フェレット

フェレットとは

フェレットはイタチ科に属する、肉食性の小動物に分類される動物です。本来はイタチなのですが、ペット用に品種改良を繰り返されて作りだされたペット用の動物ですね。

それゆえ、フェレットの種類やカラーバリエーションなどが実に豊富で、それぞれに違った性格や特徴があるのが愛好家の間で人気の理由でもあります。

 

人に懐くフェレット【動画】

体の特徴として、イタチ科らしい長い胴体と短い手足を持っています。

夜行性なので、日中はほとんど寝て過ごします。

また夜行性であるので目はあまり発達しておらず、そのかわりに鼻がとても良く発達しているのも特徴です。

フェレットはペット用に改良されてきたので、人間に良く懐きます。

スキンシップも取りやすいので一緒に遊ぶこともできます。しかし意外とデリケートな生き物でもあり、病気になりやすいという欠点も併せ持っているのも特徴の一つです。

 

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フェレットのエサ

フェレットは今でこそペットとして認知されてきて広まってきました。

しかしこれまで人気がなかった頃まではフェレットのエサとして販売されているものもほとんど無いような状況でした。

なので代用品としてキャットフードやドッグフードを与えることが多かったようですね。

最近ではフェレットもかなり人気が出てきている為、フェレット専用のエサの種類も豊富になってきました。

エサはフェレット専用に販売されているものを与えると良いでしょう。

 

プレミアムダイエットフード

トータリー 低アレルギーフォーミュラー 


フェレットは元々はイタチです。ですから自然界では小鳥やネズミなどの小さな生き物を獲物として捕らえて食べています。

可愛い顔をしていますが、やっぱり肉食性の動物なんですね。良く見ると、とても鋭い歯を持っているのが分かります。

肉食性ですので、エサは動物性たんぱく質が豊富なものを与えると良いとされています。

またフェレットは短い腸を持っていますので、食物繊維を含んだ食べ物は消化不良を起こしてしまいます。

野菜や果物は与えない方が良いようですね。普段食べないようなものであっても、フェレットは普通に食べてしまいます。

人間の食べ物でも食べようとしますから、食べるからと言って何でもかんでも与えるのは良くありません。

特に人間の食べ物は塩分などが多く、高カロリーなため、糖尿病になる危険性も高くなります。

ビスケットやクッキーなどに含まれる炭水化物や糖質もフェレットには必要のない物ですから、与えないようにする方が賢明だと言えます。

フェレットは一日分の食事を一回で食べるのではなく、数回に分けて食べます。

夜行性の動物ですので、夜に多くのエサを食べます。

一日二回の食事にするのであれば、夜寝る前に一回与え、朝起きたらもう一回与えるという具合に分けて与えると良いでしょう。

エサは切らすことがないように、常に入れておくようにしておくとベストです。

フェレットはいくらでも食べるわけではなく、きちんと量をわきまえています。

ある程度食べて満足するとそれ以上食べないようになりますので、基本的に太ることはありません。

しかし実際には太ったフェレットもいます。

これは飼い主がおやつやフェレット専用のエサ以外のものをたくさん与えているから、というのが原因です。

赤ちゃんフェレットの場合は、指で潰せるくらいに水でふやかしたエサを与えるようにしましょう。

またふやかしたエサはとても傷みやすく、衛生面からもこまめに取り換え、少量ずつ与えるのが良いでしょう。

 

フェレットの飼育用品

フェレット

給水ボトル

フェレットの飲み水はエサ皿のようなもので与えるのではなく、給水ボトルを使用するようにしましょう。

衛生面からも安心ですし、こぼされる心配もありません。

ただ、先が細いものの場合、水の出があまり良くないので、いら立ったフェレットが齧ってしまう事があります。

なるべく大きめの給水ボトルを選ぶようにしましょう。

 

ウォーターボトルフラット120ml

エサ皿

ある程度の重さのあるものが望ましいです。陶器製のものであれば、ひっくり返される心配もなく安心です。

また食べやすく、こぼれないような形のものが良いでしょう。直径10cm×深さ3cmを目安に選んであげましょう。

 

トイレ

フェレットはトイレを覚えることができます。

基本的にケージの隅っこでトイレをするようになりますから、ケージの隅にトイレを置くようにしましょう。

形はフェレットがすっぽり入れるくらいの大きさと形をしているものであればOKです。

 

フェレットフィットパン

トイレ砂

固まるタイプのものが売られています。これは排泄物処理の点ではとても便利なのですが、誤って食べてしまう危険性がありますので止めておきましょう。

 

