レッドビーシュリンプ

アクアリウムを趣味にしている人にとって、レッドビーシュリンプの飼育は一度は経験してみたいことではないでしょうか。

上級者の人たちにとってもレッドビーシュリンプの飼育は難しく、死なせてしまうこともあるくらい難易度は高めです。

そんなレッドビーシュリンプですが、餌を与える必要がないという意見もあるんです。

エビと言えば苔を食べるというイメージが強いので、特別餌を与える必要がないということに由来しているようですが、果たして本当なのでしょうか。

スポンサードリンク

レッドビーシュリンプの餌

レッドビーシュリンプは通常何を食べているのか、というのが気になる人も多いのではないでしょうか。レッドビーシュリンプは底床の微生物や苔、またウィローモスの柔らかい新芽などを餌にして食べています。

エビは常に餌を探して至る所でツマツマやっているのをよく見るかと思います。
底床でツマツマやっているのを確認できたらとりあえず何かしら食べていると思って良いでしょう。

おススメはウィローモス

レッドビーシュリンプの飼育で特におススメされているのがウィローモスを入れることです。
ウィローモスには通常のウィローモス南米ウィローモスの2種類があります。どちらも大差ないように思いますが、特性に若干違いがあります。

ウィローモスは通常、流木や石に活着させてレイアウトされることが多いですが、南米ウィローモスは流木や石には活着しにくいという特徴があります。
また育ち方にも少し違いがあり、南米ウィローモスは三角形のような形に新芽を展開していきます。両者の生長の違いも違った水槽の水景作りに活かすことができます。

そんなウィローモスはレッドビーシュリンプの餌となる他、隠れ家としても機能します。あらゆる側面でレッドビーシュリンプにとってピッタリな水草だといえるでしょう。

ただし、ウィローモスを入れておけば餌はやらなくても良いのかと言われれば、そうでもありません。

スポンサードリンク

レッドビーシュリンプはウィローモスの新芽を食べる

レッドビーシュリンプはウィローモスをすべて食べるというわけではなく、柔らかい新芽だけを食べるという特徴もあるんです。
ですので、たくさんのレッドビーシュリンプを飼育している場合、ウィローモスだけで餌を賄えるかどうかはやや疑問に思います。

無給餌飼育を行うのであれば、60センチ水槽で飼育できるレッドビーシュリンプの数は30匹程度が限界だと考えます。
30㎝水槽なら10匹程度が丁度よいかと思います。おそらくはこれ以上の数を飼育する人が多くいると思います。それでは給餌の面でいえば過密飼育になるんですね。

餌が足りているかどうか確かめる方法とは?

レッドビーシュリンプを飼育していて、実際に餌が足りているのかを確かめる方法があるんです。
それはレッドビーシュリンプの背中に黒いラインが見えるかどうかを確認すればいいんです。
この黒いラインはレッドビーシュリンプの腸です。この腸が見えればちゃんと食べれているということなので問題ないと判断することができます。

もしくは、ウィローモスの新芽があるか無いかを確認する方法です。
ウィローモスお新芽は淡い色をしていて、この部分がまだたくさん確認できるのであれば、餌は十分行き渡っています。もし新芽が確認できない場合は餌不足に陥っていますので、別途餌を与えましょう。

レッドビーシュリンプに餌を与える場合

レッドビーシュリンプの餌となるのは、市販のエビ用の餌の他にも色々あります。
代表的なものはほうれん草を与える方法です。ほうれん草には栄養がたっぷりですのでレッドビーシュリンプの餌としてもとても優秀です。与える際は無農薬のものを一旦茹でて、小さくちぎって与えると良いです。

無給餌飼育をする場合

レッドビーシュリンプに餌を与えず、無給餌飼育をする場合はウィローモスを大量に入れ、常に新芽が出ている状態を作る必要があります。
無給餌飼育は餌を与えないことから水質悪化がしにくく、水換え頻度も少なくて済みます。水換えはエビにとってリスクがあるため、水換え頻度は少ないに越したことはないのです。

無給餌飼育でレッドビーシュリンプの発色が良くなる?

無給餌飼育をしていると、レッドビーシュリンプの赤い部分の色が濃くなる傾向があると言われています。つまり色揚げ効果というものですね。
奇麗なレッドビーシュリンプを育てたいという場合には無給餌飼育が向いているように思います。
しかし無給餌飼育環境下ではあまり繁殖が進まないという特徴もあります。

もしレッドビーシュリンプを早くたくさん増やしたいのであれば、餌を別途与える方が繁殖スピードも早くなるのでおススメです。

まとめ

レッドビーシュリンプの飼育において、餌を与える必要がある場合とそうでない場合があります。
ウィローモスを十分に入れていて、すべてのエビに新芽が餌として行き渡るのであれば別途餌は用意する必要はありません。

しかし新芽が育たないようのであれば、別途餌を用意する、もしくはより多くのウィローモスを入れましょう。