
リスザルはペットとして飼育できるサルの中でも最もポピュラーな種類のサルで、近年ではリスザルをペットとして飼う人も次第に増えてきました。
そんなリスザルを飼育するにあたって、注意すべきことも多いはず。
今回はリスザルの飼育方法について、詳しく調べてまとめてみました。
目次
リスザルとは?
リスザルとはそもそもどんな動物なのでしょうか。
リスザルの特徴や性格に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
リスザルの飼育の魅力とは?
リスザルの飼育には、どんな魅力があるのでしょうか。
リスザルは小さいとはいえ、サルですので知能はかなり高いと言えます。
感情表現も豊かで、簡単な芸ならすぐに覚える事ができるくらい賢い動物なのです。
リスザルとのスキンシップやコミュニケーションを取りたいという飼い主には、特に楽しんで飼育することができるペットです。
犬や猫とは違ったリスザルとのコミュニケーションは、そう簡単に飽きる事もないでしょう。
またリスザルはペットとして普及してきたとはいえ、まだまだ飼っている人は少ないのです。
珍しいリスザルを飼っているという事で、多少の優越感に浸れるかもしれませんね。
またリスザルは長寿です。
10年~20年は生きると言われていますので、上手に飼育すれば長い間共に過ごすことができるペットなのです。
また感情豊かという事は良い事ばかりではなく、場合によっては飼育を困難にさせるような事も起こるものです。
例えば、構ってもらえない嫉妬心から飼い主の嫌がるようなことをわざとやらかして嫌がらせをする、等ですね。
こういったことは犬や猫などの他の動物にはない事ですので、関係がこじれてしまうと修復がかなり難しくなるという危険性も併せ持っている動物だという事を理解しておきましょう。
リスザルの飼育方法
リスザルの飼育に必要なものは何があるのかをご紹介していきます。
ケージ
これが無いとリスザルを飼う事はできません。
また動きが活発ですので、ある程度動けるくらいの広さがあるケージがおススメです。
大きければ大きいほど良いでしょうね。
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ケージの底には床材を敷いておきましょう。
床材には新聞紙をシュレッドしたものか、ウッドチップなどがありますね。
基本的に何を使用しても構いませんが、リスザルはトイレを覚えませんので頻繁に床材を交換することになります。
コスト面など考えて、交換しやすい床材を選ぶ方が良いかもしれませんね。
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給水器
水分補給は給水器を使用するようにしましょう。
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ペットヒーター
リスザルは南米の熱帯雨林に生息していますので、寒さに弱い生き物です。
飼育適正温度はおよそ30℃です。
ペットヒーターで常に30℃にキープしておけるように飼育環境の温度管理を徹底しましょう。
ペットヒーターはいろいろとありますが、アサヒペットヒーターなどが強力でおススメです。
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暑くなりすぎるのを防ぐためにサーモスタットを併用すると安心ですね。
餌
餌は市販のサル用ペレットなどの人工フードを主食に与える事ができます。
無い場合はドッグフードなどでも代用はできますが、サル用フードを調達しておいた方が良いでしょう。
それだけでは心もとないので、果物や野菜なども一緒に与えてあげるとなお良いでしょう。
ポイントは季節の果物や野菜をその時期によって変えてあげる事です。
旬のものをたくさん与えてあげましょう。
野生では昆虫や小動物などを食べて動物性タンパク質を補給していますので、ゆで卵やチーズなども併せて与えましょう。
コオロギやミルワームなどの餌用の昆虫を買ってきて与えても良いですね。
食事は一日二回で丁度良いと言われています。
皿にのせておくのも良いですが、せっかくなので手から与えてみましょう。
良く馴れるようになりますよ。
また人間用の味の付いた食べ物は与えない方が良いです。
中毒になったり、病気になってしまうリスクがありますので、欲しがっても与えないでください。
感染症に注意
サルは霊長類ですから、人間の病気もリスザルに伝染する恐れもあります。
もちろんその逆もあり、サルから人間へ伝染する恐ろしい病気もありますので、注意が必要です。
エボラ出血熱などが話題になり、記憶に新しいかと思います。
こうした病気にお互い伝染しやすいという認識を持って接するのも、リスザルを飼うにあたって必要な心構えとなるでしょう。
お金が掛かる
リスザルの飼育にはお金がかかります。
もちろん生体代金だけでも40万円~60万円かかりますし、設備投資にも初期投資はかなりかかります。
さらに餌代も高くつきますし、リスザルはものを良く壊してしまう性格ですので、ケージ内に設置したものは消耗品だと割り切っておきましょう。
すぐにボロボロにされてしまう事もありますので、定期的に交換しないといけなくなります。
まとめ
リスザルの飼育にはお金がかかりますし、犬や猫とは違って注意すべきこともあります。
温度管理も困難ですし、餌も色々なものを食べさせないといけません。
また寂しがり屋ですので、長い間構ってあげないとストレスが溜まってしまうことでも知られています。
定期的に構ってあげられる人、というのもリスザルの飼育には欠かせない条件になるでしょう。
その他のペットにできるサル
リスザルの他にもペットにできるサルに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。