モルモットとハムスターの違いを解説!

モルモットもハムスターもとても人気の高いペットです。

犬や猫は飼えないけれど、何かペットを飼いたい!という人にはうってつけの小動物です。

どちらもそれほど広くもないスペースで飼育することができますので、初めて飼う方にもとっつきやすいのがうれしいところですよね。

そんなモルモットやハムスターなのですが、この2種類にはどのような違いがあるのかをご存知ですか?

そう言われてみればよく知らない・・という方も多い事でしょう。

そこで今回はモルモットとハムスターの違いについて詳しく調べてまとめてみました。

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大きさが違う

ゴールデンハムスター

ハムスターは大きいサイズのゴールデンハムスターであっても、体重が200gくらいです。

小さくて人気の種類のジャンガリアンハムスターだと100g前後しかありません。

大きさは数㎝から10㎝程度と小柄ですので、まさに手のひらサイズですね。

モルモットはというと、ハムスターよりもかなり大柄な体をしています。

平均して体重は1㎏を超えますし、大きいサイズの個体だと2㎏を超えるものもいます。

20㎝以上の大きさになりますので、さすがに手のひらサイズとはいかないでしょうね。

膝の上サイズといったところでしょうか。

 

しっぽの有無

モルモット

ハムスターは短いしっぽを持っていますが、モルモットにはしっぽがありません。

 

生活リズムの違い

ハムスターは夜行性です。

完全に夜になってから行動開始する習性があります。

一方モルモットは一応夜行性ではありますが、半夜行性と言われています。

モルモットはどちらかと言うと夜型の行動パターンですが、飼い主の生活サイクルに合わせて柔軟に行動パターンを変えることができる珍しい特徴も持っているのです。

昼間に餌をあげたり散歩させたりしていれば昼行性のような生活サイクルになっていきますし、夜に帰ってきてから接するような生活サイクルにすれば、夕方から夜にかけて活動するようになります。

なかなか面白い特徴ですよね。

 

食べ物が違う

ハムスターは雑食で、木の実や昆虫などなんでも食べることができます。

一方モルモットは完全に草食性です。

食べるのは牧草や野菜、果物のみで、昆虫などの動物性の餌は全く食べません。

また両者とも水を飲みますが、ハムスターは水が苦手だとされています。

皿に水を入れていても溺れてしまう事故が発生してしまうくらいに水が苦手だと言われています。

それに対してモルモットはとても水を飲みます。

なんと1日に500㎖もの水を飲むと言われていて、体の大きさから考えるとかなりの量ですよね。

給水ボトルの大きさにもよりますが、1日に2回ほど新鮮な水に交換する必要がありそうですね。

 

餌を貯めこむ習性の有無

ハムスター

ハムスターは頬袋を持っていることで知られていますよね。

口の中パンパンに餌を詰め込んだ姿はとても可愛らしいです。

また集めた餌を貯めこむ習性を持っているのも良く知られているかと思います。

しかしモルモットの場合はそういった主習性が一切ありません。

ですので頬袋も持っていないのです。餌を貯めこむことをしませんから、与えればその場で食べます。

しかもさればあるだけ食べてしまうこともありますから、餌を与える量には少し注意した方が良いでしょうね。

 

寿命の違い

寿命にもかなりの違いがあります。

ハムスターは平均して2~3年くらいなのに対し、モルモットは7~8年くらいも生きるため、2倍以上の違いがあることになります。

なんと10年以上も生きるモルモットもいるらしいですよ。

 

運動能力の違い

ハムスターは運動量が多く、回し車を入れていないと運動不足になってしまうことが多いです。

まれに回し車をまったく回さないハムスターもいるようですが、小さいケージで飼っているハムスターの場合は基本的には回し車は必須アイテムとなります。

モルモットはハムスターに比べて運動量が少ないのが特徴的です。

回し車を回すというような事もありませんので不要です。

運動はケージの外に出して部屋の中を歩いて散歩させるくらいでちょうど良いくらいですね。

 

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出産の数が違う

モルモットもハムスターも繁殖しやすい動物ですので、オスとメスのつがいで飼っているとどんどん増えてしまいます。

しかし一回の出産で生む赤ちゃんの数に違いがあります。

ハムスターは一回の出産でおよそ3匹~15匹とかなりの数の赤ちゃんを生みます。

モルモットの場合は2匹~5匹程度とハムスターと比べるとかなり少ないのが特徴的です。

 

鳴く、鳴かない?

モルモット

ハムスターは滅多に鳴くことはありません。

驚いたり、痛いときに鳴くことはありますが、頻繁に鳴いて何かを訴える、というようなことはありません。

それに比べてモルモットはとても良く鳴きます。

鳴き声にも色々なバリエーションがあり、鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取ることができる動物なのです。

鳴き声を知ることによって、モルモットの感情を読み解くことができますので、モルモットを飼う楽しみの一つでもありますね。

 

縄張り意識の違い

ハムスターは縄張り意識が強い動物ですので、オス同士を同じケージで飼育しているとケンカをすることが良くあります。

最悪な相性の場合は殺し合うまでにエスカレートすることもあるそうです。

モルモットの場合はハムスターほどケンカの心配は要らないと言います。

それにはちゃんとした理由があって、モルモットは本来集団で生活する習性がありますので、単独飼育よるは複数飼育をする方が自然なのです。

しかしオス同士でも相性が悪ければケンカします。またオスとメスの組み合わせだと繁殖し過ぎて困ってしまう心配もあります。

複数飼育するのであれば、メス同士の組み合わせが一番飼いやすいと言われています。

 

 

モルモットの飼育方法

モルモットの飼育方法に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

モルモットの飼い方は?飼育方法まとめ!

 

 

まとめ

モルモットもハムスターも同じ齧歯目に属する動物ですし、姿もよく似ています。

しかしよく見てみると、習性や食べるものなどが全く違うことが良く分かると思います。

もちろん似ている部分も多いですが、違いを知らないで飼っていると大変なことになってしまうかもしれません。

どちらを飼うにしても、それぞれの特徴を良く知り、自分に合った飼いやすいと思う方を飼うようにする方が良いですね。