レッドビーシュリンプ

レッドビーシュリンプはアクアリウムで飼育されるエビの中でも特に高価なエビですが、紅白で小さくとても可愛い容姿から女性からもとても人気があります。一度飼育してみたくなった人も多いことでしょう。

そんなレッドビーシュリンプですが、いろんな魚と混泳させたいと思っている人もいるかもしれませんね。
果たしてどんな生き物と混泳できるのでしょうか。
今回はレッドビーシュリンプと混泳できる生き物についてくわしく調べてまとめてみました。

スポンサードリンク

レッドビーシュリンプと飼育環境が似ている生き物

混泳させるためには、レッドビーシュリンプと飼育環境が似ている生き物であることが前提条件となります。

淡水魚

レッドビーシュリンプは淡水エビですので、淡水で飼育可能な熱帯魚や生き物である必要があります。

水温

レッドビーシュリンプの適温は25℃前後の水温です。この水温で飼育できる生き物であれば混泳OKです。

水質

レッドビーシュリンプが好む水質は弱酸性から中性の水質になります。
混泳させる生き物も弱酸性から中性の水質を好む生き物であることが望ましいですので、弱アルカリ性を好む熱帯魚はあまり混泳に向かないと言えるでしょう。
ただし、水質にとても強い魚であればこの辺りは気にしなくても良い場合があります。

レッドビーシュリンプと混泳できる生き物は?

オトシンクルス

オトシンクルスはガラス面の茶苔をとても好んで食べてくれるタンクメイトとして人気があります。
性格も大人しく、苔しか食べないのでレッドビーシュリンプが襲われるという心配は全くありません。

ただし、レッドビーシュリンプも苔を食べますので、レッドビーシュリンプに別途餌を与えていない飼育方法の場合は餌不足に陥ってします可能性もありますので注意しましょう。

プレコ

プレコもオトシンクルスと同じようにガラス面などの苔を食べる性質がありますので混泳させてもOKです。
ただし、プレコはオトシンクルスよりも大型のため、混泳させるのであればオトシンクルスの方が良いかと思います。

さらにプレコは水流が強い環境を好む傾向にあるため、レッドビーシュリンプが流されてストレスにならないように水流の強さに注意を払う必要があります。

小型の熱帯魚

熱帯魚は数多くいますが、レッドビーシュリンプが捕食されない程度の大きさの熱帯魚であれば混泳が可能です。
代表的なのもとしてネオンテトラやカージナルテトラがいますね。
これらはサイズが小さいうえ性格も大人しく、混泳に最も向いているのではないでしょうか。

ただし、レッドビーシュリンプを繁殖させる場合は注意が必要です。
レッドビーシュリンプの稚エビはとても小さく、魚にとって稚エビは餌以外の何物でもありません。繁殖を狙う場合、そのままにしておくと捕食されてしまう可能性が高く、繁殖させる場合は稚エビの隠れ家となるウィローモスなどの苔や水草をたくさん植えてあげることが重要になります。

また脱皮直後のエビもとても柔らかく、狙われやすい傾向にありますので注意したいところです。

スポンサードリンク

貝類

アクアリウムで飼育される貝類も混泳に向いています。レッドラムズホーンなどの色味がきれいな貝を一緒に入れてみるのも良いでしょう。
貝の餌となるのも苔になりますので、レッドビーシュリンプに餌を与えない場合には餌不足が懸念されます。
貝類をたくさん入れる場合には、別途餌を与える方が良いでしょう。

他の淡水エビ

レッドビーシュリンプの他にも飼育されているエビはたくさんいます。
ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビをはじめ、チェリーシュリンプやアルジーライムシュリンプ、スジエビなど、淡水エビだけでもその数はたくさんいます。

基本的にこれらの淡水エビと生態が似ているため、混泳は可能なのですが注意点がいくつかあります。

ヤマトヌマエビとの混泳は止めた方が良いでしょう。特に繁殖を狙う場合は混泳は不可能と言って良いでしょう。
ヤマトヌマエビはこれらの淡水エビの中でも特に大型であり、大きいものでは体調5㎝を超えてくるこのもいます。
大型になるヤマトヌマエビにとって稚エビは格好の餌となります。また大人のレッドビーシュリンプでも捕食される可能性があるため、混泳はやめましょう。

個人的意見として、レッドビーシュリンプと淡水エビの混泳はあまり必要性が感じられません。
チェリーシュリンプとの色合いに拘るのであればそれも良しですが、特にこだわりがないのであればレッドビーシュリンプ単体で飼育する方が良いでしょう。

また肉食の淡水エビもいます。代表的なものにスジエビがいます。こうした肉食性が強い淡水エビには捕食されてしまいますので混泳は不可能です。

まとめ

レッドビーシュリンプと混泳させるだけなら、いろんな魚や生き物と混泳が可能です。
ただし、混泳させるだけと割り切って飼育する場合に限ります。
繁殖を狙うのであれば、稚エビが捕食されないように飼育環境に稚エビの隠れ家を作るなどの工夫が必要になります。

レッドビーシュリンプはそれ自体色合いが奇麗なエビですし、レッドビーシュリンプ単体で飼育してもとても美しい水槽が作れます。
繁殖させる場合は特にレッドビーシュリンプ単体で飼育するのがベストだと言えるでしょう。