カピバラって動物園などでも見る事ができて、ほのぼのとした感じがとても可愛らしく、近年人気が高まっている動物です。
そんなカピバラですが、はたして一般家庭でも飼う事はできるのでしょうか。
今回はカピバラは飼育することができるのか、また家庭で飼育する場合の飼い方について詳しく調べてまとめてみました。
目次
カピバラってどんな動物?
カピバラとはそもそもどんな動物なのでしょうか。
カピバラの生態や性格に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
カピバラって飼育できる?
カピバラは飼育できるのでしょうか。
実はカピバラは飼育することができるのです。
普通にペットショップで購入できるような、手軽に入手することはできませんが、販売しているところもありますので、飼育することは可能なのです。
しかし値段はおよそ50万円以上することが普通で、70万円くらいで取引されていたりと簡単には入手できないですよね。
販売している施設がありますので、一例としてご紹介しておきます。
関西在住の方はチェックしてみてください。
カピバラを飼うのに許可はいる?
カピバラは南アメリカ原産の動物ですから、日本にいる個体は外来種という事になりますよね。
体が大きいですので、飼うのに許可がいるのではないか、と思うかもしれませんね。
しかしカピバラを飼育するにあたって、特別な許可は必要ありません。
カピバラの餌
カピバラはネズミの仲間なのですが、一般的なネズミのように雑食というわけではないようで、草食動物だと言われています。
野生では水草や木の葉、果実、木の皮などを餌にしています。
動物園ではペレットや野菜なども合わせて与えられているようですね。
食事の量はかなり多いと言えます。
一回の食事の量は2㎏~3㎏くらいになり、これを一日に3回程度与えなくてはいけません。
一般家庭で飼う場合の餌は、もっぱら干し草、野菜や果物が中心になるかと思います。
与える野菜や果物は、ニンジン、サツマイモ、キャベツなどバランスよく与えると良いですね。
ペレットもできれば与えると栄養が摂れておススメです。
干し草はチモシーが小動物用の床材などとしても販売されていますので、そちらを与えると良いでしょう。
水辺が必要
カピバラはネズミの仲間ですが、水辺で生活しているネズミでもあり、泳ぎが得意な珍しい動物なのです。
一日のほとんどを水辺で過ごしていますし、排泄も水中で行う習性がありますので、家庭で飼育する場合でも小さい池のような水辺が必要になります。
水辺を用意しないと皮膚が乾燥してしまい、カピバラにとって良くありません。
カピバラは齧歯目
カピバラはれっきとした齧歯目です。
つまり前歯が一生伸び続ける性質があり、野生では硬い木などを齧って歯を自然に削って長さを一定保っています。
しかし飼育下ではそのような硬い木などで歯が削ることができないと具合が悪いです。
室内で飼育する場合は、あちこち齧られて家の中をボロボロにされてしまう恐れがあります。
屋外飼育の場合でも家の周りのあちこちを齧られるかもわかりません。
齧歯目を飼育する場合全般に言える事なのですが、飼育環境においては必ず齧り木となるような硬い削れる木などを用意することは必要不可欠なのです。
寝床を用意する
カピバラは巣を持たない動物ですので、巣箱というものは必要ありませんが、寝床として小屋を用意した方がよいでしょう。
泳ぎが得意で水がないと生きていけないカピバラではありますが、雨に濡れたりするのは嫌います。
屋外で飼育する場合は特に、雨に打たれないようにカピバラが入れるくらいの大き目な小屋は必要ですので用意するようにしましょう。
トイレのしつけはできるのか
カピバラは水中で排泄する習性がありますので、大きなタライのようなものに水を張っておくことで、そこで排泄するようになります。
しかしカピバラが十分は入れるくらいの大きなタライでないと意味がありません。
まとめ
カピバラは外来種の動物ですが、飼育するにあたっては特に規制されているわけではありませんので、一般家庭でも飼育することができます。
しかし販売しているショップも数少なく、購入金額も50万円以上するので、簡単に入手することはできないでしょう。
餌は野菜や果物、干し草などを与えます。
また齧歯目ですので一生歯が伸び続ける特徴があります。
ネズミやハムスターと同じように齧り木が必要になります。
大きなネズミですが、水辺で過ごす水棲動物ですので小さな池などの水辺を用意してあげないと飼育することはできません。
カピバラ飼育で最も注意すべき点は何といっても「お金がかかる」ということでしょう。
生体の購入価格だけでも高額ですが、餌代などのランニングコストもかなりの額になります。
餌代だけでも月に3万円くらいはかかると思っておくべきです。
とても人に懐きやすいと言われているカピバラ。
飼育する!と決めた場合でも、本当にちゃんと最後まで飼育できるかどうかよく考えてから購入飼育するようにしましょう。