ウーパールーパー

ウーパールーパーという生き物をご存知ですか?

とってもひょうきんな表情を見せてくれる、可愛らしい両生類です。

女性にも大人気になっているウーパールーパーですが、簡単に飼育できるのでしょうか。

今回はそんなウーパールーパーの飼育方法を初心者におすすめの飼い方も含めて調べてまとめてみました。

なおウーパールーパーってどんな生き物なのかについては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 

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ウーパールーパーの飼育で必要なもの

水槽

ウーパールーパーは最初は小さくても、寿命がながく成長すると大きくなります。

水槽は大きい方が良いかと思います。大きさは45㎝の水槽があれば最低限の広さは確保できますが、可能であれば60㎝の水槽があれば大きくなっても十分なスペースを確保できますよ。

0㎝の水槽であれば、2~3匹ほどのウーパールーパーを一緒に飼育することができます

 

隠れ家

ウーパールーパーは臆病な性格をしていますので、安心して隠れられる隠れ家を用意してあげましょう。

実はウーパールーパーは前進は得意ですが、後退が苦手という特徴を持っています。ですので土管のような、通り抜けられるような形状の隠れ家を選んであげましょう。

 

流木、水草、石

レイアウト用にあるときれいです。注意点としては、先のとがった流木などはウーパールーパーには少々危険だと言います。あまりとがっていない形状のものを用意しましょう。

 

水温計

ウーパールーパーの適温は15℃~20℃とされています。温度管理は冷たくても10℃、暖かくても25℃までの間で管理すると良いでしょう。

しっかりと温度管理を行う事がウーパールーパーを長生きさせる秘訣でもありますので、水温計はしっかり計測できるものを用意しましょう。

 

ろ過器

水質をきれいに保つのに必須になります。

小さい容器で飼育できるくらい幼いウーパールーパーの場合は水替えを頻繁に行うため必要ありませんが、水槽で飼育する場合は酸素補給の役割も担いますので用意しましょう。

 

底砂

水槽の底に敷く砂を用意すると見た目がきれいでおススメです。

しかし水槽のゴミをスポイトで取る時に、砂が邪魔で掃除しずらいという理由で底砂をあえて敷かない人も多くいるようです。

底砂のタイプはどのようなものでもOKですが、注意点があります。ウーパールーパーは餌を食べる際に砂も一緒に飲み込み、後で吐き出すという習性があります。

底砂が角ばっていたりすると、うまく吐き出せずに死亡してしまうケースもあると言います。

底砂を敷く場合は吐き出しやすい細かいタイプの砂にするか、飲み込めない玉砂利のようなものを敷く方法がおすすめです。

 

カルキ抜き

水道水は塩素を含みますので、塩素(カルキ)を抜いて中和してあげる必要があります。

 

ピンセット

ウーパールーパーに餌を与える際にあると便利です。ピンセットで与えられるくらい馴れてくれればとっても可愛いですよ。

 

スポイト

水槽の掃除をする際に必要です。水槽掃除用の長いスポイトが売っていますので、そちらを使用すると便利でしょう。

 

照明

無くても飼育はできますが、あると水槽を明るく照らし、観察する際にもとてもきれいでおススメです。

LEDタイプの照明がたくさん売られていますので、好みのものを1つ用意しておくと良いかと思います。

 

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ウーパールーパーの水槽の水換え

水換えに関してはいくつかの方法がありますので、飼い方によって使い分けましょう。

 

換水法

ウーパールーパーの入っている水槽の水をすべて換えてしまう方法です。水換えの頻度は、小さい容器だと毎日、ちょっと大きい容器だと2~3日に一度くらいの頻度で水をすべて換えましょう。

比較的小さい容器で飼育している場合は換水法で飼育すると簡単でお手軽です。水換え手順は以下の通りです。

1.新しい水を入れた容器を用意し、水は事前にカルキ抜きしておき、温度も調節しておきます。適温は20℃前後です。
2.新しい容器にウーパールーパーを入れます。
3.古い容器の水を捨てて容器を洗います。

