ピグミージェルボアというネズミがいるのをご存知ですか。

ほとんどの方は名前すら聞いたことがないかもしれませんね。

ペットとして販売されているのでしょうか。

また飼育することはできるのでしょうか。

今回は珍しくて可愛らしい、珍獣ピグミージェルボアについて詳しくご紹介していきます。

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ピグミージェルボアとは?

 

ピグミージェルボアはとても小さなネズミの一種になります。

見た目は500円玉くらいの大きさしかないのが特徴的です。

さらにまるで2頭身かのような丸い体と、そこから生えている手足がなんとも可愛く、珍しい体つきをしています。

ジェルボアとは「大きな足」という意味があり、その名の通り体に対してとても大きな足を持っています。

野生のピグミージェルボアは、パキスタンの砂漠地帯に生息していて、温度差がとても激しい過酷な環境の中で生きています。

なんと暑いときは30℃以上にもなり、寒いとマイナスにまで下がる気候であってもたくましく生きているネズミなのです。

また砂漠地帯ですので雨が全く降らない事もあります。

そんな中でも生きていける強い体を持っている、実は頑丈なネズミでもあるのです。

移動方法も変わっていて、歩くというよりは長い足でピョンピョン飛び跳ねるような移動の仕方をします。

世界最小の哺乳類でもあり、とても素早いので、ちょっと目を離すと見失ってしまう危険性もあります。

ちなみにネズミですので夜行性です。

昼の間はずっと寝ていますので、そっと寝かしてあげましょう。

寝ている姿は全くの無防備な寝方で、まるで死んでいるように見えるらしいですよ。

 

ピグミージェルボアは販売されている?

ピグミージェルボアはペット用のねずみとして、販売はされています。

しかし現在では輸入規制の対象動物となってしまっているようで、現在入手できるピグミージェルボアは国内繁殖個体のみとなっています。

入手のし易さは極めて困難とも言われ、販売しているショップもかなり少ないことも事実です。

国内ではペットとしての希少価値は高い動物ですので、入手できればラッキーですね。

 

ピグミージェルボアの値段は?

販売されているショップを見つける事ができたとしても、販売価格はとても高価な設定になっている事でしょう。

輸入されてきて流通していた時の相場はおよそ20,000円くらいとも言われ、同じ小動物のハムスターなどに比べるとかなり高価なことが伺えます。

今ではさらに希少価値が高くなり、さらに高価になっている事は間違いないでしょう。

 

ピグミージェルボアの寿命

寿命はとても短いように思われますよね。

確かに長くはないのですが、小さいながらも3年くらいは生きてくれます。

上手に飼育すればもっと長く生きられるのでしょうか。

 

ピグミージェルボアの性格は?

全く警戒心が無いのか、と言われることがあるくらいに警戒心が無いと言われています。

だからと言って懐くのかと言われればそうとも言えません。

一般的なネズミのように逃げまわったりというような事は少ないというくらいですね。

観賞用として楽しむくらいなら丁度良いペットになるかもしれません。

 

ピグミージェルボアの飼育方法

ピグミージェルボアはペット用に輸入されてきた動物ですので、飼育は可能です。

しかし何といっても世界最小の哺乳類。

普通の小動物とは飼育方法や注意点も異なることでしょう。

ではピグミージェルボアの飼育方法について順に見ていきましょう。

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餌は?

ピグミージェルボアは雑食性ですので、木の実や昆虫などを食べます。

飼育環境下では小鳥用の混合飼料が栄養バランスも良くておススメです。

動物性タンパク質補給のためにミルワームをペットショップで購入し、少量与えると良いでしょう。

ピグミージェルボアの給餌で気を付けるべきポイントは、餌の与えすぎによる肥満です。

ピグミージェルボアの尻尾には栄養分を蓄えておく事ができ、過酷な環境で餌が少なくても生きていくことができます。

しかし飼育下では安定的に餌を食べるkとができますから、餌の摂りすぎによる肥満が懸念されるのです。

飼い主が餌の量のコントロールをしてあげる必要がありますので注意しましょう。

 

単独飼育が良い

ピグミージェルボアは単独で行動していると言われていますので、飼育する場合も単独が良いです。

複数飼育すればケンカをしたり、酷い時には共食いしたりすることもあるようです。

 

飼育ケージ

ピグミージェルボアはとても体が小さいため、金網ケージでの飼育は不向きです。

また長い足を引っかけたりといった事故も懸念されますので、水槽などを使って飼育する方法をおススメします。

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セット商品が販売されていますので、それらを利用すれば簡単に飼育セットを揃えることができます。

 

温度管理

温度管理も重要なポイントです。

野生下では昼夜の温度差が激しい環境で暮らしていますので、昼夜で温度管理を少し変えてあげる必要があります。

昼は20℃~25℃、夜は18℃~20℃くらいに調節してあげると丁度良いでしょう。

冬場にはペットヒーターを使用し、暖かいホットスポットを作ってあげると自分で温度調節ができます。

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マルチパネルヒーターは自動で設定した温度を保ってくれますので、お手軽にケージを温める事ができます。

 

まとめ

ピグミージェルボアは世界一小さな哺乳類であるネズミの仲間です。

最大の特徴は500円くらいの球体のような姿でしょう。

懐くか懐かないかと言えば懐かない方かもしれませんが、とても可愛いですので観賞用と割り切ればとても魅力的なペットだと言えます。

飼育する場合は水槽で飼育する方法がおススメです。

飼育環境については、温度を昼夜で差を設けてあげるようにすれば良いでしょう。

ストレスを受けやすい動物でもあり、珍しい種類ですので情報も少なく、飼育は難しいと思います。

しかし一度は飼ってみたいエキゾチックアニマルであるかもしれません。