可愛らしい見た目から人気の高いシジュウカラ。

街中でも観察出来る身近な野鳥のひとつです。

シジュウカラとはどのような鳥なのでしょうか。

飼育することは出来るのでしょうか?

シジュウカラの生態、寿命などの特徴、子育てなどを見ていきます。

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シジュウカラの生態は?

シジュウカラは漢字では「四十雀」と書く通り、スズメ目シジュウカラ科に属するスズメの仲間です。

全長15cm、北海道から沖縄まで広く分布している留鳥で、ツバメなどのように渡りをせず通年通して同じ場所にいます。

日本国内だけに生息している鳥なのかと思いきや、日本や韓国を含む東アジアやロシア極東に分布しています。

日本の広い範囲に分布していることから、シジュウカラは、ハト、カラス、スズメなどと並ぶ、「街中で身近に観測出来る野鳥」として知られています。

それを表すように、シジュウカラを自治体指定の鳥に認定している自治体(東京都目黒区、熊本県熊本市など)があったり、かつて発行されていた70円切手の意匠にシジュウカラが採用されていました。

いかにシジュウカラが身近な存在であることがよく分かりますね。

 

シジュウカラの寿命は?

シジュウカラの寿命は、1年7ヶ月くらいであると言われています。

同じ鳥の仲間でもヨウムは50年も生きることから、シジュウカラの1年7ヶ月という寿命は非常に短く感じますが、これはカラスやヘビなどといった天敵に襲われて命を落としてしまう個体が多いからであると考えられています。

天敵に襲われることなく生き延びた場合、7年から10年くらいは生きる可能性があるそうです。

このことから、シジュウカラが生きている環境が過酷であることが良く分かります。

 

シジュウカラの鳴き声は?

シジュウカラの鳴き声は、「ツーピ、ツーピ」、「ジュクジュク」です。

平地から低山の林、はたまた住宅街にも生息しているため、公園などを散歩した際にシジュウカラの鳴き声を聞いたことがある人も多いと思います。

この「ジュクジュク」という鳴き声は、シジュウカラの名前の由来のひとつになっています。

さて、鳥にはヨウムや九官鳥のように人間の言葉を真似するのが得意な種類、キンカチョウのように個性的な鳴き声の種類など、様々な種類がいます。

シジュウカラの鳴き声は、何か普通な感じがしますね。

ですが、シジュウカラには他の鳥類にはない特別な能力があるのです。

何と、シジュウカラは単語を組み合わせて文章を作り、仲間に伝達する能力を持っているのです。

また、シジュウカラは警戒の鳴き声を使い分けることにより、どの天敵が近付いて来ているかを仲間に知らせることが出来ます。

シジュウカラの鳴き声は、仲間とのコミュニケーションや自分や仲間の身を守るために十二分に活用されていると言っても過言ではないでしょう。

 

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シジュウカラの性格は?

シジュウカラの性格は、慎重なようです。

というのも、シジュウカラは「エナガ」や「ゴジュウカラ」などといった他の種類の鳥と一緒に行動し、群れを作る習性があります。

このエナガやゴジュウカラも慎重な性格をしており、同じような性格で集まるのは人間と変わりないですね。

この群れを作ることを「混郡」といい、生き残るために協力して警戒していると考えられています。

 

シジュウカラの飼い方は?

可愛らしい見た目のシジュウカラ。

是非とも飼育してみたいと思った人もいるかも知れません。

ですが、ペットショップなどでシジュウカラを見たことがありますか?

シジュウカラのブリーダーを見たことがありますか?

シジュウカラは野鳥ですので、許可なく捕獲したり飼育することは、鳥獣保護法により禁止されています。

ただし、これは日本国内のシジュウカラの話で、外国から輸入されたシジュウカラは飼育することが可能です。

鳥類専門ショップに問い合わせてみましょう。

ここで注意したいのが、「外国産のシジュウカラを絶対に逃がしてはならない」ということです。

逃げ出してしまうと、野良猫やカラスなどに襲われて命を落としてしまう危険性もありますが、一番危惧しなければならないのが国産のシジュウカラと外国産のシジュウカラの交雑です。