水換えのタイミングは餌を与えてから2~3時間後に、ウーパールーパーが糞をした後がベストタイミングです。

糞をする前だと水換えした後に糞をしてしまい、せっかく換えた水が汚れてしまいます。

 

ろ過法

熱帯魚の飼育でよく見る、バクテリアによって水槽をろ過して、水をきれいに保つ方法です。

ろ過器を水槽に入れてレイアウトします。この方法では水は全量換える必要はなく、バクテリアが繁殖してからは1~2週間に一度の頻度で、水槽の半分の水を換えるようにします。

水槽を丸洗いすることがないですので、底砂にたまった糞や食べ残しなどの汚れを、スポイトなどでしっかりと取り除いてやる必要があります。

 

ウーパールーパーの餌の与え方

餌は2~3日に一度頻度でピンセットで与えるようにします。

ただ、絶対に食べ残さないように調整しながら与えてください。注意点として複数飼育している場合は、しっかりと餌を与えておかないとウーパールーパー同士で共食いしてしまう恐れがあります。

またウーパールーパーは両生類ですので、餌があればあるだけ食べてしまうので食べすぎてしまうことがあります。与えすぎにも注意が必要です。

 

餌の種類

自然界のウーパールーパーは小魚などを捕食していますが、飼育する場合の餌はウーパールーパー用に開発された人工飼料を与えておけば安心です。

人工飼料はいろいろなサイズがあり、ウーパールーパーの大きさによって粒の大きさを選んであげましょう。

その他の餌としては、赤虫やイトミミズ、ブラインシュリンプなどがあります。おやつとしてメダカや金魚などの小魚を与えると喜んで食べるでしょう。

しかし食べ残すと小魚にエラをつつかれるトラブルも報告されてしますので、こちらもしっかりと食べきれる量を与えるようにしましょう。

 

ウーパールーパーの複数飼育

一つの水槽で複数匹のウーパールーパーを飼育できるのでしょうか。

まだ幼い小さなウーパールーパーの場合は、大きさに差がある個体同士を一緒にしておくと共食いの危険性が高いそうのですが、ある程度育ってくると共食いもしなくなるそうです。

個体のサイズの差に注意すればウーパールーパーの複数飼育は可能なようですね。

大人になってからも、餌不足になったりするとお互いに噛み合ったりしてケガをしたりしますので、餌はしっかりと与えましょうね。

 

他の魚との混泳はできるの?

熱帯魚などと一緒に飼うことはできるのでしょうか。

実際には熱帯魚は適温が30℃前後ですので、ウーパールーパーには水温が高すぎて一緒に飼うのは無理があるようです。

比較的低温で飼育できる魚であれば一緒に飼育できるようですが、魚が小さいと餌として捕食されてしまう恐れもあります。

ウーパールーパーと同じくらいの大きさの魚であることが前提条件になるでしょう。

しかし何が起こるかわかりませんので、やはりウーパールーパーのみで飼育する方が無難だと言えますね。

 

まとめ

ウーパールーパーを長く元気な状態で飼い続ける秘訣は、「水質の維持」なのです。

水換えに関しては2通りの方法がありますが、容器が小さい場合は「換水法」で飼育できます。

大きい水槽で飼育する場合はバクテリアで水槽ろ過を行う「ろ過法」で飼育しましょう。

どちらの場合も餌やりの後の食べ残しによる水の汚れや、糞尿による水の汚れなど、水が汚れる要因はたくさんあります。

出来る限り水をきれいに保てるように水換えはしっかり行いましょう。

ウーパールーパーを複数飼育する場合は、個体のサイズ差に注意しましょう。

特に幼いウーパールーパーの場合には注意が必要で、あまりにサイズが違うと共食いしてしまいます。

また餌が足りていない場合でも共食いしてしまうことがありますので、しっかりと餌を与えましょう。両生類であるウーパールーパーは餌を食べすぎてしまうことがありますので、与えすぎにも注意しましょう。

注意点をしっかり理解した上で飼育してあげれば、長く飼育することができるペットです。

お部屋のインテリアにもとってもおすすめなウーパールーパー。一度飼育してみてはいかがでしょうか。