか。

微妙に横に長い顔はまるでタヌキに見えて仕方がありません(笑)

 

ラグドールの寿命は?

寿命はおよそ14年くらいだと言われています。一般的な猫の平均寿命は15年ですので、平均的だと言えるでしょう。

もちろん寿命はあくまで目安にすぎませんので、飼育環境や餌などによってもかなり変わってきますので、上手に飼育できればもっと長く生きてくれますよ。

 

ラグドールの値段

ラグドールの値段に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

ラグドールはペットとして飼育するにはもってこいの性格をしている猫種です。

抱っこされるのも特に大好きな性格ですので、スキンシップをたくさん取りたいという場合にも特におススメですね。

ただ帰巣本能が強い特徴がありますので、環境の変化には弱いとも言えます。

引っ越しなど飼育環境が大きく変わる場合にはストレスに注意してあげたいところです。

またおっとりしていますので、危険に関してもちょっと鈍い性格とも言えます。

 

外で飼育するには危険回避の問題からあまりおススメできません。

できれば室内飼育をしてあげましょう。

ラグドールは飼いやすくペットとしてはおススメな猫種ですが、性格などの特徴をしっかりと知っておかないと思わぬ失敗をしてしまう事もあるでしょう。

しっかりと特徴を理解したうえで飼育してあげたいですね。