フェレットのケージ

フェレットは地面での活動が主になりますので、床面積が特に広いケージを選ぶようにしましょう。

逆に高さがあるケージは必要ありません。

ケージに入れる飼育用品を配置してもスペースに余裕があるように、なるべく大きなものである方が望ましいです。

入口が大きいものであれば用品の出し入れもしやすく、掃除もしやすいのでオススメです。

おすすめできる具体的なサイズは、奥行き幅、高さが60cm以上のものがベストです。

特におすすめのケージはイージーホーム80ハイです。広く高さもそれなりにあり、申し分ありません。

迷ったらこのケージで間違いはないでしょう。

イージーホーム80<ハイ>

同じような商品でこのようなものもあります。同じくフェレットにはおすすめのケージです。

【フェレット ケージ】クリーンホームフェレット

 

ケージの置き場所

フェレットは暑さが苦手です。20℃~23℃くらいの飼育温度が適正であるとされています。

ですので、できれば飼育環境は25℃以下に保つようにするべきです。

真夏になれば室内でも30℃を越えますから、エアコン管理が必要不可欠になります。
フェレットには汗腺がなく、汗をかかないので扇風機では涼しいと感じずに効果がありません。

ケージは温度変化の極力少ないところを選び、エアコンの送風が直接当たらないような場所が望ましいです。

また夜行性ですので、昼間は基本的に寝ています。ケージは静かな場所に置いてあげると良いでしょう。

 

 

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フェレットのしつけ

フェレット

フェレットのしつけには二つあるとされています。一つはトイレのしつけで、もう一つは噛み癖のしつけです。

トイレのしつけ

フェレットはトイレを覚えてくれますので、しつけを行いましょう。

肉食性の動物ですので、排泄物はかなり臭います。

一日に何度もトイレに行きますので、しつけできていないと衛生面でもよくありません。

フェレットはケージの隅っこをトイレにする習性がありますので、この習性を利用します。

予めケージの隅っこにトイレを置いておくだけで、そこをトイレにしてくれるようになります。

また寝床や食事場をトイレと一緒にすることはありませんので、寝床と食事場を一か所にまとめて、トイレをそれらから離して隅っこに置くだけでトイレを固定することは簡単になります。

ケージの外でのしつけ

フェレットをケージから出して遊ばせることも多くなってくるかと思います。

一番簡単確実な方法は、ケージの中でトイレを済ませてからケージから出すという方法です。

これ以外には、ケージの外でも囲いをして行動範囲を区切り、ケージに戻ってトイレをするという事を覚えさせるようにすることです。

徐々に行動範囲を広げていけば、部屋のどこにいてもケージに戻ってトイレにいくようになります。

噛み癖のしつけ

フェレットは噛む生き物ですので、まだ野性味を強く残した種類であればさらに良く噛みます。ふざけて噛むこともあれば、威嚇でも噛んだりします。

物を噛まないようにしつける

電気コードの配線や家具など、家の中には噛んでほしくない物もたくさんあるかと思います。そんな時に役に立つのが、噛み癖防止用として販売されている商品です。ビターアップルなどが代表的ですね。齧ると苦い味がしますので、これをスプレーしたり塗っておくだけで噛まなくなります。噛んでほしくない物はなるべくフェレットの手の届かない場所に保管しておくのも忘れないようにしましょう。

ビターアップルはこちらです。

 

ビターアップルスプレー フェレット用

人を噛まないようにしつける

まずは人は敵ではなく、いうことを聞いておけばいいことがあるんだ、ということを刷り込むようにします。

エサをくれる存在という刷り込みもとても効果的ですので、人がいれば良いことがあると思わせるようにしましょう。

 

噛んでしまったら

噛んでしまった場合はその場で叱るようにします。しかしこの時、決して叩いたりしてはいけません

首を掴んで持ちあげて、「ダメ!」や「コラ!」などと叱るようにします。もしくは首を地面に押し付けるようにして同じように叱るようにするのが望ましいです。

もしも叩いてしまったら、人を怖がってしまってコミュニケーションを取れなくなってしまったり、近づいてこなくなったりと逆効果になってしまう恐れもあります。

 

フェレットの叱り方【動画】

フェレットの飼育はポイントさえ抑えていれば簡単に飼うことができますね。

頭もよく賢い生き物ですから、しつけも比較的簡単に行うことができます。

犬や猫は飼えないけど、何か飼ってみたいという方には特におすすめできるペットではないかと思います。

 

フェレットの種類

フェレットにはたくさんの種類があります。

フェレットの種類や値段に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。