ベンガル猫という猫種がいるのをご存知ですか。

独特のヒョウ柄模様と野性味あふれる体つきや表情が特徴的な猫種です。

名前からしても、どこかワイルドな印象を受けますよね。

そんなベンガル猫ですが、実際にはどのような性格をしているのでしょうか。

また他にはどのような特徴があるのでしょうか。今回はベンガル猫の性格や特徴を詳しく調べてまとめてみました。

 

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ベンガル猫の誕生

 

ベンガル猫は「アジアンレオパード」と呼ばれているベンガルヤマネコの一種と、私たちにも馴染みのあるイエネコとの交配によって作り出された猫種になります。

誕生したのは1960年代に誕生したばかりなので、猫種としての歴史はまだまだ浅いものがあります。

誕生して間もないころのベンガル猫は野性味を強く残していたと言われています。

さすがにヤマネコの血を引いていますから、仕方がないかもしれませんね。その後もイエネコとの交配が繰り返され、現在のような可愛らしい容姿と性格になったとされています。

 

ヒョウ柄模様が魅力的

ベンガル猫と言えば独特のワイルドなヒョウ柄模様が特徴的です。

ベンガル猫が持っているヒョウ柄模様は2種類あります。

一つはスポットと呼ばれているヒョウ柄のブチ模様で、もう一つは渦巻き状の縞模様であるマーブルです。

特にスポットと呼ばれるブチ模様にはいろんなパターンが存在し、バリエーションは様々です。

特にロゼットと呼ばれている2種類のカラーからなるヒョウ柄はとてもきれいで人気があります。

このロゼットにもいくつもパターンがあって、ベンガルの愛好家たちに親しまれています。

またロゼットのヒョウ柄を持つ猫種はベンガル猫ただ一種だけだと言われています。

 

ベンガル猫の身体的特徴

ベンガル猫はしっかりした骨格とがっしりした筋肉を持っている猫で、猫種としてはやや大型の体つきをしています。

体長は60㎝~80㎝くらいで、体重はメスで3㎏~5㎏、オスで5㎏~8㎏くらいです。ややオスの方が大きくなるようですね。

 

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ベンガル猫の性格は?

ではベンガル猫の性格を順番に見ていこうと思います。

 

水を嫌がらない性格

猫と言えば水が大の苦手だという印象がありますよね。

ところがこのベンガル猫、水を嫌がることが無いと言われているのです。

もともと野生のヤマネコの血を引いているからでしょうか。

ですので水遊びをして遊ぶこともあるみたいです。猫が水遊びってちょっと意外な光景ですよね。

ちなみにトラやライオンなどの野生のネコ科の動物も水をそれほど嫌がらないですよね。

水を嫌がるのってもしかしたらイエネコだけなのかもしれませんね。

 

のんびりした性格

野性味が強くて気性が荒いのでは・・?という見た目からの印象があるベンガル猫ですが、実際にはそのようなことはないようです。

のんびりしていて温和な性格をしているのです。

社交的な性格

ベンガル猫は猫でありながらも結構社交的な性格であると言われています。ですので小さいころから親や兄弟たちと多頭飼いされてきたベンガル猫は甘えん坊で、すごくよく懐いてくれるようになると言います。

見た目のワイルドさから、少々気性の激しい猫を飼いたい!と思っている飼い主からすれば、ちょっと拍子抜けしてしまうかもしれませんね。

 

好奇心旺盛

とにかく好奇心旺盛で、走り回って遊びます。また、高いところが大好きですので、いろんなものに飛び乗りたがる性格でもあります。

見慣れないものにもとても興味を持ちますから、新しいおもちゃなど与えると喜んで遊ぶようになります。

家の中で飼う場合には、登られて困るようなものがないかどうか、または触れて危険なものがあちこち転がっていないかなどをチェックしてから遊ばせる方が無難でしょう。

 

運動量が多い

ベンガル猫はとにかく活発ですから、静かな家庭には向いていないと言えます。

特に小さい子供がいるような過程で飼育するのは難しいでしょう。

また他の猫との同居も難しいかと思います。複数飼うのであればベンガル猫の多頭飼いが望ましいかと思います。

室内でも狭い部屋やケージに閉じ込めておくような飼い方は、ベンガル猫とてもストレスになりますのでおススメできません。

 

賢くて、お手入れやしつけも簡単

とても賢い猫ですので、トイレなどのしつけも比較的簡単に行う事ができます。

また短毛種ですので日頃のお手入れもそれほど大変ではありません。週に2~3回のブラッシングをしてあげるだけで毛並みのお手入れはOKです。

 

オスとメスの性格の違いは?

オスとメスどちらも温和で社交的、好奇心旺盛で遊び好きという性格をしていますが、オスとメスで少々性格に差があるようです。

オスの方がどちらかというと甘えん坊で感情表現も分かりやすいと言われています。

 

一方メスの方はややクールな印象があり、ツンデレな一面も持ち合わせているのだとか。

初心者には向かないと言われているベンガル猫ですが、飼うのであればオスの方が飼いやすいと言えるのかもしれませんね。

 

ベンガル猫の価格

ベンガル猫の価格については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

ベンガル猫はヤマネコとイエネコを交配させたことによって誕生した、比較的新しい種類の猫です。

特徴は独特のヒョウ柄で、ロゼットと呼ばれているきれいなヒョウ柄は、ベンガル猫にしかないと言われています。

また見た目とは違って、とても温厚な性格をしている猫でもあります。

もともとはヤマネコの血が入っていますから、活発に動き回る事が好きです。静かな環境では場に似合わず、飼うのが難しいでしょう。

 

徐々に人気が広がりつつあるベンガル。

まだ他の人気の猫種と比べると、それほど認知もされていないですが、すでにブリーダーはたくさんいる状況です。

膝に乗せて可愛がれる「小型のヒョウ」と言われているそのルックスは、これからも人気になることでしょう。