カピバラという生き物がいるのをご存知ですか。
動物園でも一時期ブームになった、ほのぼのとした表情がなんとも可愛らしいのがウリの動物です。
そんなカピバラですが、その生態について詳しい人はあまりいない事かと思います。
そもそもカピバラとはどのような動物なのでしょうか。
今回はそんなカピバラの生態について詳しく調べてまとめてみました。
カピバラの生態
カピバラはネズミの仲間に分類され、齧歯目テンジクネズミ科に属する大きなネズミになります。
自然界での生息地は、南アメリカのアマゾン川流域になります。
カピバラは世界最大のネズミにとしても有名で、その大きさは130㎝、体重は50㎏~60㎏にもなります。
一般的にネズミは雑食というイメージがありますが、カピバラは草食性のネズミだと言われていて、水中の草や木の葉などを食べて生活しています。
同じアマゾン川流域に生息している、ワニや巨大ヘビのアナコンダ、ジャガーなどの肉食獣が天敵になっています。
群れを形成する動物で、1匹のオスと複数匹のメスから構成されている群れを作るのが特徴です。
そういったことからも、動物園で見かけるカピバラはそのほとんどがメスということになり、実際にオスを見かける事は少ないかもしれませんね。
ちなみにカピバラという名前の由来は、「草原の主」という意味の言葉から派生して付けられたらしいです。
オスとメスの見分け方
オスとメスの見分け方は、鼻を見ればわかるようですね。
オスには鼻の頭にコブのようなものがあります。
これは臭腺なのですが、メスにはその臭腺のコブがありません。
動物園などでカピバラを見かけたら、オスはどれか探してみても面白いかもしれませんね。
巣を持たない
ネズミやハムスターであれば、巣というものを作り、そこを拠点に行動するのが一般的です。
飼う場合でも巣箱を用意しますよね。
しかしカピバラは巣を持たない、ネズミとしては珍し特徴を持っているのです。
泳ぎが得意?
カピバラはネズミの仲間でありながらも、泳ぎが得という特殊な生態を持っている特徴があります。
前後の手足には水かきが付いていて、水の中を泳ぐことができます。
なんと5分もの間潜水ができる体を持っていて、天敵のジャガーからも泳いで逃げる事ができるのです。
水族館にカピバラがいるのを見かけたことがありませんか?
私も初めはすごく疑問でしたが、あれはカピバラが水棲動物だったからなんですね。
家族生活をする
カピバラの特徴として、家族生活を営むことでも知られています。
子育てもオスとメス両方が行い、1匹のオスと複数のメス、そして子供たちすべてが一つの群れ、というよりは家族なんだとか。
そう考えるとカピバラの家族愛ってすばらしいなと思いますよね。
カピバラの性格
集団生活を行うカピバラですので、性格はとても大人しい性格をしています。
人間にもとても良く懐くと言われていて、ペットとして飼っている人も実際にいるのだとか。
カピバラって飼育することができる動物だったんですね。
カピバラの寿命
カピバラの寿命はネズミの仲間らしく、やや短めだと言われています。
短い個体だと3年~4年しか生きないのですが、長いものだと10年以上も生きる個体がいるのだとか。
実際には食生活なども寿命に大きく影響しているのでしょう。
飼育されているカピバラはやはり寿命が長めになっているのでしょうね。
カピバラは温泉に入る!?
ニホンザルでよく見かける光景が温泉に入っている姿だと思います。
なんとカピバラも温泉に入る事があり、その姿はとても可愛らしく人気があります。
カピバラの被毛は柔らかくなくて、実はごうごつしていて硬いのが特徴的です。
これはカピバラが熱帯地域に生息しているということもあり、寒さに弱い生き物だからだと言われています。
抱っこでしてもモフモフできないのは、ちょっと残念な気もしますが・・
カピバラの値段
とても大人しく、穏やかな性格のカピバラ。
ペットとして飼育したい!と思った方もいる事でしょう。
実際にカピバラは販売されているのですが、値段がこれまた半端なく高いのです。
大阪にあるワールド牧場さんでもカピバラが販売されているのですが、なんと値段は1匹70万円もします。
犬や猫の何倍もの値段設定になっていることがほとんどで、簡単に購入できるというものでもないでしょうね。
まとめ
カピバラは齧歯目テンジクネズミ科に属する、ネズミの仲間です。
その大きさ100㎝を超える大きさで、最大のネズミとも言われているのです。
カピバラは集団生活を営んでいて、群れで行動し、共同で子育てするのも特徴的です。
寿命はネズミらしく体の大きさを考えると短めな印象で、長くても10年くらい生きればよい方です。
性格に関してはとても大人しい性格をしており、人間にも懐きやすい事からもしばしばペットとして飼われていることもあります。
しかしそう簡単に入手できるのかと言われればそうでもなく、値段は50万円以上の値段設定になっているのが普通で、入手はやや難しいのではないでしょうか。
珍獣好きであれば、一度は飼育してみた胃と思いませんか。