ネコ

私たち人間にとって睡眠はごく当たり前のことで、毎日必ず寝て起きてを繰り返していますよね。動物たちももちろん寝ているのですが、魚ってそもそも寝ているのでしょうか。

そういえばどうやって寝ているんだろう・・と疑問に思う人も多いはず。そこで今回は魚は伍どうやって寝ているのか、またその他の動物たちはどのような睡眠法をとっているのか。
動物の睡眠についてご紹介していきます。

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魚は寝ない!?

魚って瞼がないですよね。ずっと目を開けた状態で泳いでいるといったイメージを持つのではないでしょうか。
動物である以上は、寝ないという事は基本的にありません。寝ることで体を健康に保てるわけでして、寝ないと必ず体に悪影響が出ます。あまり寝ないという人もまれにいますが、それでも睡眠は必ず必要になります。

ネズミの不眠実験

ネズミを対象に寝ないとどうなるのか、という実験がされました。ネズミは不眠になると以下の症状が出たそうです。

・毛が抜け落ちる
・食欲がなくなる
・死ぬ

ネズミは寝ないことによって町の菌が悪い方向に働き、体の異変として現れ、食欲が低下、その後死亡に至るという結果になったとのこと。

寝ないという事は、つまり生命維持が不可能になるわけですね。

脳の大きさによって睡眠時間の違いはある?

農が大きい動物ほど睡眠によって脳を休ませる必要があるのでは?という説もありましたが、これは違うようです。

小型哺乳類の睡眠時間は12時間を超えるものも多数いますが、ゾウの睡眠時間はなんとたったの4時間程度だといわれています。脳が大きいから睡眠時間が長くなる、というわけではないのです。

草食動物は熟睡しない!?

草食動物の多くは、生態系の中では食べられる側になります。野生において熟睡するということは、無防備を意味しますので、死に直結する恐れがあります。

なので草食動物はあまり長い時間寝ない、寝ても熟睡はしないなど睡眠時間としては短い傾向にあるようです。

また草にはそれほどの栄養も無いため、草食動物たちはたくさんのエサを常に食べなければいけません。睡眠が増える=食べてる時間が減ると、体の健康を維持できなくなるのです。

肉食獣は良く寝る

一報でライオンなどの肉食獣は基本的に良く寝る傾向にあります。草よりも肉の方がはるかに栄養価が高く、一度食べたらしばらく絶食するくらいです。

食べてるとき以外は何をしているのか、ですが休んでいます。睡眠を取っているとは限らないですが、動物園でも寝ているライオンをよく見るのはこのためです。

鳥類の睡眠

鳥はいつ寝ているのでしょうか。鳥類も哺乳類と同じような睡眠方法をとります。しかし何万キロと移動をするような渡り鳥などは飛びながら寝ている種類もいるんです。こういった睡眠を半球睡眠と呼びます。寝ながら飛ぶとはいっても、脳を休ませているという認識です。脳の半分を休ませて、もう片方を使っているという状態を繰り返すのです。脳の片方ずつ休ませながら飛べるなんて、器用なことができるとは驚きです。

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イルカやクジラの睡眠

イルカやクジラなどの海洋哺乳類の睡眠はどうなっているのでしょうか。水中で寝ると窒息してしまいそうですよね。実はこれらも半球睡眠をしているんです。活発に活動している時よりも動きは鈍いですが、ちゃんと脳を休めているんですね。

またアザラシやオットセイなど、水陸どちらでも生きていける動物の場合はどうでしょうか。これらはなんと、陸上では一般的な睡眠を取りますが、水中では半球睡眠状態で休むのです。かなり器用な動物なんですよ。

爬虫類は寝ている?

ワニなどの爬虫類は寝ているのでしょうか。カメが目を閉じたりしている姿も見ますよね。ちゃんと休息はとっているんですよ。ただワニなどは水辺で待ち伏せするために死んだふりをしていることも多く、寝ているのかどうかわからないこともよくあります。

実際にワニの脳波をチェックしてみると、常に変化がないというくらいに脳波が一定なんです。つまり脳波を見るだけでは寝ているのか起きているのかの判別が難しいのです。

魚は寝ない!?

魚は寝ないのか?と思われがちですが、魚もしっかり寝ています。熱帯魚を飼育しているとわかるかもしれませんが、夜に底の方でじっとしているのを見かけることがあります。

これは寝ているというよりは休んでいる状態だと言われています。熟睡することはないにしろ、魚もちゃんと脳を休めているんです。

またマグロやカツオ、サメなどは常に泳ぎ続けています。止まると酸素補給ができずに死んでしまうことになるため、水族館でもグルグル止まらずに泳げるような飼育環境になっているんです。寝ている状態のマグロは活動状態の時よりもゆっくりと泳いでいますので、見分けることは可能ですよ。

マグロの睡眠時間はなんと5秒と言われています。5秒の睡眠を何度も何度も繰り返して、脳を休めているというわけですね。

そんな寝方でしっかり休めているんでしょうかね?(笑)

寝袋を作る魚ハゲブダイ

ハゲブダイという魚がいます。この魚はちょっと面白い睡眠方法をとることで知られています。体からねばねばのゼリー状のものを出して、自分の体をまるで寝袋のように包み込んで寝るんです。こうすることで、自分のにおいを外的に届かないので、寝ているすきに襲われることもないというわけですね。他にも寝ている時に毒のあるトゲを出して外敵から身を守っている魚もいるんですよ。

まとめ

動物たちもちゃんと睡眠を取っているんです。ただし睡眠方法がかなり異なっているのが特徴的です。
脳の半分を交互に休ませながら休む半球睡眠を取る動物や、5秒くらいの短い睡眠を何度もとることで脳を休めている動物など、本当に様々なんですね。