アトラスオオカブトは外国産のオオカブトの中でも、最も流通量が多く、また最も安価に入手できることから、最も身近な外国産カブトムシと言えるでしょう。

そんなアトラスオオカブトですが、飼育方法は簡単なのでしょうか。

今回はアトラスオオカブトの成虫の飼育方法、また幼虫の育て方についても詳しく調べてまとめてみました。

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アトラスオオカブトの特徴は?

アトラスオオカブトの特徴や値段、寿命などに関しては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

アトラスオオカブトの成虫の飼育方法は?

アトラスオオカブトの成虫の飼育方法について見ていきましょう。

飼育ケース

飼育ケースに関しては、それほど大きいものは必要ないのがアトラスオオカブトのいいところですね。

そもそも体がそれほど大きくならず、小さい個体であれば国産カブトムシよりも小型になる場合もありますので、中型のプラケースでも十分に飼育可能です。

ケースは基本的になんでも構いませんが、できればコバエ侵入防止機能がついているものがおススメですね。

コバエシャッターなどの商品がが特に有名でおススメどころです。

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止まり木

アトラスオオカブトの特徴として、体がごろっとしていてゴツく、ひっくり返ると起き上がりずらいのが難点です。

そのまま起き上がれずに衰弱死していた、というケースも実際にありますから、転倒防止対策として止まり木た落ち葉などを入れてあげましょう。

マット

中に敷く土は昆虫マットを使用します。

昆虫マットは市販のものがたくさんあります。

成虫飼育においては、基本的にどのようなマットでも問題ないです。

マットは乾燥しすぎないように、握っても水が出ないくらいに、霧吹きで湿らせておくことも忘れないでください。

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餌は昆虫ゼリーのみで大丈夫です。

昆虫ゼリーもたくさんのものが市販されていますが、食いつきがよければ何でもよいでしょう。

ただし、産卵前後のメスにはタンパク質がたくさん必要になりますので、高タンパクのゼリーを用意してあげるほうが良いですね。

ゼリーのフィルムはすべて剥がさず、十字に切り込みを入れる程度で構いません。

こうすることでゼリーでマットが汚れるのを防ぐことができます。

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飼育温度

アトラスオオカブトは暑い地域に生息していますが、だからと言って暑さに極端に強いわけではありません。

飼育温度は20℃~28℃くらいをキープできるようにケースの置き場所などを工夫しましょう。

単独飼育が基本

アトラスオオカブトは小さい個体であっても気性が荒々しいのが特徴です。

オス同士だとまず間違いなくケンカになりますし、ケガをしたり、ひどい場合には死んでしまうことも考えられます。

メス同士でもやはりケンカになりますので、成虫の飼育は単独飼育がおススメです。

繁殖を望む場合にのみ、オスとメスを一時的に同居させますが、普段は一匹ずつ管理しましょう。

 

アトラスオオカブトの繁殖方法は?

