アクリル水槽と聞くと、どんなイメージを持っていますか。
近年では色んなものにアクリル製のものが使われています。
ペット飼育においても、アクリルケージと呼ばれるケージがとても奇麗で、見た目もおしゃれな飼育ができると好評です。
今回はそんなアクリルで造られた水槽の良いところや、いまいちなところ、また使用する場合の注意点も併せてご紹介していきたいと思います。
目次
アクリル水槽の良いところ
アクリル水槽の良いところとはどんなところでしょうか。
順番にみていきましょう。
軽い
アクリル水槽はとても軽いです。
一般的なガラス水槽は結構重く、水槽ですので水を入れると数十キロになることもザラです。
ですので一旦設置するとそう簡単には動かせませんし、設置する際にも結構大変です。
一方アクリル水槽だとわずか10キロ少々くらいで収まる事も多いのです。
女性アクアリストにとっては水槽が軽いのはとても嬉しいですよね。
割れにくい
ガラス水槽のいまいちなところは、割れやすいというところです。
ちょっとした衝撃でもヒビが入ったりしますし、割れるとケガをする可能性もありますから注意が必要です。
アクリル水槽は割れる事はほぼ無いと言っても良いくらいとても丈夫です。
ちょっと何かをぶつけたくらいの衝撃では割れない事も多いので、嬉しいですね。
さすがに落としたりすると割れないにしても破損してしまう可能性が高いですから過信は禁物です。
中には飼育している魚が大型の場合は、魚が水槽に激突した衝撃で水槽が割れてしまうという事故も起きているようです。
アクリル水槽の場合はこういった事故も防ぐことができます。
よりクリアで透明度が高い
アクリル水槽はとても透明度が高いので、水槽内をきれいに見せる事ができます。
水槽ですから、可能な限り透明度が高くきれいに見せたいもの。
ガラスも透明度は高いですが、物によってはうっすら緑に見える事もあります。
これはガラスの厚みを見てみれば分かると思いますが、ガラスは緑色が入っているのです。
普段はあまり気にならないかもしれませんが、大きな水槽やガラスが厚めの水槽であれば気になるかもしれませんね。
こういった場合にはアクリル水槽がおススメです。
断熱性、保温性が高い
アクリルは保温性能にも優れています。
ヒーターなどを導入している場合、水槽内の熱はガラス面から逃げてしまいますが、アクリルの場合は熱が逃げにくいです。
つまり保温性にも優れているという事で、効率よく水槽を保温できますね。
アクリル水槽のイマイチなところ
万能にも思えるアクリル水槽ですが、デメリットはないのでしょうか。
こちらも順番に見ていきましょう。
高い
一番ネックな部分かも知れませんが、アクリル水槽はとても高価です。
小さいサイズのものでも一万円くらいすることもザラですので、ちょっと手が出しにくいかもしれませんね。
またそんな特徴であまり売れないからなのか、一般的なショップでは取り扱っていない事も多いです。
アクア専門店なら売ってるかもしれませんが、なかなかお目に掛かれない事でしょう。
もし購入するのであれば、通販サイトを利用する方が手っ取り早いかと思います。
簡単に傷が付く
アクリル水槽は確かにとても丈夫で割れにくい特徴がありますが、傷が付きやすいというデメリットがあります。
傷つけるような事はしていなくても、気がついたら傷が入っていた、なんてことも良くあります。
水槽といえば定期的な掃除をしなければいけませんが、その際にも傷が付きやすいので特に注意しなければいけません。
水槽に傷が付くと見栄えが一気に悪くなりますし、ショックですよね。
高温に弱い
真夏の猛暑日に、屋外で使用すると暑さで変形してしまうくらい高温に弱いのもアクリルの特徴です。
暑さで変形しやすくなったアクリル水槽は、水圧で歪んでしまうこともあるので置き場所には注意しなければいけません。
また経年劣化するのもアクリルの特徴で、長く使っていると表面が濁ってきますし、突然割れる事もある事を覚えておきましょう。
アクリル水槽を使う方が良い時
アクリル水槽は軽さが一番の売りです。
ですので重さが半端なく重くなる大型の水槽の場合は、アクリル水槽を選ぶ方がその恩恵を受ける事ができます。
また大型の魚を飼育検討している場合にもアクリル水槽の方が破損させられる事故を防ぐことが出来るのでおススメでしょう。
また、小さな子供が家にいる場合などもアクリル水槽の方が壊れにくくて安全ですね。
またパワーが強い照明を使用する場合や、屋外の日光が当たりやすく温度が高い場所に設置するのであれば、熱で破損することを考えるとアクリル水槽は避けた方が良いですね。
まとめ
アクリル水槽は軽くて透明度も高くて、一見して万能な水槽にも思えますが、反面デメリットもあります。
割れにくくて丈夫ですが、傷が付きやすく、経年劣化もしますので取り扱いには慎重になるべきです。
また暑さにも弱い特徴があるので、置き場所や環境にも注意しなければいけません。