犬を飼育する際の必須アイテムのひとつに「首輪」や「リード」といったものが挙げられます。
首輪やリードにはいったいどのような意味や役割があるのでしょうか。
しかし、いざ選ぼうとしてもたくさん種類があって、どのような首輪やリードを選べばいいのでしょうか。
またハーネスとの違いは何なのでしょうか。
今回はこういった疑問に答えます。
目次
首輪の意味や役割とは?
首輪を犬につけることで、どういった意味があるのでしょうか。
リードを付けるため
犬を散歩させるためにはリードが欠かせません。そのリードを付けるには首輪を付ける必要があります。
首輪を付けることで、犬とのコミュニケーションを図ることができます。
首輪にはこういたことからも大切な機能的役割を持っていると言えるでしょう。
飼い主がいる証
首輪には機能的な役割以外にも、大切な意味があります。それは「ちゃんと飼い主がいる」ということの証になるんです。つまり、首輪とは犬にとっての「身分証明書」のような役割と言えるでしょう。
犬を飼育していると様々な思いもよらない事故に遭遇することもあることでしょう。
最も多いのが「飼い犬の迷子」かもしれませんね。こういった場合にも首輪をつけていると飼い犬であることがすぐに分かり、見つかりやすくなるんです。
近年では、首輪に「飼い犬の名前」「飼い主の名前や住所」「連絡先」などを記入しているという人もいるようですね。
こうしておけば万が一飼い主とはぐれてしまった際にも安心できますね。
首輪の選び方のポイント
首輪にはたくさんの種類やサイズがあります。だからこそ正しい首輪の選び方を知っておくことも大切になります。
ピッタリな首輪のサイズを選ぶ
首輪選びで最も重要なポイントは「首輪のサイズ」です。小さすぎるとストレスになりますし、大きすぎると首輪が外れてしまうかもしれません。
測り方のポイントは、犬の地肌にピッタリフィットさせて測ることです。毛の量が多い犬や毛質が固い犬の場合は正確なサイズが測れない場合がありますので注意しましょう。
また測定したら、1cm~1.5cm多めに見積もっておくと丁度良いサイズです。
耐久性が高いものを選ぶ
首輪は飼い犬にとって命に繋がるもの。耐久性が低いものは散歩中に首輪が外れ、思わぬ事故につながる恐れもあります。
また首輪はいくら耐久性が高いからといって、一生を同じ首輪で過ごすことはないでしょう。消耗品と考え、壊れてしまう前に定期的に新しいものに取り換える方が安心できます。
ちなみに室内犬用の首輪と室外犬用の首輪でも消耗具合に差がありますので参考にしてみて下さい。
首輪の素材で選ぶ
首輪の素材はいろいろあります。「革」「ナイロン」「金属」など様々です。
それぞれ異なった特徴があり、メリットデメリットもそれぞれです。
犬の年齢や種類によっても最適な素材は異なってきますので、飼育する犬の種類によって最適なものを選びましょう。
おすすめは「革」と「ナイロン」の首輪です。これらはすべての犬に最適でして、これらを選んでおけば間違いはないでしょう。
ただし、革である以上は水に弱い特性があり、雨に濡れるとカビが生えやすくなりますので日々のメンテナンスも重要です。
ナイロン製のものは脱着が容易で、サイズ調整も簡単です。成長が著しい時期の仔犬にはナイロン製の首輪が良いでしょう。
ハーネスと首輪の違いは?
犬の飼育アイテムには「ハーネス」があります。
犬に首輪とリードをつけるか、ハーネスをつけるか迷っている・・こんなこともありますよね。
では首輪とハーネスのメリット見ていきましょう。
首輪のメリット
- 簡単に付けられる
- つけっぱなしでOK
- いろんな種類があり、選ぶ楽しさがある
ハーネスのメリット
- 首輪よりも体にかかる負担が分散される
- 首輪よりも抜けにくい
- いろんな種類がある
- 高齢犬などの補助具としても有効
ざっと挙げるとこんな感じです。
首輪はやはり「手軽さ」に定評があり、古来より根強い人気があります。
その点ハーネスは抜けにくい、負担が少ないというメリットがあるものの、装着に手間がかかるというのが難点ですね。
首にヘルニアを患っている犬や、気管支や呼吸器に疾患がある犬、散歩中にリードを引っ張ってしまうような癖がある犬に関しては、首に負担がかかる首輪よりもハーネスの方が良いと言えるでしょう。
ハーネスも抜けにくいとは言え、例外もあります。ダックスフントやコーギーなどの足が短い犬に装着する場合、ハーネスが抜けやすいです。
またハーネスを装着しっぱなしで生活するとどうしても壊れやすくなりますので、注意しましょう。
まとめ
普段から何気なく付けている首輪ですが、付けるのには大切な意味や理由があるのです。
またハーネスも首輪と並んでとても便利なアイテムとなります。
飼育する犬がどのような種類や年齢かによっても最適な首輪やハーネスが異なります。
正しい首輪やハーネスを選んで、ストレスのない飼育をしてあげたいですね。