
グリーンウォーターはメダカや金魚の飼育には欠かせないと言われているほど、便利なものです。
見た目は緑茶のような緑色ですので、人によっては敬遠されることもしばしば。
しかし稚魚飼育にはかなり便利なものですので、簡単に作る事ができたら便利で嬉しいですよね。
今回はグリーンウォーターの簡単な作り方をご紹介します。
目次
グリーンウォーターの正体
グリーンウォーターの正体は、大量に繁殖した植物プランクトンです。
植物プランクトンは太陽の光を浴びる事で光合成を行い、どんどん増えていく事ができますので、屋外に放置した水はグリーンウォーターになりやすいです。
グリーンウォーターになる条件
水をグリーンウォーターにするには、植物プランクトンを大量に発生させれば良いわけですので、植物プランクトンが増えやすい環境を整えておけば勝手にグリーンウォーター化します。
グリーンウォーター化する条件は太陽の光と温度です。
植物プランクトンが活性化するのは水温が20℃から28℃の間だと言われていますので、この温度帯で太陽の光が良く当たる場所に水を放置すればほぼ確実にグリーンウォーターになってくれます。
夏の屋外ではこの条件が比較的簡単に満たされますので、より簡単にグリーンウォーター作りができます。
しかし水温が低下する冬にはグリーンウォーター作りがより難しくなってしまいます。
そこで温度管理を始めとする環境や条件を人工的にコントロールしてあげる必要が出てきます。
夏はグリーンウォーターが作りやすいですが、猛暑日には水温が軽く30℃を超える事も多々あります。
こうなると植物プランクトンが繁殖しにくくなり、水中の溶存酸素量が少なくなってしまいます。
植物プランクトンにも酸素がある程度必要なので、この対応としてエアレーションを行うなど水中に酸素を供給する必要もあります。
グリーンウォーター作りにペットボトルが向いている理由
グリーンウォーターを作るのにペットボトルが適している、と言われているんです。
ペットボトルは透明いなので、どの方向からでも太陽の光を取り入れる事ができるため、グリーンウォーターになりやすいのです。
また置き場所や環境の条件によってもグリーンウォーターあできるかどうかが決まってしまうため、より適している場所に移動が可能なペットボトルはグリーンウォーター作りに向いているのです。
グリーンウォーターを効率よく作るために
植物プランクトンにももちろん餌が必要です。
植物プランクトンは生物の排泄物から作られる硝酸塩などですので、何か生体を入れておかなければグリーンウォーターができにくいと言えます。
グリーンウォーターを効率よく作るためには、生体を飼育している飼育水を使用すれば、比較的簡単に短い時間でグリーンウォーターを作る事ができます。
飼育水が手元にない場合は、グリーンウォーターの種も販売されていますので、それを試してみるのも良いかと思います。
グリーンウォーターを作るには太陽光も必要なので、曇りの日が続けばそれだけグリーンウォーターができにくくなってしまいます。
また、日陰になる場所であまり日光が当たらない場所では、なかなかグリーンウォーターにならないので、できるだけ日当たりの良い場所に移動するなどしなくてはいけません。
そのためにもペットボトルは便利ですね。
おススメのグリーンウォーターの作り方
ペットボトルでグリーンウォーターを作る場合におススメな方法が、2リットルのペットボトルを使う方法です。
ペットボトルに水を入れて横に置き、一部に穴をあけ空気に触れやすい様に加工する必要があります。
これだけでは植物プランクトンの餌になる硝酸塩がありませんので、何か生体を入れると良いです。
ここは小さなエビ、ミナミヌマエビでも入れておけば丁度良いかと思います。
冬にグリーンウォーターを作る場合には、水温が低く適していませんので保温が必要になります。
ペットボトルを温める工夫をしましょう。
また水温だけではなく、光合成のための光も必要ですので、照明も当てておきましょう。
上手くグリーンウォーターになったら、少し種水として残しておきましょう。
そうすればまたグリーンウォーターを作りたくなった時に、それを入れておけば比較的簡単に作る事ができて便利です。
まとめ
グリーンウォーターを簡単に作るためには、植物プランクトンが活発に繁殖できる環境を作ってあげる事です。
必要なのは光と20℃から28℃の水温の飼育水です。
これをペットボトルに入れて日当たりの良い場所に置いておけば自然にグリーンウォーター化してくれます。
室内で作る場合は太陽光の代わりに照明を使いましょう。
また水が空気に触れやすいように工夫すれば、なお一層グリーンウォーターになりやすいです。
ペットボトルは透明なのであらゆる角度から光を浴びる事ができますので、グリーンウォーター作りに向いていると言えます。