イシガメ

日本には日本固有のイシガメというカメと、クサガメというカメが生息しています。

他に日本で有名なカメといえば、ミドリガメがいますね。

しかしミドリガメは日本固有種のカメではなく、外来種のカメです。

また見分けも簡単にできるほど見た目が特徴的です。しかしイシガメとクサガメと言われて、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自然界でも良く見かけるイシガメとクサガメの特徴の違いを詳しく調べてまとめてみました。

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色が違う

まずクサガメとイシガメは見た目の色が違います。

甲羅の色の違いで言うと、クサガメは褐色がかった茶色をしているのに対して、イシガメはオレンジ色の入った茶色をしています。

またお腹の部分の色はどちらも黒色です。しかしクサガメの方は線が入っているので見分けやすいです。

 

頭の大きさが違う

頭の大きさでも見分けることができます。クサガメの頭は膨らんでいる感じでやや大き目です。

一方イシガメの頭はシュッとしていてクサガメより小さく、どちらかと言えばスリムな頭をしています。

しかし両者を並べて比べてみないとその違いは分かりにくいのかもしれませんね。

 

目が違う

クサガメの目には、瞳に横に黒い線が入るのに対して、イシガメの瞳には線が入りません。

見た目的にはイシガメの方が可愛らしい顔をしているように見えますね。

イシガメ

クサガメ

 

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甲羅の高さが違う

甲羅の高さでも判別可能です。クサガメは甲羅がふっくらとしていて高さがある感じです。

一方イシガメは甲羅が平べったい感じでふっくらとはしていない印象です。

 

甲羅のキールが違う

カメの甲羅にはキールと呼ばれる筋が入っています。

キールは甲羅が盛り上がってできた筋で、クサガメは3本の縦に走るキールがあるのに対し、イシガメは中央に一本のキールがあるだけです。

よ~く見てみると違いが良く分かるかと思います。

 

生息場所の違い

クサガメもイシガメも水棲のカメですので水辺に生息しています。

しかし少しばかりの違いはあります。クサガメは寒さに弱いという特徴があり、平野の池や田んぼ、沼、川などに生息しています。

比較的水の多い場所にいることが多いとされています。一方イシガメはというと、クサガメよりも寒さに強いと言われています。

ですので高地にも生息可能で、きれいな川の水を好む傾向があります。ですので主な生息地は川の上流付近ということになります。

生息場所が限られてきますので、自然界での生息数はクサガメよりも少ないのが現状となっています。

 

ペットとしては?

以前はペットショップで、イシガメの子供を「ゼニガメ」という呼称で販売されていました。

しかし現在では「ゼニガメ」として売られているカメはイシガメではなく、クサガメの子供であることがほとんどです。

環境の変化などによって、生息地が減少したことにより、イシガメは数を減らした結果なのでしょうか。

現在ではクサガメがペットとして多く流通しており、人気があるとされています。

 

オスとメスの大きさについて

クサガメもイシガメもオスとメスに大きさの違いが見られるカメです。

両方ともオスよりもメスの方が大きくなる傾向になりますが、イシガメよりもクサガメの方がこういった特徴が大きく出やすいといわれています。

 

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臭い独特のニオイがあるのか無いのか

クサガメには敵に襲われた時などに独特の臭いニオイを出す習性があります。

カメを捕まえた時にこのニオイを出すことがあるので、それがあるかないかで判別できるというものです。

イシガメはこういった独特の臭いニオイを出すことはありません。

また飼育しているクサガメはこのニオイを出すことはなくなりますので、ニオイでの判別は困難な場合もあります。

 

交雑種(ウンキュウ)も存在する

クサガメもイシガメも似ている種類のカメですから、やはり交雑というものもあります。

イシガメとクサガメの交雑によってできた交雑種のカメを「ウンキュウ」と呼んでいます。

このウンキュウには、クサガメタイプのものと、イシガメタイプのものがあるようで、遺伝子が強い方のどちらかに似た姿になるようですね。

一般的に交雑種の動物は繁殖能力が失われているものがほとんどだと言われています。

しかしウンキュウに関しては繁殖能力も備わっているため、さらに交雑が繰り返されるという懸念がなされています。

ウンキュウ×イシガメ、ウンキュウ×クサガメといった組み合わせも出てくるわけですね。こうなるとますます純潔のクサガメやイシガメが少なくなってくるのかもしれませんね。

また最近ではブリーダーが交雑を行い、新しい個体を作出することも多くなってきています。

しかし私個人の意見としては、こうした意図した交雑は自然を弄んでいるような気がしてあまり良い気がしません。

以前はウンキュウは大変珍しい種類であることから高価な値が付けられていたこともありましたが、今では自然界でもウンキュウが普通に見られるくらいに数が増えてきています。

ますます純血種の数の減少が懸念されています。

 

イシガメの飼育方法

イシガメの飼育方法に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

よく似ていると言われているクサガメとイシガメですが、こうして見てみると違いはたくさんあるものです。

しかし基本的に両方とも水棲のカメですので、生態は本当によく似ています。

ですので飼い方などもほとんど同じ方法で飼育可能なのです。

どちらのカメを飼育しても良いでしょうが、現在ペットショップで流通しているのはその多くがクサガメの幼体のゼニガメです。

イシガメは流通量が少なくなっているため、クサガメよりは希少価値があるといって良いのではないでしょうか。