ヘビって飼育することができるってご存知ですか?
気持ち悪いというイメージを持たれがちなヘビたちですが、中にはペットとして飼う事ができる種類のヘビもいるんですよ。
そんなヘビの中でも、ペットとして飼育しやすいヘビとして知られているのが「ボールパイソン」と呼ばれているヘビです。
今回はそんなボールパイソンについて、性格、寿命や値段、大きさなどを詳しく調べてまとめてみました。
目次
ボールパイソンってどんなヘビ?
ボールパイソンは、別名ボールニシキヘビ、ロイヤルニシキヘビとも呼ばれているニシキヘビの仲間です。
ペットとして飼育される有名なヘビである「コーンスネーク」と並んで人気のあるヘビになります。
なお、同じくペットとして飼育できるコーンスネークに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ボールパイソンの生息地や生態は?
ボールパイソンの生息地は、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、ナイジェリアなど、アフリカの割と広い範囲に生息しているようですね。
また夜行性であり、草原や森林に多く生息しています。
餌となるのは小動物が多く、完全に肉食性です。
ボールパイソンの大きさは?
コーンスネークと比べると、ずいぶん大きな体をしており、100㎝~150㎝ほどになりますが、大きな個体になれば200㎝にも達する個体もいるほどです。
コーンスネークではちょっと迫力に物足りない・・という人向けのヘビかもしれませんね。
ボールパイソンの寿命
寿命は比較的長いようで、平均して15年~20年くらいは生きてくれます。
長く生きる個体だと、なんと30年~40年も生きた個体がいたと言われています。
もちろん飼育環境によっても寿命は変わってきますが、基本的に一度飼育すれば長い付き合いになる、ということはしっかりと覚えておくようにしましょう。
ボールパイソンの性格は?
見た目では大き目で迫力があるボールパイソンですが、性格は真逆でどちらかと言うと臆病であると言われています。
普段は物陰に隠れていて、外敵に出くわした時には身を守るために、頭を埋めて丸くボールのような形状になる習性があります。
このことからボールパイソンという和名が付けられたと言われているのです。
一般的なヘビのイメージで、攻撃的なのではないかと思われがちですが、ボールパイソンはとても大人しい性格をしており、ハンドリングも可能な、爬虫類飼育の入門種としてもおススメできるヘビなのです。
また当然の事ながら、毒などはありませんので、安心してハンドリング可能ですよ。
またボールパイソンはかなり神経質なところがあり、ちょっとした環境の変化にも敏感だと言われています。
環境が悪化すれば拒食をして餌を全く食べなくなったりと、飼い主を困らせてくるものも多いようです。
この辺りの気難しさではコーンスネークの方が飼いやすいヘビだと言えますが、コーンスネークよりはやや気難しい程度という感じです。
ですので完全に初心者には不向きである、というくらいに飼いにくいヘビであるわけではありません。
また国内で繁殖されている個体であれば、既に餌付いているものも多く、拒食などと言った行動を取りにくくなっているので、こういった問題は徐々に少なくなっていくようにも思えますね。
ボールパイソンの値段は?
ボールパイソンはペットとしてもメジャーなヘビですので、ペットショップでも普通に販売されており、簡単に入手することができます。
もちろん爬虫類の即売会イベントなどに参加して購入したり、ブリーダーから購入したり、爬虫類専門店で購入するなどといった色んな入手方法があります。
値段はピンキリなのですが、安い個体だと5,000円くらいから購入する事ができます。
高い個体になれば数十万円の値段が付けられているものもあります。
では一体どんな要因で値段が決められているのでしょうか。
それは「モルフ」というものが大きく関係しているのです。
モルフとは?
モルフとは、簡単に言えば「色や模様のパターン」のことであり、ボールパイソンには実に様々な色や模様を持った個体がたくさん存在しています。
良く見られるモルフもあれば、あまり見かけない珍しいモルフの個体も存在するわけですね。
当然珍しく希少性の高いモルフや人気のあるモルフになれば、高い値段で取引される傾向にあるのです。
ボールパイソンは、ブリーダーたちによって日々様々な新しいモルフが作出されています。
自分の気に入ったモルフの個体を誕生させるのも、ボールパイソンの飼育の楽しみでもあるのでしょう。
まとめ
ボールパイソンは、ペットとして飼う事ができるヘビの中でもコーンスネークと並んで飼いやすい部類に入る、入門種とされているヘビです。
大きさは100㎝以上にもありますので、迫力は申し分ないですし、見た目とは違って大人しい臆病で神経質な性格をしているヘビでもあります。
近年では国内でも繁殖が進み、徐々に野性味が薄くなっており、飼いやすくなってきているようにも思います。
ボールパイソンの魅力は何といっても、ヘビらしい大きさと迫力、それに多種多様な色や模様を持った個体がおり、自分好みの個体を探して飼育、繁殖させて新しいタイプのモルフを作り出すことができる、という事にあるのではないでしょうか。
その他ペットにできるヘビ
ペットとして飼育できるヘビは他にもいます。
以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。