レッドラムズホーン

メダカを飼育しているけれど、他にも何か一緒に飼える生き物はいないものか。

そう思って何を飼ったらいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。

一緒に飼える生き物として有名なものとしてエビが挙げられますね。

他にもタニシなどが代表的な混泳可能な生き物ではないでしょうか。

しかし他にも人気の生き物がいるんです。

それが「レッドラムズホーン」。

何だかカッコいい名前だと思いませんか。

今回は人気のレッドラムズホーンの魅力について詳しくご紹介していきたいと思います。

 

 

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レッドラムズホーンとは?

レッドラムズホーンとは巻貝の一種で、本来の種類はインドヒラマキガイという名前の貝なんです。

この貝の中で、アルビノ種だけを選定して繁殖、固定して誕生したのがレッドラムズホーンという貝になります。

つまり自然界にはレッドラムズホーンはいないという事になりますね。

どんな形状の貝なのかと言うと、その名前のまんまになりますね。

レッドラムズホーンは「赤いヒツジの角」という意味で、ヒツジの角を赤くしたような形をしているんです。

このレッドラムズホーンは水槽の同居人としてもとても人気が高く、注目を浴びています。

ではレッドラムズホーンがなぜそんなに人気なのか、人気の理由や魅力につい順番に見ていきましょう。

 

 

とてもきれいな赤色が魅力的

通常地味~な色の巻貝ですが、レッドラムズホーンはとてもきれいな赤色をしています。

水槽に入れると、水草の緑色、ソイルの黒色の中に赤色がとてもきれいでひと際映えて見えます。

その奇麗さは同じく同居人として有名なヒメタニシと比べても、とても魅力的なものがあります。

 

 

苔取り要員として優秀

レッドラムズホーンは水槽内に発生した苔を食べてくれるので、苔取り要員として導入しておくと水槽内の苔をきれいに取ってくれますよ。

またの特長として、昼にも活発に活動するので昼夜問わず苔を取ってくれます。

そしてさらに魅力的なのが、とても大食いなところです。

可愛い貝なのに、たくさんの苔を食べて除去してくれるのでとても効率的に水槽を掃除することができます。

また苔だけではなく、メダカの餌の食べ残しや糞なども積極的に食べて除去してくれます。

これらの有機物は放っておくと水質悪化に繋がりますから、素早く対処するに越したことはありません。

レッドラムズホーンならばこうした食べ残しや糞などにも素早く対処することができますよ。

 

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繁殖しやすい

レッドラムズホーンはとても繁殖力が強いというのも特徴的です。

最初は数匹しかいなかったのに、数か月で数百匹にまで増えると言いますからその繁殖力には驚きです。

繁殖しやすいのでメリットと思われがちですが、逆に増えすぎて困ってしまう事にもなってしまいます。

もともと外来種の貝ですので、増えたからと言ってその辺に放流するのは絶対してはいけません。

増やす場合には注意したいところですが、金魚はレッドラムズホーンの稚貝を食べてしまうので、金魚を飼っている場合は数を抑える事も可能です。

しかし一説によると、水槽や飼育容器の大きさに応じた数しか繁殖しないという情報もありましたので、ある程度増えたら繁殖が緩やかになるのではないかとも考えられます。

また、レッドラムズホーンの特長として、性転換する事が出来る点です。

ヒメタニシには無いこの特徴ですが、レッドラムズホーンは2匹いればどちらかがオスとメスになるように性転換され、繁殖することができるんです。

 

 

環境適応応力が高い

レッドラムズホーンは生命力が強く、ちょっとやそっとの事では死にません。

通常購入してきた生き物を水槽に入れる際に、水質の変化で死んでしまう個体もいる中、レッドラムズホーンはかなりタフです。

新しい環境にもすぐに適応できるくらいタフですので、弱酸性から弱アルカリ性まであらゆる水質にまで適応できます。

これにより買ってきたレッドラムズホーンが、いきなり死んでしまったというのはほとんど無いかと思います。

また越冬できるという特徴もレッドラムズホーンの良い所だと思います。

 

 

動くのが速い

貝は通常動きが遅いので、苔取りに掛かる時間もそれなりに長くなってしまいます。

しかしレッドラムズホーンは動くのが速いという特徴があります。

といって貝ですので、そんなにさっさと動くわけでもないですが(笑)

タニシと比べるとやや早い程度だと思っておいて良いでしょう。

 

 

水草を食害しない

レッドラムズホーンは水草を食害することもありません。

ただし、とても柔らかい水草なら食べてしまう可能性もあるようですね。

 

 

他にも色んな色がある!?

レッドラムズホーンだけではなあく、ブルーラムズホーンやピンクラムズホーンといったように、その色も多種多様です。

レッドラムズホーン自体が突然変異個体ですから、他の色に突然変異することもあるわけですね。

この事からも、ラムズホーンの繁殖を楽しむために飼育する人もいるくらいです。

しかしそのようなラムズホーンは放っておくと色が原種のものに戻ってしまう事もあるので、奇麗な色のラムズホーンを維持したい場合はきれいな個体を選別して繁殖させた方が良いと言われています。

 

 

まとめ

レッドラムズホーンはインドヒラマキガイのアルビノ種を固定した貝で、苔取り要員としてとても優秀なので人気があります。

色が赤色で水槽に入れておくときれいに映えるのでタニシよりも色合いではおススメです。

 

とても大食いで動く速さも早いので、その分たくさんの苔を早く食べて除去してくれます。

繁殖力が高く、少ないレッドラムズホーンでも数か月もすれば数百匹にまで増えますし、性転換する能力もありますので2匹いればどんどん増えます。

水槽の環境にもすぐに適応できるほどタフなので、すぐに死んでしまう事はあまりないので初心者にもおススメの貝ですよ。