アオダイショウ

アオダイショウ

アオダイショウというと、ヘビの中でもひと際大きい種類のヘビです。

日本国内、本州で生息しているヘビの中では最大級の大きさを誇るヘビですね。

そんなアオダイショウはペットにできるのでしょうか。

今回は大型のヘビ、アオダイショウについて、飼育方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

 

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アオダイショウはどんなヘビ?

アオダイショウの性格やじゅみょうなど、生態に関しては以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

アオダイショウの飼育方法

アオダイショウの飼育方法を、必要なものを併せて順にご紹介していきます。

ケージ

通常、ヘビの飼育スペースは「とぐろを巻いた状態の、3倍の広さが望ましい」と言われています。

広いに越したことはないですので、大き目のケージがあるとやはり良いですね。

爬虫類専用の飼育ケージが色々と販売されています。

爬虫類専用ケージにはたくさんのの機能が付いていることが多いです。

扉には鍵をかけることができたり、ヒーター用のコード穴が空けられていたり。

特にアオダイショウは力が強く、簡単に扉やフタをあけてしまい、脱走されてるケースもあるようです。

爬虫類ケージは色んな場面で大変便利ですので、ぜひチェックしてみて下さいね。

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水入れ(水飲み場)

ヘビも当然ながら水を飲みます。

水飲み場は単に水を飲む場所であるだけではありません。

アオダイショウは脱皮をしながら成長するのですが、脱皮の際には適度な湿度が必要です。

湿度が足りないと脱皮に失敗し、脱皮不全になってしまいますので注意しましょう。

脱皮の前には水の中に入りますので、アオダイショウがとぐろを巻いた状態で十分に入れるくらいの大きさの水入れを用意します。

また水入れはひっくり返される心配もありますので、ある程度の重さがあるものがおススメです。

床材

床材は排泄物の処理のために使用するといっても過言ではありません。

床材があった方が掃除も楽ですのでおススメですよ。

床材に適しているのは、新聞紙やキッチンペーパーです。

それらを敷いておくだけで床材として十分に機能してくれますよ。

シェルター

隠れ家として、落ち着ける場所としてシェルターは必要になるでしょう。

シェルターはアオダイショウが入れるような大きさであれば何でもよいです。

おススメは植木鉢の一部を割って逆さにしたようなものが良いですね。

市販のシェルターも実は販売されているのです。

ただし、大きさがアオダイショウには小さいものが多く、大きなものでない限りは使えない可能性があります。

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ヒーター

アオダイショウの飼育適正温度は20℃~25℃の間です。

冬場には冬眠してしまいますが、冬眠は非常に危険な行為です。

飼育下での冬眠はお勧めできませんので、ヒーターを使って保温しましょう。

ヒーターは爬虫類専用のヒーターがありますので、活用しましょう。

おススメは暖突シリーズのヒーターです。

球切れがなく、じんわりと温まるタイプのヒーターですし、ヒーターに巻き付いて火傷をするというヘビ特有の事故の心配もありません。

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アオダイショウは小動物や鳥などを食べており、完全に肉食性です。

飼育下でも当然餌は肉食になるわけですが、餌の入手がネックとなるでしょう。

そこでおススメなのが、ネズミを冷凍保存した「ピンクマウス」という餌用のネズミが販売されていますので、活用しましょう。

ピンクマウスは一般的なペットショップでも普通に販売されていますので、簡単に入手可能です。

また、サイズも小さいものから大きなものまで様々ですので、成長に合わせてサイズを変えて与えていきます。

冷凍マウスは与える前に解凍してから与えるようにしてください。

与える量や頻度はヘビの大きさに合わせます。

50㎝までなら2日に一度、小さいSサイズのマウスを2匹程度与えます。

50㎝~100㎝くらいになると、M~Lサイズのマウスを3日に一度のペースで2匹程度与えるようにしてください。

100㎝を超えた大人のヘビには、大人のマウスを一週間に一度、2匹程度を与えるようにします。

徐々にマウスの大きさを大きいものにし、給餌の頻度を落としていくようなイメージですね。

アオダイショウは環境の変化などに敏感で、ちょっとのストレスなどで拒食になったりします。

しかしヘビはあまり食べなくても、結構長い間絶食に耐えうる体をしているのです。

餌の食いつきが悪くても、あまり慌てずにじっくり給餌に挑戦しましょう。

 

 

まとめ

アオダイショウは日本では普遍的なヘビです。

性格も穏やかで攻撃性はありませんし、毒も持たない大人しいヘビです。

実はペットに向いているヘビなのです。

ただし注意点もあります。

アオダイショウは脱皮しますが、湿度がなければ脱皮不全になりますし、餌も食いつかない場合もありますが、拒食に陥りにくいです。

苦労することもありますが、基本的に飼育は容易に行えますので、爬虫類を初めて飼う人にも飼いやすい方のヘビだと言えます。

大きくて迫力があり、それでいて大人しいアオダイショウ。

飼ってみたくなりませんか?

 

その他ペット向きのヘビ

その他、飼育に向いているヘビはたくさんいます。

代表的なものに以下のヘビがいますので、ぜひチェックしてみて下さい。