近年では犬や猫だけではなく、サルまでもがペットとして飼われるようになりました。
ペットにできるサルはたくさんいますが、中でもリスザルというサルは特に人気が高い種類になります。
動物園でもよく見かけることができ、時々テレビでも紹介されることもあるリスザル。
今回はそんなリスザルに関して、特徴や性格、寿命や値段などを合わせてご紹介していきたいと思います。
リスザルとは?
リスザルはサルの仲間のうち、リスザル科リスザル属に分類されているサルの一種で、リスザルの中には「コモンリスザル」や「ボリビアリスザル」、「クロリスザル」、「セアカリスザル」がいるようですね。
一般的にリスざるというと、コモンリスザルの事を指すようです。
なお、クロリスザルとセアカリスザルは生息数が激減している傾向にあるようです。
リスザルというくらいですから、リスに似ているのか・と言われればそういうわけでもありません。
リスのように体が小さく、体の毛色がリスのような色をしているから、という理由でリスザルという名前になっているようですが、果たしてリスに似ているのでしょうか。
コモンリスザルの生息地は南米のアマゾン川流域の熱帯雨林です。
群れを作る習性があり、大きい群れになると100匹~数百匹を超える大集団になることもあるそうです。
日中に活動をする昼行性の動物で、主に樹上で生活をするため、滅多に地上に降りてくるようなことはありません。
食性は雑食で、果実や木の実などの植物性の食べ物が中心ですが、昆虫や小鳥などの小型の動物も良く捕食します。
手は私たち人間のように5本の指があり、平爪で上手に物を掴むことができるような構造になっています。
しかし尻尾に関しては物を掴んだり、何かに巻き付けたりといったことはできないようですが、バランスをとるための重要な役割を担っています。
成獣になるのにはオスとメスで早さが異なり、オスだと4年くらいで大人になりますが、メスの場合はわずか2年で大人になると言われています。
リスザルの大きさ
リスザルの大きさは25㎝~30㎝くらいです。
体重は700g~1000gくらいが平均でしょうか。
マーモセットなどさらに小型のサルもいますが、リスザルもサルとしては小型のサルに分類されています。
リスザルの寿命
リスザルの寿命はおよそ10年~20年くらいとされていて、かなり寿命に幅が見られますね。
寿命はあくまでも目安に過ぎず、実際には食べている餌や生活環境、ストレスなどによって大きく左右されます。
上手に飼う事ができると20年以上生きる事ができますので、長い付き合いになりそうですね。
リスザルの性格は?
集団生活をしている動物ですので、すべての個体がそうだとは言い切れませんが、基本的に人懐っこい性格をしています。
またかなり寂しがり屋なサルとしても有名で、一匹だと場合によってはストレスになってしまい、亡くなってしまう個体もいるのだそうですね。
一日に最低一回は遊んであげる時間を作るべきで、長時間放置しておくとストレスを溜めてしまいます。
サルですので、やはり頭が良いのも特徴的です。
色々な芸なども教え込めば覚えてくれるくらいの知能はあります。
イタズラもたくさんするサルでもあります。
しかしトイレのしつけは出来ないと言われていますので、その点は注意すべきです。
また知能が高いという事は、感情豊かでもありますので、嫉妬心や敵意なども持つことがあります。
上手く付き合う事ができないと、終始飼育に苦労することにもなり兼ねませんので、リスザルとの付き合い方にはちゅいしべきです。
リスザルの値段の相場は?
リスザルの値段はおよそ40万円~60万円くらいの間が多いですね。
ペットとしても人気で流通量もそこそこ多いですので、総合ペットショップやエキゾチックアニマル専門店などでは普通に取り扱っている店も結構多いかと思います。
入手するのは比較的容易ではありますが、値段が高いのはサルである以上は仕方がないですね。
まとめ
リスザルは一般的にはコモンリスザルという種類のリスザルを指していることが多いです。
寿命は10年~20年と幅が広いですが、上手に飼育できれば長く飼う事ができるペットになります。
流通量も比較的多い種類のサルですので、入手はそれほど難しくはないでしょう。
ただ値段に関しては高い傾向にあり、40万円~60万円くらいのところが多いです。
また寂しがりですので、結構な頻度で構ってあげないとストレスになってしまうという事も覚えておきましょう。