外国から輸入されたシジュウカラは、「シジュウカラ」となっていますがシジュウカラの近縁種である「ヨーロッパシジュウカラ」です。

近い種類とはいえ別の種類であるシジュウカラとヨーロッパシジュウカラの交雑が進めば、生態系に大きな影響を及ぼすことは容易に想像出来るかと思います。

なお、何らかの事情で怪我などを負った国産のシジュウカラを保護したり、自宅の庭に鳥の巣箱や餌台を設置して観察するのは大丈夫です。

 

シジュウカラの飼育に必要なもの

外国産のシジュウカラを購入した・国産のシジュウカラを保護することになったら以下のようなものを用意します。

・ケージ
・観察用巣箱
・餌
・餌入れと水入れ
・水浴び用の容器

基本的に小鳥の飼育に必要なものと変わりないようです。

ケージ

小鳥用で大丈夫です。
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観察用巣箱

自宅の庭などでシジュウカラを観察するときに用意してあげると良いです。

巣箱は木にしっかり固定し、雛がヘビに食べられないように「ヘビ返し」を設置することをお忘れなく。

なお、シジュウカラは他のシジュウカラが巣箱に入っていた痕跡があると巣箱に入ってくれません。

シジュウカラが出ていった後は、掃除をしてきれいにしましょう。

ですが、シジュウカラは古くなった巣箱より新しい巣箱を好むようで、シジュウカラが入らなくなったら買い換えた方が良いでしょう。
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ヒマワリの種などナッツが好きな個体も多いようです。

ミルワームと呼ばれる昆虫や小松菜などを与えることもあります。

雛には「すり餌」と呼ばれる離乳食のようなものを与えますが、すり餌はカビなどが繁殖しやすいので注意が必要です。

なお、すり餌用の餌はペットショップなどで購入することが出来ます。

餌入れと水入れ

餌がないと生きていけませんので、必ず入れましょう。

水浴び用の容器

シジュウカラは水浴びをする習性があるため、水浴び用の容器を用意してあげます。
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シジュウカラの餌は?

野生では、昆虫、クモ、種子などを食べています。

飼育下でなかなか昆虫を捕まえて与えるのは難しいと思いますので、ミルワームと呼ばれる昆虫を与えることもあります。

ミルワームは、ペットショップでも購入出来ますが、釣りのときに餌として使われるため釣具屋でも購入出来ます。

 

シジュウカラの繁殖方法は?

シジュウカラはペアになると、巣作りを開始します。

ツバメなどのようにオスとメスで協力して作る種類もいますが、シジュウカラの巣作りはメスだけで行われます。

材料は、コケや乾いた草、わらなどです。

変わったところでは、犬などの毛も利用されることがあるようです。

巣が出来るとメスが産卵します。

数は8個から10個ほどで、孵化日を揃えるためにすべて生んでしまってから卵を温めるという特徴があります。

その後、無事に育った雛は孵化してから20日ほどで巣立ちします。

たくさん卵を生みますが、天敵のヘビなどに雛が食べられてしまうことも多々あり、無事に巣立ちする確率は5割程度であると言われています。

巣立ちまでに越えないとならない壁がたくさんあるのですね。

 

シジュウカラの雛の育て方は?

シジュウカラは非常に熱心に子育てすることで知られています。

はじめのうちは1日に10回程度餌を与えますが、雛が成長するにつれ食べる餌の量も増えてきます。

最終的には1日に50回以上も餌を与えることになり、雛がひとりで餌を食べられるようになるまでは親鳥は大忙しです。

なお、雛がひとりで餌を食べられるようになってもしばらく親鳥と性格を共にします。

 

まとめ

シジュウカラの生態や寿命などの特徴、子育てなどを見てきました。

国産のシジュウカラは飼育が出来ませんが、外国産のシジュウカラは飼育が可能性です。

ただし、交雑を防ぐためにも逃がしてしまわないように気を付けましょう。

シジュウカラは寿命がかなり短いことから天敵に襲われて命を落としてしまう危険性が高く、かなり過酷な環境で生きていることがよく分かりますね。

また、単語を組み合わせて文章を作り出す能力があるのは驚きですね。

もし、シジュウカラが鳴いているのを見ることがあったら、「何か仲間と会話しているのかな?」と思いを馳せてみるのも良いかも知れませんね。

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