熱中症

暑い季節になると必ず出るのが「熱中症」の患者ですよね。

私たち人間はもちろん、ペットたちも当然熱中症になる可能性があるんですよ。

今回は飼い主が知っておくべき、ペットの熱中症対策について詳しくご紹介していきたいと思います。

 

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動物たちは暑さに弱い

皆さんは暑さと寒さだったら、どちらがマシだと思いますか?

これは完全に人によりますが、ちなみに私は暑さの方が苦手ですね。

季節は夏の方が好きなんですけどね(笑)

動物たちはというと、もちろんすべてが当てはまるわけではないですが、ほとんどの動物は「暑さに弱い」体質なのです。

その理由は、

  • ほとんどの動物が毛い覆われている
  • 人間のようにたくさんの汗をかいて熱を逃がすことができない

等の理由があります。

もしも私たちが毛皮のコートを着て、猛暑の中にいたとしたら、間違いなく耐えられないですよね。

またほとんどの動物たちは背が低く、地面により近い環境で生活していますので、地面からくる熱と直射日光に晒されることになるのです。

こうした理由から、寒さよりも暑さに注意してあげるべきなのです。

 

屋内での熱中症が多い!?

熱中症になる大きな要因として、外に出た時に注意するべきだという意見が多いようですね。

たしかに外出する際や、外で作業する際には熱中症になる可能性は高くなります。

しかし実際のところ、注意すべきなのは屋外ではなく、屋内だという事をご存知でしょうか。

ペットの熱中症に関しては、実際に屋外での発症よりも屋内での発症の方が60%と割合的に多いと言えます。

私たちには平気な気温でも、ペットは屋内にいる場合でも熱中症にかかってしまう可能性が高いので、屋内だからと言って安心はできないのです。

 

エアコンを付けたり消したりするのは危険!?

猛暑日にはなくてはならないのがエアコンですよね。

ほとんどの家にはエアコンがあるのではないでしょうか。

このエアコン、24時間つけっぱなしにしているという人はどれくらいいるでしょうか。

ほとんどいないかもしれませんね。

家にいる時はエアコンをつけているけれど、仕事に行ったり寝る際にはリビングのエアコンを切る、というのが普通のはず。

これがちょっと問題になる場合があります。

エアコンを切ると、当然部屋の温度は高くなることになります。

ペットは暑くなることに対して弱いですので、環境の変化により熱中症の症状が出てしまう事もあるのです。

特に猛暑日にはが気温とエアコン使用時の温度差が激しいのでより危険です。

エアコンを使う場合は、冷えすぎない温度で24時間ずっとつけっぱなしにするのが最も安全なのです。

 

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特に熱中症になりやすい動物は?

熱中症になりやすい動物とはどういう動物なのでしょうか。

以下に該当する動物は特に注意すべきです。

  • 肥満体型の動物
  • 老齢の動物
  • 病気持ちの動物
  • 鼻の低いタイプの犬

肥満体型の動物はそれだけ脂肪に覆われていますので、熱が逃げにくく熱中症になりやすいです。

老齢になると体温調節機能も衰えますので、これも熱中症の危険が高まります。

慢性的な病気を持っている動物たちも同じく熱中症になりやすいと言われています。

あとはブルドッグやパグなどの鼻の低いタイプの犬は特に暑さが苦手という特徴がありますので注意しましょう。

 

熱中症の初期症状に注意する

熱中症の初期症状として、舌を出してハァハァと苦しそうに呼吸をする、というものがあります。

しかし実際には各消化器官で不調が現れ、下痢になったり嘔吐をしたりと症状は様々です。

ちょっと様子見をしているうちに、熱中症が進行してしまい、重症化してしまう場合も少なくありません。

暑い日に少しでもいつもと違う変な感じがしたら、熱中症を疑った方が良いでしょう。

 

まとめ

ペットの熱中症には注意すべき点がいくつもあり、私たち飼い主が間違った解釈をしているがために、ペットを危険な目に合わせてしまう事も少なくありません。

動物は寒さよりも暑さの方が苦手としている傾向にありますので、特に夏の熱中症には注意しなければいけません。

また散歩の時などの屋外よりも、屋内で熱中症を発症する事例が多いのも特徴です。

動物たちは私たち人間が平気だと思う気温であっても、知らず知らずのうちに急に熱中症になってしまう事も多いです。

エアコン使用時には特に注意が必要で、外出時や就寝時などエアコンをきった際の室内温度上昇によって熱中症になってしまうペットが意外と多いのです。

熱中症を回避するためには、エアコンを効果的に上手く活用しながら、猛暑日の散歩などは朝や夕方など日差しの少ない時間帯に行うなどの対策が重要となります。

また熱中症になってしまった際に、早期に気付いて対処してあげる事も必要ですね。

熱中症の初期症状には特に注意し、少しでも調子が悪いかなと思ったら熱中症を疑う事もとても重要であると言えます。