犬 食べない

犬がご飯を食べなくて困っている・・

こんな経験はないですか?
ご飯を食べないと、どこか具合が悪いんじゃないか?と心配になってしまいますよね。
またご飯を食べないと体力がつかずに様々な病気にかかるリスクも高くなってしまいます。
今回は犬がご飯を食べない理由やその対処法についてご紹介していきたいと思います。

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犬がご飯を食べない理由は?

犬がご飯を食べない理由や原因はいくつかあります。
それは概ね下記の通りです。

  • 病気に掛かっている
  • ストレスによるもの
  • 高齢化
  • 飼育環境の変化
  • ドッグフードの食感が合わない
  • おやつの与えすぎ
  • 成長期が終わった
  • 食が細い
  • わがまま

これがすべてというわけではありませんが、順にみていきましょう。

病気に掛かっている

病気に掛かっている可能性が一番厄介で怖い要因となるでしょう。
体力のない仔犬や歳を取った老犬などは特に病気にかかりやすい傾向にあります。
飼い主がいかに早く異変に気が付けるかどうかがカギになります。
異変を感じたら、できるだけ早く獣医師の診察を受けるようにした方が賢明です。
病気に掛かっている場合は、ご飯を食べないほかにも、下痢、嘔吐などの症状もみられるので良く観察してください。

また口内炎や歯周病といった口腔内に異変がある場合にもご飯を食べなくなる傾向にありますので注意したいところです。
犬も人間同様に口腔内の病気に掛かるリスクは結構高く、日ごろからのまめな口腔内ケアは非常に重要となります。

犬の正しい歯磨きの方法や、おすすめの口腔ケア商品については以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

ストレスによるもの

犬も人間と同様で、過度なストレスがかかるとご飯を食べなくなることがあります。
ストレスを感じる要因は様々ですが、ざっと挙げると下記の通りかと思います。

  • 嫌いな人や動物がいる
  • 引っ越しや里子に出されたりで環境が変わった
  • 構ってもらえず、長時間放置されている
  • 散歩に行けていないなどの運動不足
  • ご飯が毎回変わる

このような状態になっていないか、もう一度飼育環境を見直してみる必要があるでしょう。

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高齢化

犬も年を取れば取るほど、代謝があ悪くなって消化機能も低下していき、結果として食べる量も少なくなっていきます。
運動量も減りますので、必要とするエネルギーもそれほど必要なくなるという事ですね。
当然、高齢になった犬に若い時と同じ量のご飯を与えても、今まで通りに食べてくれることは期待できません。
また老犬の場合、ただの老化が食欲低下の要因であるとは断言しにくい部分があります。
体力と免疫力の低下により何らかの病気にかかっている可能性も充分に考えられますので、なるべく早い段階で獣医師の診察を受けるようにしましょう。

対処法としては、食べやすい餌に切り替える方法があります。
より消化しやすいご飯にしたり、やわらかく噛みやすいご飯など老犬にも食べやすいドッグフードもたくさん販売されています。
もし老犬を飼っている場合でご飯を食べにくいようなら餌を切り替えてみて下さい。

また老犬はいちどに食べられるご飯の量も少なくなります。
ですので、一回のご飯の量を減らして、ご飯の回数を増やしてみるという方法も効果的な場合がありますので試してみましょう。

老犬にも食べやすいドッグフードは下記のようなものがあります。
とても食いつきが良く、評判が良いですので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

飼育環境の変化

飼育環境が突然変わることがありますよね。
例えば里子に出されたり、引っ越しをしたといった場合がこれに当たります。
私たち人間も、突然環境が変われば不安に駆られて突然食が細くなってしまう事が多々あります。
犬にも同じことが言えるのです。環境変化が要因であるならば、時間が解決してくれます。
もしこのような状況であれば、慣れるまで気長に待ってみましょう。

ドッグフードの食感が合わない

ドッグフードの食感が好みでなく、食べないという場合があります。
犬によってやはり好みが異なるのは仕方がないことです。
またドッグフードを切り替える場合、香りの強くて味の濃いドッグフードになれている場合、味の薄くて香りのあまりしないドッグフードは食べない傾向があります。
こういう場合、ドッグフードの切り替えをする際に、徐々に少しずつ切り替えていく方法が良いですね。
期間は一週間を目安にすると良いでしょう。

またドッグフードをぬるま湯でふやかしたり、温めると香りがやや強くなって食いつきが良くなる事があります。
犬は総じて肉や魚などの動物性タンパクを好むので、少しこれらをドッグフードに混ぜてあげる事でも食いつきが良くなる効果がありますので試してみましょう。

おやつの与えすぎ

犬はおやつが大好きです。
おやつをたくさん挙げている状況であるならば、ちょっと注意が必要でしょう。
ご飯をあまり食べないからと言って、代わりにおやつをあげていたりしていませんか?
そういう習慣があるなら、今すぐやめましょう。
ごはんを食べないともっと美味しいものがもらえると思い込むようになり、さらにごはんを食べなくなってしまいます。
おやつをあげる際には、しっかりご飯を食べた後にご褒美であげるようにしてください。

成長期が終わった

仔犬の成長期は本当にたくさんご飯を食べます。
これは私たち人間も同じですよね。成長が落ち着くと、それほどエネルギーが要らなくなるのでこれまでより食べる量が減ります。
これに関しては心配はいりませんので、少し量を減らしてあげても大丈夫です。

食が細い

大食漢な犬もいれば、やはり食が細い犬というのも存在します。
小型犬ほど食が細い傾向があると言えますので、チワワ、プードル、ダックスフント、パピヨンなど小型犬を飼育している場合には餌の量を調整してあげる必要もあるでしょう。
こういった食が細い犬には、少しの量でも栄養が摂れる栄養価の高いドッグフードを与えてあげる方法が効果的です。
無理に食べさせると反って消化不良や肥満に繋がる要因ともなりますので注意が必要です。

わがまま

最も心配が少なく、最も厄介なものが「わがまま」です。
おやつのあげ過ぎだったり、人間の食べ物をあげるなどといった事を繰り返すとごはんを食べなくなります。
おやつは栄養が少なく、そもそもご飯の代わりにはなりません。

人間の食べ物は味が濃く、犬には不要な添加物がたくさん入っています。
肥満、糖尿病、腎不全などを引き起こすきっかけになりますので、人間の食べ物は絶対に与えないようにしましょう。

一度わがままになってしまうと、再度ご飯のしつけが必要になりますし、場合によってはちゃんとご飯を食べるようになるまでに時間がかかってしまう場合もあります。
こうならないように、普段からご飯をしっかり食べさせる習慣は必要不可欠です。

ご飯のしつけには根気が必要です。最初は食べないでしょうが、ご飯の時間を決めてその時間に食べないなら何も与えないようにします。
ここで可哀そうだからとおやつをあげるのは厳禁です。またご飯をちゃんと食べたらしっかり褒めてあげる事も忘れずに。

まとめ

犬がご飯を食べなくなる要因はたくさんあります。
どれに当たるのかを日々観察しながらしっかりと見極める事が大切です。
判断を誤ると大変な事態を招く事にもなり兼ねませんから、しっかり見極めましょう。

ご飯の食いつきが悪い場合は、大抵の場合食いつきの良いと評判のドッグフードを与えるとすんなり解決する事があります。
口コミ評価の高いドッグフードを試してみる、という方法が意外と簡単だったりするのは事実です。

しかし普段からご飯のしつけをしっかりしておくことが最も大切だという事に変わりはないでしょう。