暖かくなってきたらメダカのシーズン到来ですね。
メダカのシーズンと言えば、その醍醐味は「繁殖」ですね。
メダカの卵をたくさん採卵して。奇麗なメダカをたくさん育てたいと思う人も多いはず。
今回はそんなメダカの産卵についてご紹介します。
どうすればメダカにたくさん卵を産ませることができるのか。
その方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
たくさんの親メダカを飼う
まずは親メダカの数を揃えなければいけません。
少ないメダカからは多くの卵を採る事は難しいです。
もちろん上手く産卵させて採卵すればそれなりの数の卵を採る事ができますが、親メダカがたくさんいた方が効率よく卵を採ることが出来ます。
また飼っているメダカがオスとメス一匹ずつだったとしても、必ず卵を産むとは限らないのです。
メダカにも相性というものがあり、相性の悪いメダカ同士だと全く産卵してくれません。
早い時期から採卵の準備をする
メダカが繁殖シーズンを迎えるのは春先の暖かくなってきた時期から気温が下がる秋にかけてです。
なるべく早くから産卵することができれば、それだけたくさん卵を採る事が出来ますから、卵を産める準備を整えましょう。
屋外で飼育しているメダカの場合、気温が上がってきて活動を開始したばかりのメダカは、冬眠から目覚めたばかりで体力がありません。
そのような状態では到底卵を産めるわけがないですよね。
産卵にはかなりの体力を使うのはメダカも一緒なのです。
メダカの体力をつける
メダカが産卵を行える状態にするという事はすなわち、栄養をつけて太らせることです。
メダカは水温が上がると活発になってきてそれだけ餌もたくさん食べるようになります。
より多くの餌を食べてもらう事でメダカの体力をつける事ができます。
しかし注意点もあります。
それは春、夏、秋それぞれの季節において、メダカが食べる餌の量が異なるからです。
活動を開始したばかりのメダカはまだそれほど活発ではありませんから、たくさんの餌を与えても食いつきが良くありません。
春先はごく少量の餌を与えてみて様子を見ましょう。
気温が上がってくるとメダカの食べる餌も劇的に増えます。
明らかに活発になってきたら、餌の量を増やしてみましょう。
一日に数回食べるだけ与えてもいいくらいです。
ただし、メダカには胃袋がありませんので、食い溜めができないとう特徴がありますので、一度に与えすぎても食べ残してしまって水を汚してしまう原因にもなりますので注意しましょう。
コツは少量ずつを数回、食べるだけ繰り返して与える事です。
これをパワーフィーディングとも言いますが、メダカの体力をつけるにはこの方法が最も早く効果的です。
参考までにですが、一日に5回6回と餌を与えても良いくらいですよ。
産卵に向いている餌の種類
どんな生き物でもそうですが、産卵するにはタンパク質をたくさん摂取しなければいけません。
与える餌の種類もタンパク質に特化したものを選ぶことで、産卵数を増やすことができます。
参考にしてほしいのが、餌の粗タンパク質が50%以上のものを選ぶと良いかと思います。
産卵だけではなく、高タンパクな餌だと育ちも早くておススメです。
しかし注意点もあります。
タンパク質が多いと、それだけ食べ残した場合の水の汚れが速くなってしまいます。
与える際には一回で食べきれる量を数回に分けて与えるようにしてください。
生き餌が良い!?
一説によると、人工の餌よりも生き餌の方が食いつきが良いという情報があります。
生き餌とは、アカムシやミジンコなどですね。
やっぱり自然の本能があるのでしょうね。
人工餌は食べ残すのに、生き餌だといくらでも食べるという光景をよく目にします。
人工餌をたくさん与えて、生き餌を与えるという流れでたくさんの餌を与える事ができ、メダカに産卵のための体力を付けさせることができます。
また生き餌は食べ残しても水が汚れる事がありませんので、そういった点でも便利です。
若いメダカほどたくさん産卵する
これもどの生き物にも言える事ですが、若いほど産卵数が増加しますし、無精卵の数も減ります。
2年目、3年目のメダカよりも、その年に成魚になったメダカの方が、産卵数においては有利になります。
ちなみにメダカは産まれてから産卵が出来るようになるまでは、2か月から3か月くらいが一般的です。
しかし上手く飼育して育てると、わずか1か月で成魚にまで育て上げる事ができます。
そのためにはそれなりの飼育スペースと手間もかかりますので、さすがに1か月で育て上げるのは難しいですね。
でもこの方法で育てると、上手くいけば半年で6世代の累代飼育ができるという事になりますね。
興味がある人は一度挑戦してみると面白いでしょう。
体力をしっかりつけたメダカは、毎朝産卵してお腹に卵をくっ付けて泳ぐようになります。
栄養さえ取らせ続ければ、毎朝卵を産ませることも可能です。
まとめ
メダカは春先から秋にかけて約半年の間産卵します。
その間にメダカに如何にして体力を付けさせるかがポイントになります。
体力を付けさせるには、タンパク質を多く含んだ餌が効果的です。
メダカが活発になってきたら餌の量も増やして早く産卵に備えるようにしましょう。
産卵には若いメダカが向いています。
メダカが生まれてから産卵するまで早ければ1か月ですから、どんどん大人に育てて卵を産ませることも可能ですよ。