アトラスオオカブトを繁殖させる場合の飼育方法をご紹介します。

ハンドペアリング

オスとメスを同居させていると自然に交尾が行われ、産卵に至ることもありますが、気性が荒いアトラスオオカブトですのでハンドペアリングがおススメです。

メスが潜れないくらいに浅くマットを敷いた小さめのケースにメスを投入し、メスの上にオスを覆いかぶさるように置きます。

メスが十分に成熟しているとオスを受け入れ、そのまま交尾に至りますので無事に終わるまで見守りましょう。

メスが十分に成熟していないとオスを拒絶し、苛立ったオスがメスを追い回して攻撃する可能性もあります。

ペアリングを行う際には、メスが十分に成熟しているかどうかがポイントになりますので、羽化時期など事前に確認しておくと安心です。

アトラスオオカブトの場合、成熟するのに羽化後2か月くらいかかりますので目安にしてください。

交尾が終了すればメスを産卵セットに移しましょう。

産卵セットの組み方

大き目のプラケースに半分ほどの深さの土を堅詰めにして敷きます。

その上にやんわりとマットを8分目くらいまで詰めれば産卵セットの出来上がりです。

転倒防止材も忘れずに入れてください。

この時使用するマットは、必ずカブトムシ専用のマットにしてください。

このマットは孵化したアトラスオオカブトの幼虫の餌になりますので、どんなマットでも良いというわけにはいかないのです。

メスを入れたら、高タンパクゼリーをセットし、そのまま1か月ほど放置します。

放置といっても時々マットが乾かないように霧吹きをしてあげてください。

産卵に適切な飼育温度は25℃くらいがベストだと言われています。

幼虫、卵の取り出し

1か月経てばメスを取り出します。

それ以上メスを入れ続けると、産んだ卵をメスが傷つけてしまう恐れがありますので注意しましょう。

メスを取り出してからさらに、2~3週間マットの乾燥に注意しながらそのままそっとしておきます。

あまりに早く取り出すと、小さすぎる幼虫や卵が採れてしまい、死亡する確率が高くなってしまいます。

ですので2~3週間経ったらマットを出して幼虫や卵を取り出すほうが無難なのです。

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アトラスオオカブトの幼虫の飼育方法は?

幼虫はどのように管理、飼育すればよいのかをご紹介します。

幼虫の管理方法

取り出したばかりの1齢幼虫や卵は、まだ小さいですので一時的にプリンカップに入れて管理します。

ある程度大きくなればブロー容器などの大きめのボトル容器に幼虫を移します。

ブロー容器も様々なサイズがありますが、最初から大きなものを使用するとマットの交換の頻度は少なくて済みます。

しかしマットを痛めてしまうだけの場合もありますので、やはり徐々に大きいものに入れ替える方法が経済的だといえます。

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マットの交換

時間が経つと、明らかに糞でマットが汚れてきます。

マットの汚れが目立つようになってきたらマットの交換時期です。

さらに成長してオスとメスの判別ができるようになってきたら、オスの幼虫はプラケースに入れて飼育する方法もおススメです。

蛹になる際に、オスの幼虫の場合角が伸びますので、ボトルでは狭くて蛹室の作り方次第では羽化に失敗する恐れもあるのです。

メスであればそのままボトル容器で成虫までもっていって問題ないでしょう。

羽化までにかかる所要期間はバラバラですが、およそ11か月~12か月くらいが目安です。

ちなみに幼虫の場合も基本的に単独飼育を行う方がよいです。

他の幼虫を傷つけてしまう事もありますから、一つのケースに1匹の幼虫を管理してください。

蛹の管理

幼虫が蛹になったら、羽化までそっとしておくのですが、蛹室の作り方がまずかったり、壊れている場合には羽化に失敗します。

こういう場合には人工蛹室を作って移し替えてあげる必要があります。

この時、蛹を触らないようにスプーンなどでそっと移すようにしましょう。

人工蛹室を作るには、園芸用のスポンジを加工して使用するのが一般的ですね。

難しい場合は昆虫専門店などで市販されている人工蛹室を使用しましょう。

 

新成虫の羽化

蛹になって2か月くらい経つと羽化になります。

羽化した新成虫は体がガッチリ固まっていないので、1か月くらいはそっとしておきましょう。

成虫が後食(羽化後に餌を食べること)を開始すると、体も丈夫になり、交尾もできるようになっているはずです。

 

まとめ

アトラスオオカブトはオオカブトですが、大きさは国産のカブトムシとほぼ同じくらいですので、飼育方法もとても簡単なのが魅力的です。

ただし気性がとても荒く、とても複数飼育ができる種類のカブトムシではありませんので、基本的に単独飼育しましょう。

繁殖も比較的容易に行えますので、累代飼育も用意です。

アトラスオオカブトは成虫の寿命は3か月~6か月と短いですが、1年を通して幼虫の飼育に工夫を凝らし、見栄えの良い個体を羽化させるかに魅力を感じるでしょう。

国産カブトムシでは物足りない・・という人にはぜひチャレンジして欲しい外国産のカブトムシですね。

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