夏の風物詩と言えばセミの鳴き声ですよね!

日本国内でも本当にたくさんのセミが生息しており、その数は細かく分類すれば30種類にもなるようです。

世界中にはなんと1600種類ものセミが生息しており、その鳴き声も多種多様で面白いものです。

そんなセミたちなのですが、成虫は普通に見かけるのに、幼虫たちは見かける事がないように感じませんか?

よく「セミの抜け殻」は見かける事がありますが、動いている幼虫を見かける事はほとんど無いかと思います。

そこで今回は、セミの幼虫の羽化や羽化を開始する時間、場所、羽化にかかる時間について詳しく調べてまとめてみました。

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セミの幼虫はどこにいる?

セミの幼虫は長い間地中に生息していて、その期間は1年~5年ととても長いものがあります。

ずっと地中で暮らしていますので、地上で幼虫を見かける事はほとんどないのです。

しかしそんな幼虫を見る事ができるチャンスが一度だけあります。

それは「羽化するために地上に出てきた時」ですね。

貴重なセミの幼虫を見られるのはこの羽化直前のみですので、一度羽化の瞬間を見てみたい!という方はこれからご紹介する情報は目からウロコかもしれませんよ!

 

セミの幼虫の羽化の時間はいつ?

ではセミの幼虫はいったいいつ地上に出てきて羽化を開始するのでしょうか。

それは「夜」なのです。

セミの幼虫はとてもデリケートな体で、幼虫が地上に出てきたら危険がたくさんあります。

天敵に狙われて命を落とすものもたくさんいるのです。

セミの幼虫の天敵とは、主にトカゲや鳥、クモやスズメバチなどがいます。

ですのでこれらの天敵が少なくなる夜を狙って羽化の準備をするのです。

そりゃあ生きているセミの幼虫を見かけないのも頷けますよね。

地中から地上に出てくるのは気温が下がり始めた夕方が多く、夕暮れに林に行ってみると木を登っている幼虫を見る事ができるかと思います。

 

セミの幼虫の羽化にかかる時間はどれくらい?

セミが羽化を開始してから完了するまでにかかる時間は、およそ2時間と言われています。

羽化を開始する時間は午後8時くらいが多く、2時間後の午後10時にはもう翅が伸びきっている状態になっていることがほとんどです。

この後じっくりと翅を乾かし、体がガチッと出来上がり、翌朝天敵になる動物が活動を開始する頃には飛び立つことが可能になるのです。

 

セミの羽化は失敗する確率が高い!?

セミが羽化に成功する確率は決して100%ではなく、むしろ半数以上のセミが羽化に失敗していると言われているのです。

また無事羽化を開始できたのに、途中で失敗して死んでしまうセミは60%以上にもなると言われているのです。

では、セミが羽化に失敗する要因とはどのようなものがあるのでしょうか。

羽化の最中に落ちてしまった

セミが羽化をする場所は木の幹や枝、葉っぱなど実に様々です。

無事に羽化を開始できたとしても、何らかの要因で地面に落ちてしまう場合があるのです。

セミが羽化のために体を支えているのは、足の爪のみになります。

その力はそれほど強くはないので、ちょっとした衝撃でも落ちてしまう事が結構あるのだとか。

それは風であったり、自然現象が要因になることも多いのです。

落ちてしまったセミは残念ながら100%助かることはありません。

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体力を消耗してしまった

セミの羽化には大変な体力を必要とします。

幼虫は羽化に必要な体力を十分に蓄えてから地上に出てくるのですが、何らかの要因で体力を必要以上に消耗してしまった場合、羽化を完結させる前に体力を使い果たしてしまい、そのまま死んでしまうというものです。

セミは木を登って羽化をするのですが、あまり高くに登り過ぎると体力を小毛するとされ、多くのセミが羽化する場所に選ぶ高さは60㎝以下の高さである場所が多いのです。

高い木の上で羽化すれば安全なのですが、セミからすれば結構無謀な事だったのですね。

また天敵から逃げるのに体力を消耗することも少なくありません。

無事に逃げ切れたとしても、最後まで羽化できない事が多いと言われているのです。

地上に出てきた場所が悪かった

セミがいるのは木々がいっぱいの自然の中だけとは限りません。

町中などではコンクリートが多い場所でも結構セミが羽化しているものです。

そんな場合だと、羽化できる場所を探すのにも一苦労しそうですよね。

溝にハマってしまって脱出できずに死んでしまったり、そもそも羽化できそうな場所にたどり着けずに死んでしまうなど、危険は自然の中よりも遥かに多いと言えます。

 

セミの羽化は自由研究にもおススメ!?

夏休みの宿題と言えば、「自由研究」ですよね。

アサガオの観察など、色んなネタがあるかと思いますが、セミの羽化もかなり良い研究課題になると思います。

あまり見かけないセミの羽化に関して題材にすれば、珍しがられるかもしれませんよ?

セミの幼虫を見つけに行くときは、夕方に行くようにしましょう。

幼虫を見つけたらそっと捕獲するようにし、絶対に乱暴には扱ってはいけません。

家に帰ったら、幼虫が掴まりやすい場所に留まらせてあげましょう。

おススメはカーテンなど、繊維などの爪が引っかかりやすいものが良いですね。

部屋の乾燥には注意し、明かりは薄暗くなるように調整してあげると羽化に成功しやすいと言われています。

そのままそっとしておくと、そのうち羽化を開始するかと思いますので、じっくり観察してみましょう。

2時間かけて羽化を行いますので、とっても観察しやすいのでセミの羽化の自由研究はかなりおススメだと言えます。

無事に羽化出来たら自然の中に放してあげましょう。

セミは飼育がとても難しい昆虫ですし、せっかく羽化できたのに自由に飛び回れないのはかわいそうですよね。

セミを捕まえて、観察が終わったら逃がしてあげるのが良いのです。

 

まとめ

セミの羽化には様々な危険が伴います。

少しでも危険を回避するために、セミは夜中に羽化をする習性がああるので昼間に幼虫を見かける事はないでしょう。

しかし夕方に林に行くと、羽化の準備をしている幼虫に出会う事ができます。

羽化が始まっても100%成功するわけではなく、60%くらいの確率でしか成功しないとも言われているくらい、セミにとって羽化する時期はとってもデリケートな時期だと言えるのです。

セミの幼虫の観察はとても神秘的で目を惹くものがありますが、セミの飼育はほぼ不可能ですので観察が終わったら自然に放してあげるようにしましょう。

 

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