モルモット

モルモットってペット用の生き物の中でも人気が高く、有名ですよね。

人気のペットだけあって飼い方も容易ですので、初心者にもおススメな動物です。

しかしそんなモルモットでも、飼うために知っておくべき事柄や飼う場合の注意点はあります。

そこで今回はモルモットの飼い方や注意点を詳しく調べてまとめてみました。

なお、モルモットの種類や性格については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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モルモット用のケージ

モルモット飼育においてはケージで飼うのが一般的です。

外に出して飼うとなると、電気コードを齧ったりという事故が懸念されます。

ケージに入れておくだけでこういった事故を未然に防ぐことができるのでおススメです。

しかしモルモット専用のケージというものは販売されていないようですね。

代わりのケージを使うしかなのですが、他のペット用にも良いケージはたくさんあります。

おススメはデグーやチンチラなどに使用するケージです。もしくはウサギ用のケージでも問題なく飼育することができます。

広さの目安は幅60㎝くらいあれば十分です。それ以下だとモルモットには小さくて窮屈になってしまいます。

 

 

巣箱

隠れるための巣箱があればモルモットが落ち着くことができます。

巣箱の中には巣材となる牧草やワラ、ちぎった新聞紙などを入れてあげると喜びます。

 

床材

ケージの底に何も敷かないのはあまりおススメできません。

床材となるものを何かしら敷いてあげましょう。おススメの床材はウッドチップです。

ウッドチップにはいろいろありますが、選ぶ際にはちょっと注意が必要です。

 

ウッドチップには大きく分けて2つあります。

ひとつは広葉樹のもの、もうひとつは針葉樹のものです。

針葉樹のものにはマツなどがありますね。

広葉樹のものだと白樺が有名どころです。

 

ではどちらのウッドチップが良いのでしょうか。

実はどちらでも良いのです。ただし、針葉樹の場合ちょっと注意した方が良いかもしれません。

動物の個体によってはアレルギー反応を起こすものがいるという情報があるためです。

その点広葉樹であればそのような報告例がなく、安心して使用することができます。

おススメの広葉樹マットに「アスペンの大地」などがありますね。

 

広葉樹マット

 

給水ボトル

ウォーターボトルフラット


モルモットは水をよく飲みますので、給水ボトルが必須です。

皿などに水を入れておく方法を取る人もいるようですが、それはおススメできません。

モルモットがその中で糞尿をしたりして衛生的に良くないから、という理由やひっくり返してしまう危険もあるからです。

給水ボトルの水は毎日新しい水に交換してあげましょう。特にペレットを良く食べる個体であれば、水をたくさん飲みます。

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齧るためのおもちゃ

かじり木ブロック/おもちゃ 齧り木


おもちゃというよりは齧り木ですね。

モルモットなどの齧歯目はモノを齧る習性があります。

これにはちゃんと理由があります。齧歯目は前歯が一生伸び続ける特徴があるため、伸びすぎた前歯を削るために硬いものを齧って削るわけですね。

なので齧るな!と言ってもそうはいかないのです。

ですので齧って前歯を削れるような齧り木をいれてあげると良いです。

 

齧り木にはちゃんとしたグッズがおもちゃとして販売されています。

いろんな種類がありますので、いろいろと試してみましょう。

では、齧り木グッズを入れないとどうなるのでしょうか。

齧るものがケージ内にないと、ケージのあちこちを齧るようになるのです。

金網をガジガジ齧るようになると、モルモットの病気の一つである「不正咬合」になってしまう危険性もありますので、齧り木グッズは必ず入れておきましょう。

 

モルモットの餌

モルモット用のペレットが販売されていますので、そちらを与えると良いでしょう。

ペレットは主食になりますが、与える量はモルモットの体重1㎏に対して30g程度が適当だそうです。

また野菜も一緒に与えるとなお良いです。

野菜でおススメのものは白菜、小松菜、レタス、キャベツなどを与えましょう。ビタミンC摂取の為に果物も与えるようにすればさらに良いですね。

おススメはリンゴやバナナなどです。

 

モルモットフード


また注意すべき点として、与えてはいけない食べ物も数多くあります。

野菜の中ではたまねぎを含むネギ類や、じゃがいもの皮や芽は与えてはいけません。

その他にもチョコレートは厳禁です。

また人間も食べ物も刺激が強く与えるべきではありません。

また野菜の中でも、水分を多く含んだものは与えすぎにも注意が必要です。

水分が多すぎると下痢をしてしまいます。

 

トイレのしつけ

モルモットは残念ながらトイレをしつけることはできません。

決まった場所で排泄をするという習性も特にないので、一番問題となる点はトイレのしつけでしょうね。

こればかりはどうしようもないので、対策としてはこまめなケージの清掃を行う、ということが最も簡単で効果的ですね。

 

一匹飼育か複数飼育か

モルモット

モルモットはもともと他の仲間と群れて生活する生き物ですので、モルモットは一匹で飼育するよりも複数飼育する方が望ましい生き物です。

しかし単独飼育の良いところもちゃんとあります。

単独で飼育するメリットとしては、お世話が楽だというところは言うまでもありませんが、なんといっても「なつきやすくなる」という最大のメリットがあります。

ペットとして飼うわけですから、なついてくれることに越したことはないですよね。

やはり複数飼育では仲間同士で群れてしまうため、人間である飼い主にはなつきにくくなる傾向にあるようですね。

複数飼育だと、仲間同士で可愛く寄り添っている姿を見ることができますので、単独飼育にはない良さがあります。

 

しかしオスとメスを一緒に飼う方法はちょっと注意が必要です。モルモットは繁殖力が高く、簡単に繁殖してしまうからです。

繁殖を望まないならオスとメスのペア飼育は避けましょう。

またオス同士の組み合わせだとケンカをすることがありますので、こちらっもあまりおススメできません。

最もおススメの組み合わせはメス同士の複数飼育です。ケンカもないので、比較的穏やかに飼育することができます。

 

温度管理は?

モルモットの飼育適正温度帯は20℃~25℃くらいなので、私たち人間とあまり変わらない気温が適しています。

しかし冬には寒すぎる日もありますので、ペットヒーターで保温してあげましょう。

 

モルモットの臭い対策

モルもっと飼育で最も困ることにニオイがあります。

モルモットは特にニオイが強烈だと有名なのです。

しかし上手く対策を立てながら飼育すればそれほど気にもならないのかもしれませんね。

モルモットのニオイ対策に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

モルモットの繁殖

モルモットを飼っていれば、ぜひ繁殖に挑戦してみましょう。

モルモットの繁殖に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

モルモットの繁殖!赤ちゃんの育て方は?

 

 

モルモットの病気

モルモット

モルモットも病気にかかります。

モルモットのような小動物は、病気の予防がすごく大切です。

モルモットの注意すべき病気と対策に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

モルモットは比較的飼いやすいペットにしやすい動物です。

初心者にも飼いやすいため、人気があるペットなのですが、飼う場合に注意すべきポイントもいくつかあります。

ですのでモルモットの特徴や習性をしっかりと把握したうえで飼うようにしましょう。